1. 新潟のふのりそばとへぎそばの違いとは

新潟県に出かけると食べたいのが、ふのりそばだ。とはいってもふのりそばとは、一体どんなものなのか。よく見かけるへぎそばとは何が違うのか、その特徴などをまとめていこう。
ふのりそばはつなぎに注目!
新潟県の魚沼を中心とし、郷土料理としても知られているふのりそば。糊付けに使われていたふのりを、そばのつなぎにしたのがきっかけで、このふのりそばができた。これは魚沼が誇る伝統製法であり、シコシコと食感を楽しめるのが魅力だ。
ふのりそばの食べ方
昔からふのりそばは、からしとネギが定番だった。しかし、現在はわさびで食べる人も多くなっている。
へぎそばとは違う?
へぎそばは、片木(へぎ)という入れ物に盛り付けたそばのことをいう。ただ、そばはふのりをつなぎにしていることが条件だ。一口サイズごとに丸めて置き、箸で取りやすいのも特徴。本来のへぎそばは器に入っているものであるが、ふのりがつなぎに使われていれば、へぎそばと呼ぶこともある。
2. ふのりそばの通販3選

ふのりそばを自宅で食べてみたい、という人もいる。しかしどうやって購入したらよいのだろうか。通常のスーパーなどでは見つからないケースもあるので、通販で購入をするのが確実だ。そこでここではふのりそばのおすすめ通販商品を紹介したい。
小嶋屋総本店「生へぎそば(生そば)」
過去に5回も皇室献上をしたことがある、老舗のそば店のふのりそば。ふのりそばを完成させたそば屋でもあり、一度は食べておきたい名店だ。丁寧にそば粉が挽かれており、喉を通るときのツルツルとした感覚はクセになるだろう。
旭商事(株)「魚沼ふのりそば 5把」
生そばに近い風味を堪能できるそば。魚沼で産まれたそば粉を100%試用しているのが特徴。化粧箱入りなので贈り物としてもよいだろう。
有限会社 直志庵さがの「生へぎそば」
十日町で有名な店の、生へぎそばは一度は試したい。打ち立てで送られてくるへぎそばと、それに合わせたこだわりのつゆがたまらない。
3. 手打ちふのりそばの作り方

ふのりそばを通販で購入する以外に、自分で作ってみたいという人もいるだろう。そこで自分で作れるように、手打ちの方法を紹介していこう。
手打ちふのりそばの作り方
ふのりと水を鍋に入れたら、中火にしてふのりが溶けだすのを確認。強力粉、そば粉を鉢に入れて混ぜたらダマをつぶし、何回かにわけてふのりを混ぜていく。鉢から出して、一つにまとめてこねていこう。表面がしっとりとしてきたらOK。打ち粉をしいたら、まとめたそば粉を薄く伸ばす。さらに打ち粉をふり、好きな幅に包丁でカットしていこう。
できたら次は茹でるためのお湯を沸かし、沸騰したらふのりそばを入れていく。箸ではかきまわさずに、そのままにしよう。ざるにあげて冷水でしめたら完成だ。好みで温かいふのりそばにするか、冷たいものにするかを選ぼう。
4. ふのりそばのカロリー

ふのりそばは美味しくて、ついつい食べすぎてしまう。しかし、ふのりそばのカロリーが気になるところ。ここではほかのそばと比べ、ふのりそばがどのくらいのカロリーがあるのかを、栄養などを含めて紹介したい。
ふのりそばのカロリーと栄養素
ふのりそばは1人前が338kcalである。ざるそば1人前が366kcalなので、一般的なそばを使うよりも、ふのりそばのほうがカロリーが低いことがわかるだろう。一方でふのりそばのタンパク質が16g、食物繊維が3.6g含まれているのに対し、一般的なざるそばはタンパク質が3.94gで、食物繊維が1.04gだ。カロリーは若干ふのりそばのほうが低いというだけなのに、栄養素は大きく差が出ている。とくにタンパク質が大きく違うのだ。ふのりそばのほうが低カロリー高タンパクのヘルシーな食材だということがわかるだろう。
結論
ここではふのりそばが新潟県魚沼で生まれたそばであることや、おすすめの通販3選、また美味しい手作りの仕方やカロリーなどまで解説をしてきた。ふのりそばは新潟県の郷土料理であり、片木に入れるとへぎそばになる。シコシコとした食感を楽しみたい人は、ぜひ食べてみよう。
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