1. 海外でのバレンタインデーの風習

韓国
韓国は日本と同じようにバレンタインデーの日に意中の人にチョコレートを渡して告白をする。日本と異なるところは、チョコレートを大きなバスケットに詰めてラッピングをしてもらいプレゼントをすることだ。そして日本のように義理チョコの文化はなく、本命の相手にチョコレートを渡すのが定番だ。しかし最近では同僚や友達などにあげる本命チョコ以外の種類も増えてきているようだ。
アメリカ
男性から本命の女性に向けてチョコレートや花、ジュエリーやカードなどを贈る。また、レストランも予約するなどバレンタインをトータルでコーディネートする様子が伺える。また、ホワイトデーのようなお返しをする風習はないとされている。
フランス
バレンタインデーは恋人の祭りの日とされているため、男性が女性に花束やカードなどを贈ることが定番になっており、恋人や夫婦などが一緒に素敵なひと時を過ごすのが一般的だ。
タイ
男性が女性に薔薇の花束を贈る。日頃から募る想いを告白し、プロポーズし結婚するカップルも多いようだ。
メキシコ
男性が意中の女性に愛のこもった歌をプレゼントする場合もあり、男性が女性の家を訪れて窓の外から歌い、情熱的な歌を届けることもある。また母親に感謝の気持ちを伝えるために花束を贈ることもあり、母の日のようなイベントにもなっているようだ。
スペイン
恋人の日として定義づけられており、カップルが会ってお互いにプレゼントを交換する日になっている。
2. バレンタインデーが禁止・消極的な国とは?

バレンタインデーは海外でも毎年恒例のイベントになっているが、禁止されていたり消極的な国もあるようだ。
パキスタン
バレンタインデーのチョコレートや花束などは、警察から取り締まりがされている。なぜなら、パキスタンでは信仰宗教のイスラム教に対して不道徳や破廉恥などといった市民からの声があがったからだ。
もともと婚前交際には厳しい国だが、バレンタインの季節になると都市部では風船や花束、チョコレートなどが店で販売され盛り上がっていた。若者からはバレンタインの過ごし方についてはいろいろな想いもあるようだ。
インドネシア
バレンタインデーがキリスト教の殉教者にちなんだイベントであるため、イスラム教徒からはバレンタインデーの反論がある。
自治体はバレンタインデーの行動についてよく考えてほしいと市民に訴えている。バレンタインデーを称したパーティーや集まりなどで、麻薬やアルコールなどに手を伸ばしてしまわないように注意を促している。
3. 日本とはちょっと違うバレンタインの習わしがある国

ベルギー
チョコレート大国だが、もともとチョコレートを贈る習慣はあるものの、バレンタインデーのその日に贈る習慣はないようだ。ベルギーでのチョコレートの大きいイベントはイースターである。イースターでは卵型のチョコレートを贈ったり食べたりする風習がある。
韓国
4月14日にブラックデーといわれるイベントがある。これはバレンタインデーに縁がなかった人が集まってジャージャー麺を食べて慰めあうという行事である。このような面白い行事があると気分が落ち込んでいた人も前向きになれそうだ。
ドイツ
ベルギーと同様にチョコレート大国といわれているが、バレンタインデーにはチョコレートは贈らずに男性から女性に花束やキャンディーなどを贈る風習がある。
一番の特徴は、バレンタインの時期になると店頭に豚の人形などが飾られることだ。なぜならドイツやイタリアなどでは、豚は幸福を運んでくれるとされているからだ。日本でもバレンタインデーのチョコレートに豚の形をしたものを見かけるのはこのためだ。
結論
バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈る文化としては、韓国が一番日本と似ている。しかし、ほとんどの国で恋人たちの日と周知されているのは違いがないようだ。ただし一部の国では宗教上好ましくないとされている。各国の文化に合った楽しみ方ができると理想的だ。
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