1. あんこう鍋とは?

あんこう鍋とは、アンコウ(キアンコウ)をメイン具材に使った鍋料理のこと。東日本でよく食べられている鍋料理であり、特に茨城県や福島県の名物鍋料理として知られている。あんこう鍋の味付けには味噌味、醤油味、水炊きなどがあり、アンコウの身と季節の野菜、豆腐、白滝などを煮込んで作ることが多い。「初めてアンコウを食べる」という人にとってもおすすめの料理となっている。
2. あんこう鍋(味噌味)の作り方

スーパーで売られているあんこう鍋セットは、食べやすいよう身や肝が分けられた状態で売られていることが多い。そんなアンコウに加えて白菜、長ネギ、豆腐、酒、味噌などを用意しよう。これらを準備したら以下の手順を参考に、アンコウを下処理して、美味しいあんこう鍋を作ってみよう。
アンコウの下処理・手順
1.アンコウの肝には酒を振りかけておく
※30分経ったらキッチンペーパーで拭く
2.ボウルに乗せたザルにアンコウの身を置く
3.アンコウの身に熱湯をまんべんなくかける
4.身が白くなったらすぐに氷水に1分つける
5.キッチンペーパーで水分をよく拭き取っておく
※30分経ったらキッチンペーパーで拭く
2.ボウルに乗せたザルにアンコウの身を置く
3.アンコウの身に熱湯をまんべんなくかける
4.身が白くなったらすぐに氷水に1分つける
5.キッチンペーパーで水分をよく拭き取っておく
あんこう鍋の作り方・手順
1.叩いたアン肝をフライパンで炒める
2.炒めたアン肝に味噌・酒を加えて炒める
※アン肝と調味料が馴染んだら火から下ろす
3.土鍋に野菜類とアンコウ、(3)を入れる
4.弱火にかけて沸騰してから15分ほど煮たら完成
※アンコウから出るアクは取り除くようにする
2.炒めたアン肝に味噌・酒を加えて炒める
※アン肝と調味料が馴染んだら火から下ろす
3.土鍋に野菜類とアンコウ、(3)を入れる
4.弱火にかけて沸騰してから15分ほど煮たら完成
※アンコウから出るアクは取り除くようにする
3. あんこう鍋の締めに合う食材

あんこう鍋の締めには白飯やうどんなどがよく合う。そこで最後まであんこう鍋を楽しめるよう、それぞれの作り方のポイントについて確認しておこう。
その1.白飯(あんこう鍋の雑炊)
雑炊は、あんこう鍋の締めとしておすすめ。作り方は残ったあんこう鍋を一度沸騰させて、軽く水洗いした白飯を入れる。それから溶き卵を流し入れて、小ネギを散らしたら出来上がり。あんこうのうま味がたっぷりで、非常に美味しく食べることができる。
その2.うどん(あんこう鍋うどん)
うどんもあんこう鍋の締めに合う。作り方は残ったあんこう鍋を沸騰させて、そこに冷凍うどんを入れる。そして、うどんが完全に解凍したら、小ねぎを散らせば出来上がりだ。冷凍うどんを使うことで、あんこう鍋のうま味をうどんが吸ってくれる。また、味付けに豆板醤などを入れても美味しい。
4. あんこう鍋の味付けバリエーション

あんこう鍋は味噌味(どぶ汁)が定番だが、醤油味や水炊きなどで楽しむこともできる。ここではそんなあんこう鍋の味付けのバリエーションについてもいくつか紹介しておこう。
その1.醤油味のあんこう鍋
あんこう鍋は醤油味(醤油仕立て)で楽しむこともできる。基本の作り方は同じで、つゆは水・料理酒・醤油・みりん・和風だしの素などを使うようにしよう。また、具材は白菜や長ネギだけでなくシイタケや春菊なども合う。あっさりとした味わいであんこう本来の美味しさを楽しんでみよう。
その2.アンコウの水炊き
あんこう鍋は水炊きでも美味しく作ることが可能だ。基本の作り方は同じで、つゆにはだし昆布を使うようにしよう。また、うま味が出るキノコ類を多くすると美味しく食べられる。あんこうや野菜類などは、ポン酢醤油などにつけながら美味しく食べるようにしよう。
結論
あんこう鍋は東日本で多く食べられている鍋料理であり、アンコウ料理が初めての人にもおすすめとなっている。本格的な味噌味でも美味しいし、醤油仕立てや水炊きでも美味しく食べることが可能。もし寒い時期になりスーパーなどで見かけたら、一度あんこう鍋を作ってみてはいかがだろうか。
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