1. 最旬スイーツ!バターサンド

2020年のトレンドスイーツのひとつに挙げられるバターサンド。執筆現在、Instagramでハッシュタグ検索したところ5.2万件アップされている。昨年、ネクストトレンドと目されていたチーズティーの4.2万件をすでにしのぐ勢いだ。この人気を牽引したのが、PRESS BUTTER SANDだ。焼きたてチーズタルトの専門店を経営するBAKEが、2017年に立ち上げたブランドで、瞬く間に人気を集め、行列店の仲間入りを果たした。販売しているのは、プレス機で挟んで適度に油分を抜いた箱型クッキーで、バタークリームとキャラメルを挟み込んだ新しいタイプのバターサンド。ギフトブランドとして商品開発を行っており、パッケージも無駄なくオシャレ。男性が持っても違和感のないモダンな佇まいは、ほかとは一線を画している。
焼き立ても!
このPRESS BUTTER SANDの登場により、バターサンドはトレンドスイーツに躍り出た格好だ。PRESS BUTTER SANDは、全国各地にその販路を広げている。オンラインストアも充実。その一方で、店舗限定で焼き立てを提供している。PRESS BUTTER SANDのバターサンド人気は、まだまだとどまるところを知らないといえそうだ。
続々登場
PRESS BUTTER SANDの人気に後押しされるよう、多くのバターサンドが登場している。老舗フルーツ店の千疋屋は、フレッシュバターのクリームにドライフルーツを混ぜ込んだ色鮮やかなバターサンドを発売。製菓の名店シュガーバターの木でもバターサンドが進化を遂げている。また同店では、セブンイレブンとの共同開発商品も存在する。バターサンドがコンビニエンスストアでも購入できる時代になったのだ。
2. バターサンドの美味しさ

六花亭
バターサンドの美味しさ、魅力を語るうえで、外すことのできない存在が六花亭である。北海道の銘菓六花亭のマルセイバターサンドは、バターサンドの金字塔のような存在。現在でも多くの人に愛され、全国各地の催事などでも常に人気の商品だ。マルセイバターサンドが登場したのは、なんといまから43年前。当時の屋号「千秋庵帯広支店」から社名変更をした際、その記念として発売された。十勝開拓のパイオニア依田勉三を中心とした晩成社が作り出したバター「マルセイバタ」にちなんでこの名がつけられたという。
ロングセラーに秘密
マルセイバターサンドが長く愛される理由は、やはり美味しさにある。専用の小麦で作ったやわらかなビスケットでサンドしたのは、北海道産100%で作ったバタークリームとホワイトチョコレート、レーズンを合わせた特別なフィリング。ちょうどいい大きさも魅力だ。パッケージのレトロ感もいい。
進化した味
六花亭のバターサンドには、レーズンが加えられている。バターサンドといえば当初は、このレーズン入りが主流であった。対して、今年トレンドを迎えたバターサンドは、よりシンプルに仕上げたものが多い。固定概念を切り崩し、進化した味だからこそ、トレンドになったのかもしれない。ともあれ、変わらないのはちょうどいい大きさとバターのまろやかな甘みが感じられること。クッキーとの相性も各々にこだわりが感じられる。
3. 最新バターサンド事情

バターサンドは、まだまだ人気継続中。新たなトレンドは厚みのあるもの。よりフォトジェニックな仕上がりで、 SNSでも映えることから非常に人気が高まっている状況だ。前述の千疋屋メイドのバターサンドも厚みたっぷり。また、フルーツを加えるなどして、カラフルに仕上げたものも多い。形も四角だけでなく、丸いタイプも登場。進化が止まらない情勢だ。
TABLES
大阪のTABLESで販売されているHORIE BUTTER SANDはキューブ型が特徴。サクサクの生地で分厚いバタークリームをサンドしている。レーズン入りとフリーズドライのイチゴ入りのタイプがあり、それぞれギフトにもいいルックスだ。
結論
バターサンド人気は、まさに飛ぶ鳥を落とすような勢いだ。とにかく幅広いバターサンドが販売されているので、まずはタグ検索をしてお気に入りを見つけるもよし、定番からせめてみるもよし!とにかく一度味わってみてほしい。お茶やコーヒーにはもちろん、酒にも合う大人のお菓子だということが、おわかりいただけるはず!
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