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マカデミアナッツオイルって何?ほのかな甘みがクセになる!

マカデミアナッツオイルって何?ほのかな甘みがクセになる!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年2月 7日

この数年でオイルに対する印象はガラリと変化した。飲み物や汁物に加えて、不足分のオイルを摂取する人も多いのではないだろうか。今回はオイル界の新星マカデミアナッツオイルに注目。広く知られるマカデミアナッツから抽出されたオイルにはどんな効果があるのだろうか?基礎から学んでいこう。

  

1. マカデミアナッツオイルとは

オイルの重要性

我々人間の身体を構成するのに欠くことのできない三大栄養素のひとつである「脂質」。オイルはその脂質を摂取するのに欠かすことのできない存在である。脂質は太る、身体に悪いといわれていたのは、過去の話。過多になりがちな飽和脂肪酸を抑制し、不飽和脂肪酸をバランスよく取り入れるのが、いまどきの脂質に対する考え方である。とはいえ、脂質は三大栄養素の中でももっとも1gあたりのカロリーが高いので、摂りすぎは肥満や生活習慣病などの原因となる恐れがある。1日に必要な総カロリーの20~30%が適正だとされている。

オイルの種類

オイルは植物性が基本。不飽和脂肪酸を多く含んでおり、そのなかでもオメガ9系脂肪酸(オレイン酸)を多く含むものを一価不飽和脂肪酸、オメガ6系脂肪酸(リノール酸)、オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)を多く含むものを多価不飽和脂肪酸と呼ぶ。ちなみに多価不飽和脂肪酸は必須脂肪酸であり、体内生成ができないため、食事でバランスよく摂取することが求められている。

マカデミアナッツオイルとは

最高級ナッツとしても名高いマカデミアナッツから抽出したオイル。主成分はオメガ9系脂肪酸。ほのかなナッツの香りが特徴的で、食用以外にもマッサージなどに使われている。昨今注目を集めることになったのは、オメガ7系脂肪酸(パルミトレイン酸)を含んでいるから。

2. マカデミアナッツオイルのメリット

オメガ7系脂肪酸が豊富

マカデミアナッツオイル最大の特徴はオメガ7系脂肪酸、パルミトレイン酸が格段に多く含まれているところにある。パルミトレイン酸は血中中性脂肪を下げる効果が期待でき、注目を集めているのだ。さらに加齢とともに減少していくことでも知られており、美容関連ではアンチエイジングへの効果の期待も高まっている。

熱に強い

マカデミアナッツオイルは、熱に強く、酸化しにくい特性を有しているため、加熱調理も行うことが可能。

豊富な栄養素

マカデミアナッツオイルには、そのほかにもビタミンEやフィトケミカルが含まれている。ともに酸化防止効果が高く、オイルの酸化抑制にも役立ちそうだ。

3. マカデミアナッツオイルの選び方と使い方

低温圧搾がおすすめ

オイルは、圧搾の方法で栄養価に変化がある。高温圧搾は一度に大量のオイルを抽出できるものの、栄養素が損なわれがち。対して低温圧搾は一度に抽出できる量が少ないものの、栄養素や風味がしっかりと残る。価格も高くなりがちだが、健康のためにも低温圧搾を選びたい。また酸化防止のための添加物などが入っていないものを選ぶことも重要だ。

パッケージにも注目

マカデミアナッツオイルは、ほかのオイルに比べると酸化しにくいものの、一度、開封したら酸化は免れられない。そこで少しでも酸化の影響を受けにくくするために、遮光瓶に入ったものを選ぶことも重要だ。冷暗所で保管することもお忘れなく。

おすすめレシピ

マカデミアナッツオイルは、ほのかな甘みが感じられるので、まずはドレッシングなど生で食べることをおすすめしたい。バニラアイスクリームにかけたり、オイルを使用したケーキなどに活用するのもいいだろう。そのほか、パンを浸して食べたり、軽い炒め物にも使うことができる。

結論

注目度の高いパルミトレイン酸を多く含むマカデミアナッツオイル。まだまだ主流とはいえないが、大手オイルメーカーからも発売されているので、比較的簡単に手に入る。まずは使い切りできるような小さめサイズを購入して、その味わいを試してみるといいだろう。ほのかな甘みとナッツの風味は、毎日の料理に変化をもたらしてくれるはず。
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  • 更新日:

    2021年2月 7日

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