このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
トレンド真っ只中!【サードウェーブコーヒー】ってどんなコーヒー?

トレンド真っ只中!【サードウェーブコーヒー】ってどんなコーヒー?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年3月14日

一部のコーヒー通の間ではすでにおなじみの「サードウェーブコーヒー」。直訳すれば、コーヒーの第3の波という意味だが、第3のブームあるいはトレンドと言い換えることもできるだろう。サードウェーブコーヒーは、アメリカで始まり、日本にもその波は到達しているようだ。サードウェーブコーヒーについてこれから詳しくお伝えしよう。

  

1. まずはコーヒーのファーストウェーブとセカンドウェーブについて知ろう

サードウェーブコーヒーがあるということは、当然、ファーストウェーブコーヒーやセカンドウェーブコーヒーもあったということになる。
まずは、ファーストウェーブコーヒー、すなわちコーヒーブームの最初の波は、世界的には19世紀後半から始まり、1960年代まで続いた。その当時に、インスタントコーヒーと真空パックが発明されたことが、最初の波が起きた大きな要因になる。この二大発明により、長期保存が可能になったことで、それまで生産地周辺の一部の地域でしか流通させることができなかったコーヒーを、広範囲に渡って流通させることができるようになった。
一般の家庭にも普及し、とくにインスタントコーヒーは、爆発的にヒットした。その結果、コーヒーは、大量生産大量消費されることになった。
セカンドウェーブコーヒーは、1960年代に始まり1990年代頃まで続いた。それまでに比べ、コーヒーの質が重視されるようになった時代といえる。深煎りの高品質の豆を使ったコーヒーを提供するコーヒーチェーン店が続々とオープンし、とくに、スターバックスは、セカンドウェーブコーヒーを象徴する存在といわれている。カフェラテをはじめ、さまざまなフレーバーを加えたアレンジコーヒーが人気となり、コーヒーチェーン店でコーヒーを飲むことは当時のトレンドでもあった。
そして、2000年頃からサードウェブコーヒー、すなわちコーヒーの第3の波が到来する。

2. サードウェーブコーヒーについて

サードウェーブコーヒーは、2000年頃から始まり、いまも続いている。より高品質でより美味しいコーヒーが求められる時代に入ったといえる。コーヒー豆とコーヒーの淹れ方に対しては並々ならぬこだわりが反映されている点が、サードウェーブコーヒーの特徴ともいえる。
セカンドウェーブコーヒーは、ブレンドコーヒーが主流だった。しかし、サードウェーブコーヒーでは、シングルオリジンと呼ばれる豆を使ったコーヒーが主流になった。シングルオリジンとは、ブレンドされない同じ産地、同じ品種のコーヒー豆のことで、生産地や生産者が明確になっている。
さらにシングルオリジンのコーヒー豆の美味しさを最大限に引き出すために、豆は浅煎りを使用し、1杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるというスタイルが主流となっている。

3. サードウェーブコーヒーの店

すでに日本でもサードウェーブコーヒーを提供する店が続々とオープンしている。いくつか紹介しよう。

ブルーボトルコーヒー

サードウェーブコーヒーの代表格といわれている、アメリカカリフォルニア州に本社があるコーヒーの生産販売を手がける企業。2015年に東京・清澄白河に日本初店舗がオープンし、その美味しさが革命的と話題を呼んだ。コーヒー豆の選び方や淹れ方などに徹底的にこだわった本場の味を堪能できる店だ。

猿田彦珈琲

「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」というフレーズが有名。 とくに選りすぐりの高品質のシングルオリジンを使って作られるスペシャリティコーヒーを提供している。缶コーヒーでおなじみのジョージアとコラボしていて、猿田彦珈琲監修のコーヒーベースなどが販売されている。

フグレントウキョウ

フグレンは、コーヒー王国として有名なノルウェーのコーヒー専門店。そのフグレンの海外初店舗として、2012年に東京・代々木公園近くにオープンしたのが、フグレントウキョウだ。世界最高峰と賞賛されるコーヒーを味わうことができる。

結論

サードウェーブコーヒーについてお伝えした。いったいどんなものなのかについてご理解いただけただろうか?日本の喫茶店では、かねてから、店のマスターが、1杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れる光景が当たり前のように存在していた。実は、サードウェーブコーヒーは、日本の喫茶店のスタイルの影響を受けているといわれている。その点は非常に興味深い。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2021年3月14日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧