1. ホワイトデーとは

ホワイトデーは、バレンタインデーのアンサーデイとして誕生した日本独自の文化。アジア圏には広がりを見せているが、欧米ではなじみのない文化である。日本におけるバレンタインデーの認識は、女性が男性にチョコレートを贈り、愛の告白をする日。この答えを出す日としてされているのが、ホワイトデーである。であるがゆえに、お返しの品に意味があるとされるのだ。
昨今のホワイトデー
ホワイトデー誕生の頃は、クッキー、マシュマロ、キャンディーなどのお菓子を贈るのが定番であったが、その文化は確実に変化をしている。その要因のひとつがバレンタインデー自体の変化。昨今のバレンタインデーは、チョコレート以外にギフトを贈る人も多い。それに伴い、ホワイトデーのギフトもモノが選ばれるように。また友達や同僚、家族など、親愛の意味を込めてギフトを贈ることもあり、愛の告白という限定的な意味合いではなくなっているため、ホワイトデーも感謝の意味が強くなりつつあるといえるかもしれない。
2021年のホワイトデー
とくに今年のホワイトデーは、例年とはまるで異なる形相を見せる可能性がある。バレンタインデー当日は、場所によっては緊急事態宣言がまだ解けていない状況。リモートワークが推進されていることもあり、対面の機会は多くの場合で減っている。しかも今年は日曜日。特別な意味合いがある人でないと、わざわざバレンタインデーギフトを贈らなかった可能性があるのだ。結果として、ホワイトデーも例年より、渡す数が少なくなる可能性を秘めている。
2. ホワイトデーにマカロンを贈る意味

ホワイトデーとマカロン
ホワイトデーギフトの新星ともいえるマカロン。マカロンとは、卵白と砂糖、アーモンドパウダーで作った口溶けのいい生地にクリームを挟んだもので、美しい色合いと高い香りに人気が集まっている。サイズは手の平に乗るくらい小さいものが一般的。パリの名店で販売されているマカロンが、この10年ほどで数多く日本に上陸した。マカロンは、高いものだと1つ500円ほど。普通のお菓子に比べると高価なことも、ホワイトデーギフトに選ばれるようになったゆえんかもしれない。
マカロンを贈る意味
マカロンは高価であることから、「特別な人」という意味合いで贈られることがあるという。ホワイトデーギフトに意味合いをもたせる文化は、あまり定着していないが、マカロンを贈られると確かに特別感があるような気もする。特別な人は、比較的広い意味で使うことができるので、パートナー、同僚、友達など、どんな人にもあげることができそうだ。
3. ホワイトデーに贈るべきマカロン3選

PIERRE HERMÉ
まずは王道の「ピエール・エルメ・パリ」。毎年、マカロンのホワイトデーギフトが登場する。今年はフラワーアーティスト東信さんのアレンジメントがプリントされたホワイトデー限定のパッケージに、日本初登場フレーバーなどが入っている。3個入りから15個入りまで、価格別に選ぶことができるところもうれしい。
LADURÉE
マカロンのパイオニアともいわれている「ラデュレ」。さらにフランスにいまなお根付くカフェ文化発祥のブランドとしても知られる存在。ラデュレグリーンと呼ばれる美しいグリーンがイメージカラー。マカロンの味わいはいわずもがなだが、その美しいパッケージもギフトにぴったり。マカロンもオンラインで購入することができる。
JEAN-PAUL HÉVIN
ショコラティエとして有名だが、パティスリーでもある「ジャンポール・エヴァン」。マカロンはチョコレートをベースに10種類ほどが揃う。やや小ぶりで美しく、パッケージもモダンな雰囲気なので、目上の人へのホワイトデーギフトにも向いている。
結論
マカロンは、味わいも価格もリッチなお菓子。特別感があるのでホワイトデーギフトにも最適である。せっかく贈るのであれば、本物の美味しさが楽しめる名店をチョイスするのが正解だ。マカロンは生菓子である場合も多い。非常に繊細なお菓子なので、取り扱いにも注意したい。
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