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【管理栄養士監修】きんかんの栄養素と食べるときの注意点|栄養図鑑

【管理栄養士監修】きんかんの栄養素と食べるときの注意点|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2021年1月31日

金柑は冬が旬であり、おせち料理で縁起物としても使われる果実である。味は甘酸っぱくほろ苦さがあり独特の味わいをもっている。その特徴的な味わいだけでなく、きんかんは昔から風邪予防に効くとされているのも注目したい点である。金柑はなぜそのようにいわれているのか、含まれる栄養素やその効能などについて解説していく。

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1. きんかんに含まれる栄養素と効能

きんかんに含まれている栄養のうち代表的なものとして、ビタミンCが挙げられる。その含有量はレモン果汁とほぼ同量の100g中49mgと非常に多い。ビタミンCは抗酸化作用があり、活性酸素を除去し血管を正常に保つ働きが期待できる栄養素だ。また、コラーゲンの生成に必要な成分で、皮膚や血管、粘膜を強くする働きがあるといわれている。
また、ポリフェノールの一種であるヘスペリジンという成分も含まれている。これにはビタミンCの吸収を高めるほかに、コレステロールや血圧を正常に保ち、毛細血管を強くしたり、抗アレルギー作用などがあるそうだ。このヘスペリジンは柑橘類の皮の部分に多く含まれる成分であることから、皮ごと食べるきんかんはヘスペリジンの摂取にぴったりな果実である。
そのほかにも果物としては珍しく、骨や歯を作り、神経の興奮や緊張を鎮める働きのあるカルシウムや、抗酸化作用があり呼吸器系疾患のリスクを低下させるという報告のあるβ-クリプトキサンチン、咳止め効果のあるシネフリンを含んでいるのである。

2. きんかんの栄養を効果的に摂取する方法

きんかんに特徴的な栄養素であるヘスペリジンは、皮の部分に多く含まれることから皮はむかずにそのまま食べることが、きんかんに含まれる栄養を摂るために重要だ。
基本的に、きんかんはまるごと食べるのが通常であるため、この点について心配は要らないだろう。ただし、ビタミンCについては、水に溶けやすい性質があることから、茹でてしまうとかなりの量が損失してしまう。そのためビタミンCの摂取を気にするのであればみかんなどを食べるときと同じように、そのまま生で食べるのがおすすめである。きんかんのほろ苦さと甘酸っぱさが最も感じられる食べ方だ。
ほかにおすすめしたい食べ方は、きんかんのはちみつ漬けである。はちみつ漬けは、生のきんかんをはちみつに漬け込むだけなのでビタミンCの損失の心配がなく、はちみつのもっている抗酸化作用ときんかんに含まれるシネフリンなどの成分により、古くから風邪予防に効くといわれている食べ方なのである。

3. きんかんは栄養豊富だが食べ過ぎには注意!

きんかんは独特な味わいと小さくまるごと食べられる大きさから、ついたくさん食べてしまうかもしれない。身体によいといわれる栄養素が豊富なきんかんだが、どんなものにも適量というものが存在し、摂取し過ぎると害が出たりするものである。
よくある症状として、人によってきんかんを食べ過ぎると口の中や唇がピリピリしたり痺れたりする症状が現れることがある。これはきんかんの皮に含まれるテレピンという成分が原因といわれている。ただ、このテレピンは有毒な成分ではないため痺れが出現した場合にはそこで食べるのを中断すればよい。
そして、テレピンは揮発性であるため甘露煮やジャムなど加熱してしまえば痺れることはない。しかし、だからといって食べ過ぎてしまうと糖分を摂り過ぎてしまうので注意したいところだ。
きんかんには食物繊維も多く含まれているが、食物繊維もたくさん摂ればいいというものではない。便通を改善するというのが一般的な認識であるが、摂り過ぎはかえってお腹を下すこともあるので注意が必要だ。きんかんを食べるときは1日2~3個くらいまでにしておくのが無難である。

結論

きんかんはビタミンCやヘスペリジン、カルシウム、β-クリプトキサンチン、シネフリンなど、さまざまな栄養成分が含まれている。とくにシネフリンやヘスペリジンは皮の部分に多く含まれているため、きんかんはまるごと食べれば栄養をもれなく摂取することができる。しかし、食べすぎると口の中が痺れたりお腹を下したりしてしまうことも考えられるため、適量を美味しくいただこう。
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  • 更新日:

    2021年1月31日

  

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