1. ラテアートの描き方

ラテアートの描き方には2種類ある。フリーポアとエッチングのそれぞれの技法を紹介しよう。
フリーポア
フリーポアとは、ミルクを注ぐ際の対流を利用し、カップの表面に絵柄を生み出す方法である。バリスタやカフェの店員が、ミルクピッチャーとカップを持ち、手先を繊細に動かしながらカップに注ぐ場面は誰もがイメージできるだろう。ピックやシロップなどを使わないシンプルな技法であるため、作り手の技術が顕著に表れる。ハート型やリーフ型などが代表的な絵柄である。
エッチング
一方のエッチングは、ピックなどを使用してカップの表面に絵柄を直接刻み込む方法である。フリーポアに比べ自由度が高く、表現できるアートの幅がぐっと広がるのが特徴的だ。動物やキャラクター、文字を書くこともできるため、よりメッセージ性の高いラテアートを楽しむことができる。
2. 簡単ラテアートの作り方〜エスプレッソ編〜

カフェラテは、エスプレッソコーヒーと泡立てたミルクの2層で作られる。それぞれ本格的なマシンがなくても、簡単に再現できる方法を紹介しよう。
まず、エスプレッソコーヒーを作るのに用意するのは、インスタントコーヒーとお湯だけだ。カフェラテにはミルクをたくさん使うため、普段よりも濃いめのインスタントコーヒーを少量作ることをイメージしていただくとよいだろう。
また、インスタントコーヒーをココアや抹茶などほかのドリンクに変えることで、コーヒーが苦手な人や子どもでもラテアートを楽しむことができる。
また、インスタントコーヒーをココアや抹茶などほかのドリンクに変えることで、コーヒーが苦手な人や子どもでもラテアートを楽しむことができる。
3. 簡単ラテアートの作り方〜ミルク編〜

エスプレッソコーヒーの次にミルクを用意する。用意するのは、60℃程度に温めたミルク、計量カップ、ミルクフォーマーだ。
ミルクフォーマーは、100均でも売っている商品で手軽に手に入れることができる。ミルクフォーマーを使って牛乳を泡立て、計量カップなどの注ぎ口のついた容器に移す。続いて、先程のエスプレッソコーヒーが入ったカップにミルクを注いでいく。カップから遠い位置からミルクを注ぐと下のほうに沈み、カップに近い位置から注ぐと、ミルクの泡が表面に浮かび上がってくる。
まずは、ミルクの泡が円になるように注いでみよう。きれいな円ができたら、ハート型やリーフ型、ピックを使った絵柄などにも挑戦していこう。
4. 番外編 3Dラテアートの作り方

カップの表面のラテアートだけでなく、ミルクの泡で立体的に形作られる3Dラテアートを提供するカフェも増えている。実はこの3Dラテアートも、家で簡単に再現することができるのだ。
先程の要領でカフェラテを作ったあと、残ったミルクの泡を1分ほどそのままにしておく。すると、固さが出てしっかりとした泡ができあがる。固まった泡を、スプーンを使って形を整えながらカップの表面に立体的になるようにのせていく。チョコソースなどで模様を足したら3Dラテアートの完成だ。
結論
いかがだっただろうか。ラテアートを施せば、いつものコーヒー時間も特別な気分に変わること間違いなしだ。ほっと一息つきたい時や、友人を自宅に招いた時など、普段とは一風変わったおうちカフェタイムをぜひ楽しんでみてほしい。
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