1. 完全食とは何か?注目の理由は?

完全食とは何か
完全食とは、それを食すことで1日に必要なすべての栄養素を摂れることを示している場合が多い。2010年代の前半から海外でも販売されるようになった。いまや栄養面では合格に近いが、味や値段についてはまだまだ進化し続けている段階である。
完全食が注目の理由とは?
・体重管理
食事で栄養素を摂取しようとすると、脂質や糖質などの摂りすぎやカロリーにも注意しなくてはならない。なので、しっかりコントロールされた完全食は体重管理にも適しているという見方もある。
・効率性
忙しい現代人には食事の内容を考えバランスよく食べることは時間もかかり、容易いことではない。したがって完全食であれば、効率的に必要な栄養素を摂ることができる。
・少量で満腹感を得られる
完全食の中には栄養素だけでなく満腹感も感じられる作りの商品もあり、普通に食事を摂るよりも少量で済ませられる。もしかしたら長い目でみれば、食事を摂るよりもコストダウンにつながることもあるかもしれない。
・非常食
現代では災害時にはパンやおにぎり、カップ麺などが一般的ではあるが、栄養素が糖質に偏りがちであることも懸念される。そのため、完全食を非常食に用いることができると、タンパク質やビタミンなどの身体に必要な栄養素の摂取も可能になるだろう。
2. 完全食の種類:パンやパスタ

ベースフード株式会社「ベースブレッド・ベースパスタ」
タンパク質や食物繊維、26種類のビタミンやミネラルなどが豊富に配合されている、完全食のパンやパスタなどの主食だ。厚生労働省の日本人の食事摂取基準に基づき、1食あたり1日に必要とされる栄養素(一部を除く)の1/3が含まれている食品だ。月に20回ほど学校給食と同じような割合で摂取することが推奨されている。
ベースブレッドにはプレーン、シナモン、チョコレート、カレー、メープルの味があり、パスタにはフェットチーネとアジアンのタイプがある。オンラインショップでは2食から購入可能で、お得な継続購入もある。
日清食品「オールインパスタ・オールインヌードル」
厚生労働省の日本人の食事摂取基準に基づき、1食で1日に必要なビタミンとミネラルの1/3が摂取できる商品だ。糖質オフでありながら食物繊維やビタミン、ミネラルなどの不足しやすい栄養素が摂れる麺になっている。この麺類の一番の特徴は、麺やパスタの中にビタミンやミネラルを詰めており、栄養素の流出を防いでいる。種類はパスタとヌードルの2種類から選ぶことができる。
3. 完全食の種類:ドリンク

フジオーガニック「自然派完全食ゴークリーン」
日本初の自然志向で余分なものを添加しない、自然派サプリメントをコンセプトに販売している。世界最高水準のノルウェー放牧牛の生乳を使用した乳清タンパク質が原材料だ。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルが理想的なバランスになるように配合されている。水や牛乳などとシェイクして飲むタイプ。味はココア味で飲みやすく仕上がっているようだ。
株式会社IDEA「バランサー」
完全食とはいい切れないが、1杯飲むだけで1日に必要な20種類の栄養素がとれる、パウダータイプのドリンクのマルチバランス栄養食だ。偏食の人や忙しくて栄養バランスの整った食事が摂れない人におすすめ。普段の食事に補う形で取り入れるとよいだろう。持ち運びも便利で、水や牛乳などと混ぜても飲みやすいものになっている。バナナやストロベリーと味の種類も豊富になっている。
株式会社コンプ「コンプパウダー」
水に溶かして飲むパウダータイプのドリンクだ。厚生労働省の日本人の食事摂取基準を参考にし、炭水化物、タンパク質、脂質やビタミン、ミネラル、必須脂肪酸などがバランスよく配合されている。また、砂糖や異性化糖が不使用であり、自然な甘みが特徴だ。パウダー、ドリンク、グミなど用途や好みに合わせて選択ができるようになっている。
結論
完全食といわれる食品やドリンクは、不足しやすい栄養素が摂れるメリットがある。忙しい現代人にとって、無駄のない栄養素の摂り方が可能になるだろう。それぞれの生活スタイルに合った栄養素の選択ができると理想的だ。
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