1. 水晶文旦はどんなフルーツ?美味しい時期は?

水晶文旦は高知県の特産品だ。柑橘類である文旦のひとつで、大きい実が特徴だ。なお、同じく高知県産の品種に土佐文旦があり、水晶文旦とは区別される。
すっきりとした味が特徴
甘さはやや控えめで酸味が強いが、すっきりとした味わいを楽しめる。水気は多くなく、実は固めだ。しかし同時に弾力があり、心地よい歯ごたえを楽しめるのが嬉しい。
美味しい時期は秋から冬頃
水晶文旦が出回るのは主に秋から冬にかけてとされる。文旦は本来冬から春頃に収穫されるが、水晶文旦はハウス栽培で作られるため、時期をずらすことができるのだ。
2. 水晶文旦の選び方・保存方法

水晶文旦をよりよく味わうために、美味しいものの選び方や保存方法について知っておこう。どちらも簡単なので、ぜひおさえたい。
美味しい水晶文旦の選び方
まず重要なのは、重さだ。美味しい水晶文旦は、手に持つとずっしりとした重みがある。そのため、手に取るだけで美味しいものをおおまかに見分けられる。
また、皮も見分けるためのポイントだ。美味しいものは皮に張りがある。一方で皮が柔らかくふにゃふにゃしているものは、避けたほうがよい。
水晶文旦を選ぶ際は、手に取って重さを確かめ、跡がつかない程度に軽く押して皮の感触を確かめるのがおすすめだ。こうすれば100%とまではいかないまでも、美味しいものを選べるはずだ。
保存方法
水晶文旦は、比較的保存しやすい。直射日光を避けること、風通しのよいところに置くことを守れば、長く保存できる。目安として1~2ケ月程度保存できるが、ときどき触ったりにおいを確かめ、鮮度を確認したい。
冷蔵庫でも保存できるが、水晶文旦は乾燥に弱いため、たとえばビニール袋でくるむなどして対策したい。冷やし過ぎるのも味を壊す可能性があるので、基本的には常温で保存するのがよいだろう。
3. 水晶文旦の食べ方は?

水晶文旦は皮が厚く、みかんなどと比べればむきにくい。どう食べればよいかをおさえておこう。
包丁を使えば簡単
包丁で水晶文旦の上部と底を水平に切り落としてしまおう。実まで切る必要はないが、ある程度厚く切るほうがむきやすくなる。
その後、皮に縦にいくつか切り込みを入れていけばよい。うまくいけば、切り込みに沿って手で皮をむけるようになる。包丁を使って切るようにむくこともできるが、実を大きく削いでしまわないように気をつけたい。
水晶文旦の薄皮は苦いので、むいて中身を取り出して食べよう。
手でも一応可能
包丁を使わず素手で皮をむくのも一応可能だ。ただ、むくのに力がいる。とくに、最初に皮に指を入れるのが難しい。なるべく包丁を使うのがおすすめだ。
4. 水晶文旦の残った皮はマーマレードにすると絶品!

水晶文旦を食べると、皮が大量に残る。捨てるのもよいが、マーマレードなどに加工すれば美味しく食べられる。時間や気力に余裕があれば、捨てずに食べるのもアリだ。
白い部分を取り除く
皮の白い部分は、苦みが強く、マーマレードに使うのはおすすめできない。あらかじめ取り除いておこう。あくまで皮の外側を使う。
アク抜きをしてから煮込む
水晶文旦の皮を千切りにし、煮込む。皮にはアクが含まれるので、まずは下茹でしてから水にさらし、アク抜きをするのがおすすめだ。その後に砂糖と一緒に煮込んでいけばよい。
文旦1個分の皮で、無理なく使いきれる量のマーマレードを作れるはずだ。独特のほろ苦さがクセになるかもしれない。とくにマーマレードが好きな人は、水晶文旦を使って味の違いを楽しんでいただきたい。
結論
水晶文旦はさっぱりとした味や食感が魅力のフルーツだ。ずっしりとして皮に張りがあるものを選べばほぼ間違いない。包丁を使えば皮むきも簡単で、手間をかけずに食べられるはずだ。文旦ならではの酸味を楽しむのはもちろん、皮も一緒に味わっていただければ幸いだ。
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