1. ミョウガのカロリーは低い?

薬味や料理のアクセントとして重宝するミョウガ。いままでカロリーを気にして食べたことはあるだろうか?ミョウガのカロリーや糖質量を解説していこう。
ミョウガのカロリー
ミョウガのカロリーは、100g当たり12kcalである。ほかの薬味と比べた場合、大葉は37kcal、ネギは34kcalであることから、カロリーが低いことが分かるだろう。では、なぜこんなにカロリーが低いのだろうか。それは、ミョウガのおよそ95%が水でできているからだ。
では、ミョウガのカロリーを1個当たりに換算するとどうだろうか。中サイズのミョウガはだいたい14g前後あり、カロリーは2kcalほどである。
ミョウガの糖質量
カロリーが低いと分かったミョウガだが、糖質量はどうなのだろうか。ミョウガの糖質量は、100g当たり0.5gとなっている。野菜の中でも糖質が少なく、1個当たりに換算すると糖質量はほぼ0といえる。
つまり、ミョウガはカロリー・糖質量ともに低い食材だといえるだろう。
2. ミョウガのカロリーや成分は体重制限中向き?

さきほど、ミョウガのカロリーや糖質が低いことがわかった。では、ミョウガに含まれている成分は体重制限中に向いているのだろうか?それでは、詳しく見ていこう。
ビタミンB群
ミョウガには、減量中に欠かせない成分である炭水化物をエネルギーに変換してくれるビタミンB群が含まれている。ビタミンB群は、1種類ではなく複数の種類を摂取したほうが好ましいとされているが、ミョウガにはB1をはじめ、ビタミンB2、B6など多数のビタミンB群が含まれている。ただしビタミンB群は水溶性のため、水にさらすことで流出してしまうので注意してほしい。
ミネラル類
水分に次いで多い成分が、ミネラル類だ。中でもカリウムは、体内で増えすぎた塩分の排出を促す働きがある。そのため、高血圧予防やむくみ対策としても効果が期待ができる。また、ミョウガはカリウムの体内での働きに深く関係するマグネシウムも含まれている嬉しい食材だ。さらに、筋肉を保つためのたんぱく質の合成やホルモンに関係している亜鉛も含まれている。
アルファピネン
ミョウガ独特の香りの成分である、アルファピネン。アルファピネンには、発汗作用や解毒作用などの効果が期待できるといわれている。また、食欲増進効果もあるので注意しておこう。
ミョウガは95%以上が水分でできているため、カロリーは低いが栄養価が高い野菜とは言い難い。しかし、ミョウガはカロリーが低く減量中でも向いている成分が多数含まれている。普段の食事にミョウガを加えて減量効果をプラスすることがおすすめだ。
3. ミョウガを使った料理のカロリーは?

ここではミョウガを使った料理とその一人前当たりのカロリーを紹介していこう。
ミョウガの味噌汁[14kcal]
ミョウガだけを使ったシンプルな味噌汁。ミョウガの香りや味をしっかりと楽しむことができ、低カロリーの一品だ。ミョウガのほかにも、豆腐や玉ねぎ、わかめなどを入れても美味しく食べられるだろう。
うざく(うなぎとキュウリの酢の物)[45kcal]
栄養価が高いうなぎと香りのよいミョウガをさっぱりとした酢で味付けしているため、食欲がない時にもおすすめしたい。キュウリの緑とミョウガの赤が彩りよく、副菜にはぴったりだ。
ミョウガの肉巻き[249kcal]
ミョウガを豚肉で巻いて作るミョウガの肉巻き。1個当たり32.4gだが、1人前3個と計算するとおよそ249kcalにもなる。カロリーが気になる場合には、脂質の低い部位の肉を使うとよいだろう。
ミョウガの甘酢漬け[21kcal]
ミョウガの甘酢漬けはそのまま食べても美味しいが、薬味として使うとまた違った味を楽しむことができる。ミョウガの甘酢漬けを作る際には、食感が残る程度にミョウガを茹でることが重要だ。
ミョウガ自体はカロリーが低いが、合わせる食材によってはカロリーがかなり変わってくる。さっぱりとしたものから脂っこいものまで合うミョウガだが、体重制限中であれば合わせる食材にも気をつけたいところだ。
結論
ミョウガは成分のほとんどが水分のためカロリーが低く、体重制限中でも安心して食べることのできる食材だ。薬味としてだけでなく、普段の食事にうまく取り入れることによって、よりミョウガを楽しむことができるだろう。
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