1. モバイルオーダーコーヒーとは

そもそもモバイルオーダーとは、商品をスマートフォンやタブレットなどから、事前に注文することができる仕組みのこと。顧客は、オーダーや受け渡し方法などを選択し、決済までを行う。店舗側は、入ったオーダーを作り上げ、顧客が店舗に商品を取りに来るのを待つのである。モバイルオーダーコーヒーとは、すなわちこのようなシステムで買うことのできるコーヒーのことを指している。
モバイルオーダーがトレンドの理由
COVID-19の流行により、私たちの生活は大きく変化した。とくに人との接触を控えることが求められているため、買い物や食事も様変わり。食に関していえば、Uber Eatsをはじめとする宅配やテイクアウトなど、非接触や接触が短時間で済むシステムが浸透するなか、モバイルオーダーも大躍進を遂げることとなった。
またモバイルオーダーは、スムーズな買い物ができること、自分のペースで商品を選べることなど、顧客側の満足度アップにも貢献。一方で作業の効率化や人員の削減など、店舗側にもメリットがある。このように多角的な要因がモバイルオーダー人気に拍車をかけているのだろう。
2. モバイルオーダーコーヒー活用のメリット

キャッシュレス決済
モバイルオーダー最大の特徴ともいえるのが、事前精算。店舗での会計がないということは、店員との接触も最小限に抑えることができるし、何より現金に触れる必要がない。ウイルスが蔓延している世の中においては、大きなメリットと考えられる。また、支払いの列に並ぶ必要もなく、小銭を出したりといった煩わしさもない。キャッシュレス決済との相性が非常にいいシステムなのだ。
待ち時間の短縮
モバイルオーダーは、普通のオーダーより待ち時間が短く感じられる。これは商品ができてから取りに行けるから。店によっては時間を指定できるところもある。アメリカなどでは、普通店舗とは別にモバイルオーダーのピックアップに特化した店舗も誕生しており、モバイルオーダーが日常化することにより、待ち時間はさらに短くなることが予想される。
焦らずオーダー可能
また、落ち着いてオーダーできるといったメリットもある。さまざまなカスタマイズが可能なコーヒーショップの場合、モバイルオーダーなら、タップするだけでカスタマイズができるので、ゆっくりと吟味しながら行える。店員さんを前に緊張したり、行列の最中で焦りながらオーダーをする必要がないので気持ち的に楽、という人も多いのではないだろうか。
3. モバイルオーダーコーヒー活用のデメリット

事前登録
多くの店舗でモバイルオーダーを利用する場合、事前の登録が必要になる。独自のアプリを使っている場合も多いので、その点が手間と考える人もいるかもしれない。
決済手段
モバイルオーダーはキャッシュレス決済が基本。カードやそのほかの支払いの登録も必要になる。こういったことが苦手という人には、デメリットに感じるかもしれない。
4. モバイルオーダーコーヒーの主な実施店

マクドナルド
公式アプリからのモバイルオーダーが可能。全国で広く使えるので、まず手はじめにチャレンジするのにもおすすめだ。決済までをアプリで行うことができる。注文を確定したのち、店舗の近くに行ったら決済をするシステムだ。コーヒーはもちろん、パイなどのスナック、ハンバーガーなどのほぼすべてのメニューがオーダー可能。利用方法を持ち帰りと店内で食事から選べるので、店内で食べる場合にもレジに並ぶ必要がなく、着席して待つことができる。
スターバックス
スターバックスでもモバイルオーダーが広がっている。公式アプリとWEBからのオーダーが可能だ。細かいカスタマイズもこちらからできるので、非常に便利。決済後、受け取り時間が明記されるシステムだ。スターバックスは、比較的混雑していることも多く、店内に席を確保してからドリンクをオーダーするとなると時間がかかってしまうことも。そんなときにもモバイルオーダーなら、安心。席に座ってゆったりとオーダーできる。子ども連れなどにも嬉しい。
TOUCH-AND-GO COFFEE
ラインから事前注文して、登録店舗で受け取りできるサントリーのBOSSが展開するサービス。しかも受け取りには、専用ロッカーが使用されるので、非接触でのピックアップが可能。選べるのはブラックとラテ。コールドとホット以外に、フルーティーorロースティーなどのタイプ、甘さ、フレーバーなどが選べるシステムだ。ボトル入りなので持ち運びに便利。現在日本橋に店舗がある。
結論
モバイルオーダーコーヒーは、これからの時代のスタンダードになりうる存在だ。以前は持ち帰りのためのシステムという印象が強かったが、現在は店内利用する際にも用いられている。上手に活用して、よりストレスのないコーヒーライフを楽しみたいものだ。
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