1. 大学芋は太る?カロリーや糖質はどれくらい?

大学芋に使うさつまいものカロリーは、皮つきの生の状態で100gあたり140kcal。そこに砂糖や醤油、揚げる際に使う油のカロリーが加わるためかなりのカロリーになる。大学芋のカロリーは、100gあたり231kcal程度。さつまいものカロリーのほかに、砂糖や油などで100kcalほどプラスされている計算になる。砂糖は上白糖の場合100gあたり384kcal、サラダ油は100gあたり921kcalとどちらもハイカロリー。油で揚げたさつまいもにたっぷりの砂糖で作った飴を絡める大学芋は必然的にハイカロリーになってしまうのだ。大学芋1個あたりのカロリーは、約20gと考えるとおよそ46kcalの計算になる。
大学芋の糖質は?
大学芋に含まれる糖質は、100gあたり約38gとかなり高い。さつまいもの皮つき、生の状態での糖質は100gあたり30.3g。さつまいものみの糖質を見ても、かなり高いことが分かるだろう。砂糖はほとんどが糖質でできているため、さつまいもの糖質に飴の部分の糖質が加わって高い糖質量になってしまうのだ。
2. 大学芋はカロリーだけじゃなく栄養価も高い?

大学芋はカロリーも糖質も高いため、食べるのを躊躇してしまうだろう。しかし、じつはカロリーだけでなく栄養価もとても高いのだ。大学芋に使われているさつまいもには豊富な食物繊維やカリウム、ビタミンなどが含まれている。食物繊維は生の皮つきで100gあたり2.8g、カリウムは380mg、ビタミンCは25mgとどれも豊富。食物繊維はお腹の調子を整え、カリウムは身体の水分量を調整するとされている。ビタミンはビタミンCだけでなくビタミンEなども含まれているため、さつまいもは栄養価が高いといえるだろう。
さつまいもに含まれる「ヤラピン」
さつまいもには、特有の成分であるヤラピンが含まれている。生のさつまいもを切った際に出る白い液体がヤラピンで、加熱にも強い栄養素だ。ヤラピンには食物繊維と同じ整腸効果が期待できるため、大学芋は便秘などに悩んでいる人にもおすすめの食べ物(※1)。ヤラピンはさつまいものみに含まれる成分なので、ほかの野菜などでは摂取できない貴重な栄養素なのだ。
3. 大学芋をカロリーオフする方法は?

大学芋のカロリーが高くなってしまうのは、たっぷりの油で揚げていることと砂糖たっぷりの飴を絡めているから。そのため、カロリーを抑えたいのであればこの2つのポイントに注意すればよい。
揚げずに作る大学芋
大学芋は揚げなくても美味しく作れる。小さめにカットしたさつまいもを水にさらし、水気を切っておく。フライパンに少量の油をひいて揚げ焼きにすれば、カロリーがカットできる。また、レンジで加熱したさつまいもを使う方法もある。カットしたさつまいもをレンジで柔らかくなるまで加熱してから飴を絡めれば、油を使わずに大学芋が作れるのだ。カリカリにしたいときは、レンジで加熱してから、薄く油をひいたフライパンで軽く焼き目を付けるとよい。
飴の量を少なくする
飴の部分はカロリーも糖質も高いため、量を減らすだけでカロリーの低い大学芋になる。飴をいつもの半分程度にするだけでも、かなりカロリーオフできるだろう。さつまいも自体に甘みがあるため、飴が少なくても十分美味しい大学芋になる。はちみつなどを使うと、風味がプラスされて甘みが控えめでも十分美味しく食べられるはずだ。
さつまいもは皮をむいて使う人も多いが、皮ごと使ったほうが食べごたえもあって栄養価も高い。ぜひ皮ごとで調理してみよう。
結論
大学芋は甘くて美味しく、かなりカロリーが高いイメージがある。確かにカロリーも糖質も高いが、栄養価も高いため食べすぎなければ問題ないだろう。また、作り方を工夫すればカロリーオフしながら美味しい大学芋が楽しめる。皮ごと調理したさつまいもは栄養価が高く、香りも食べごたえもアップするのでぜひ試してみてはいかがだろうか。
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