1. ポーチドエッグをレンジで簡単に作る方法

ポーチドエッグをレンジで作る方法は1つではない。ここではいくつかのパターンを紹介するので、いろいろ試して理想に近いポーチドエッグを探してみよう。
加熱しすぎに注意
ポーチドエッグをレンジで作るときに注意してほしいのが加熱時間だ。長く加熱するとポーチドエッグではなく、茹で卵になってしまうからだ。ポーチドエッグ特有のとろとろ状にするためには、加熱時間は長くても1分半までにしよう。500Wのときは1分、600Wのときは50秒で設定して様子をみよう。硬めのポーチドエッグが作りたい場合はもう少し長く加熱してもよいが、10秒ずつ延長して状態を確認したほうがよい。
作り方1.卵と水のみ
卵と水のみで作るのがもっともシンプルな作り方だ。まず、深めの耐熱容器に卵を割り入れたら、卵全体が浸かるように水を入れる。爪楊枝や竹串で黄身に穴を開ける。そのままラップをせずにレンジに入れ、600Wで1分加熱する。白身が固まっていたら完成だ。
作り方2.酢をプラス
ポーチドエッグを鍋で作るときも酢を入れることがある。ただし、酢を入れるとすっぱくなってしまうので入れすぎないよう注意が必要だ。耐熱容器に卵を割り入れたら水と酢を入れる。卵が完全に浸かるまで入れたら、ラップをせずにレンジに入れ600Wで1分加熱すれば完成だ。
2. レンジでポーチドエッグを作るときは爆発に注意

レンジで卵料理を作るときに気を付けたいのが爆発だ。ポーチドエッグは割卵してから作るため、爆発しても殻が飛び散ることはない。しかし、白身や黄身が飛び散ってしまうことは変わりないため、掃除が大変だ。ここでは卵が爆発する原因と、爆発させずにポーチドエッグを作る方法を紹介する。
卵が爆発する原因はマイクロ波
レンジでなぜ食品が温まるのかというとマイクロ波が関係している。マイクロ波は食品を内部から温める働きがあり、これがフライパンなどの調理器具を使った温め方との大きな違いだ。ではなぜ、マイクロ波が卵の爆発の原因になるかというと卵の構造が関係している。黄身は膜に包まれているため、熱の逃げ場がない。マイクロ波によって黄身は温められ続けるが、逃げ場がないため熱が留まり続ける。そうすると黄身の温度は100℃以上になり、体積が大きくなる。黄身が大きくなると膜が内部から圧迫され、黄身が外気と触れるようになる。すると100℃以上でも液体だった黄身が一気に蒸気になり、卵が爆発するのだ。
爆発を防ぎたい!
ちょっとした工夫をすることで爆発させずにポーチドエッグを作ることができる。まず割卵したら、レンジに入れる前に爪楊枝やフォークを使って黄身に穴を開ける。膜に穴を開けることで熱の逃げ場ができ、黄身が100℃以上にならない。たったこれだけの工夫で爆発を防げる。
3. レンジでポーチドエッグが作れる便利グッズ

グッズがなくてもレンジでポーチドエッグを作ることはできるが、きれいなポーチドエッグを作りたい、1つの容器で2個のポーチドエッグを作りたいというときはグッズを使うのがおすすめだ。ここではレンジで使えるおすすめのグッズを紹介する。
サナダ精工「レンジで簡単 ポーチドエッグ」
ダイソーなどでも売られているポーチドエッググッズだ。100円でもクオリティーが高いため、ちょっと試してみたいというときにはおすすめだ。ボウルとザルの2つが入っておりセットで使う。ザルのみを持ち上げれば簡単に水切りができる。
SUPERKIT「エッグクッカー」
ポーチドエッグを2個作れるグッズだ。ボウルとなる部分はくっついているが、ザルは独立しているため、それぞれを取り出して違う皿にポーチドエッグをトッピングすることができる。卵を2個入れるがレンジに問題なく入るサイズ感であるため、収納場所にも困らない。
Joseph Joseph「M-クイジーン 電子レンジシングルエッグポーチャー」
100均のグッズよりもしっかりしたものを購入したいならシングルエッグポーチャーがおすすめだ。ボウルとザルのほかにふたがついており熱を逃がさずに作れる。そのため、レンジでもとろとろかつふっくらとしたポーチドエッグを作ることができる。
結論
卵と水さえあれば簡単にレンジでポーチドエッグを作ることができる。割卵した卵をそのままレンジで加熱すると爆発する可能性があるが、爪楊枝やフォークで黄身を覆っている膜に穴を開ければ爆発を防げる。600Wで1分ほど加熱すればとろとろのポーチドエッグが作れるため、忙しい朝には最適だ。グッズを使えばよりキレイに作れるため、見た目重視ならグッズも活用してみよう。
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