1. コンビニのサラダチキンをスープにアレンジ

サラダチキンといえば、コンビニやスーパーなどで売っているチルドの商品が最も一般的である。すでに調理して味付けられているので、スープに入れると加熱時間が短く、旨みも出やすいのが特徴だ。サラダチキンには肉汁もたっぷりと含まれているため、これがスープの旨みをグンと引き上げてくれるのである。
作り方は、コンソメや鶏ガラ、中華スープの素などを使い野菜などを入れた一般的な作り方にサラダチキンをプラスして加熱するだけである。
旨み成分であるアミノ酸だが、鶏肉にはイノシン酸、そして野菜にはグルタミン酸が含まれている。
この旨み成分は、2種類掛け合わせると飛躍的に旨みが強くなることが知られている。これを「旨みの相乗効果」といい、このことが発見される1960年よりもはるか昔から世界各地で取り入れられてきた方法なのである。
この旨み成分は、2種類掛け合わせると飛躍的に旨みが強くなることが知られている。これを「旨みの相乗効果」といい、このことが発見される1960年よりもはるか昔から世界各地で取り入れられてきた方法なのである。
サラダチキンには、プレーンのほかにハーブやガーリックペッパーなどいくつもの種類があるが、基本的にどの味もスープにすることができる。
2. サラダチキンのスープは鶏ガラやサムゲタン風も人気

サムゲタンとは韓国料理の1つで、鶏肉やもち米、そして、高麗人参などの漢方を入れて煮込んだスープである。韓国では日本のうなぎのように夏バテによいとされ、よく食べられている料理である。
日本でも専門店で食べる本格的なものから、家庭で作るものまで人気がある。そこで、サラダチキンを使って作る簡単サムゲタン風スープを紹介したい。
鍋に水を入れ、サラダチキン、もち米、生姜、にんにく、ねぎ、酒、塩を入れ煮込み、白炒りごま、ごま油を加えたら完成だ。本格的な骨付きの鶏肉から作る場合は長時間煮込まなくてはいけないが、サラダチキンなら短時間でほろほろに仕上げることが可能である。
ほかにも、トマトとコンソメをベースにしたミネストローネスープに混ぜたり、白出汁と塩、しょうゆで和風に仕上げるのもいい。鶏ガラスープの素とナンプラーを使ってアジアンテイストに仕上げ、ベトナム料理で代表的な麺類であるフォーにするのもおすすめだ。
3. サラダチキンはスープジャー弁当にも便利

スープジャーとは保温、保冷機能がある容器で、温かいものや冷たいものがそのまま持ち運べ、密閉性も優れている容器である。そのため、スープや煮物なども安心して持ち運ぶことができるのだ。それだけでなく、その保温力により60℃前後を数時間保つことが可能で、「煮込む」という作業工程をスープジャーに任せ、調理時間を短縮することができる。
スープジャーの使い方のコツは、スープジャーにサラダチキンなどの材料を入れる前にきちんと予熱しておくことだ。予熱の方法は、熱湯を注ぎふたをせずに5分ほど放置しておくだけである。また、スープの量が少ないと冷めやすいため、スープジャーの容量ぴったりに入れること、そしてすぐにふたを閉めることもポイントの1つだ。
調理済みのサラダチキンを使うと煮込む必要がないので、スープを作り、野菜などの具材を入れて一煮立ちさせたら、スープジャーに入れれば昼には弁当の完成である。
ほかにも、洗った米を入れて熱湯を注ぐことで、お粥を作ることも可能である。サラダチキンを入れてごま油などを加えた中華粥などの米料理も作ることができることから、アレンジも自在である。
結論
サラダチキンをスープに使うことで旨みの相乗効果により、美味しさをさらに引き出すことができる。また、サラダチキンは和洋中どの味付けにも合わせることができ、さまざまなメニューに対応できる万能な食品だ。スープジャーを使うと温かいスープが弁当で食べられるだけでなく、調理時間まで短縮できる優れモノである。
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