目次
1. 新玉ねぎとツナのさっぱりサラダ

新玉ねぎは新陳代謝を活発にし、血液の流れを良好にする硫化アリルを豊富に含んでいる(※1)。硫化アリルは水溶性なので、効率よく摂取するには生で食べるサラダがおすすめだ。新玉ねぎだけのシンプルなサラダでも美味しいが、ツナを足すと旨みが加わる。食べごたえがアップするだけなく、ツナはたんぱく質が豊富なのもメリットだ。
新玉ねぎの甘さとツナのコクを活かし、さっぱりしたサラダにするならぽん酢で味全体をまとめるといいだろう。ほかにも塩コショウとオリーブ油、風味づけにレモンやすだちといった柑橘の果汁をしぼり、さわやかにするのもよい。マヨネーズで濃厚さをプラスするのもおすすめ。その日の料理に合わせて選べる楽しさもあるのが醍醐味だ。
2. 新玉ねぎとツナのレンジ蒸し

水分量が多く肉厚な新玉ねぎは、蒸すことでやわらかくとろりとした食感になる。それゆえカットしないまるごと調理も可能で、レンジを活用するとジューシーな仕上がりになる。
作り方も簡単だ。皮をむき上下を切り落とし、新玉ねぎの2/3まで十字に切り込みを入れる。ラップをふわりとかけ600Wのレンジで5分。加熱が足りないときは1~2分追加で温めるといいだろう。仕上げにツナをのせ、好みで醤油をかけて完成。忙しい朝やもう一品ほしいとき強い味方になるだろう。また、ツナを使いドレッシングを手作りすると食べ方に飽きないのでおすすめだ。
簡単手作りドレッシング3選
醤油と酢、砂糖を混ぜると甘酸っぱい和風味になる。和風の調味料にごま油、ニンニクとしょうがをプラスすると中華風にアレンジできるのだ。また、オリーブオイルと粗びきコショウ、酢と塩を混ぜればイタリアン風になる。その日の気分で和洋中のドレッシングを作り、新玉ねぎとツナのレンジ蒸しを堪能してみてはいかがだろうか。
3. 新玉ねぎとツナのこんがりマヨチーズ焼き

新玉ねぎをまるごと一つ使用する調理法は、見た目のインパクトからおもてなし料理にも向いている。ツナとマヨネーズ、チーズといった塩気の強い材料を使えば調味料も不要だ。下準備として新玉ねぎをレンジ加熱しておけば、あとは食べる直前にトースターでこんがりするまで焼くだけの手軽さなのも嬉しい。甘さがほしいときはコーンをプラスするといいだろう。
新玉ねぎのシャリッとした食感を味わいたい人には、生のままグリルやトースターで焼く方法がおすすめだ。1cm幅に輪切りにした玉ねぎの上に、ツナやチーズなどをのせて焼く。加熱されたツナやチーズの香ばしさは玉ねぎとも相性がよく、つまみとしてもいいだろう。
4. 新玉ねぎとツナ缶だけで作れるパスタ

そのままでも食べられる新玉ねぎとツナがあれば、和えるだけでパスタが簡単にできる。旨みが含まれているツナのオイルは捨てず、茹でたパスタと和えるのがポイントだ。約10分もあれば完成するので、思い立ったらすぐ作れるのがメリットといえる。さっぱり食べたい人にはパスタを冷水で冷やし、新玉ねぎとツナをオリーブオイルと醤油で混ぜ合わせたものと和えて冷製パスタにするのもおすすめだ。さらに、家にある調味料を使い味付けを変えれば、新玉ねぎのパスタの食べ方の幅も広がる。潰したニンニクとツナを熱したフライパンで炒め、茹で汁とパスタを和えればペペロンチーノ風、ケチャップと炒めればナポリタン風になる。
5. 作り置きに!新玉ねぎとツナとトマトのマリネ

甘酸っぱく副菜として人気のマリネは2~3日日持ちすることから、作り置きレシピとしても嬉しいメニューだ。作り方も簡単。材料を切って、酢や砂糖などを混ぜ合わせた調味液、または市販のドレッシングに浸けるだけでできる。そこにツナを混ぜれば、手軽に旨みとボリュームアップが可能だ。一度にたくさん作り、ツナと相性のよいマヨネーズを混ぜる、パンにのせて食べるなどアレンジを加えながらいろいろ試してほしい。
マリネにするとき、新玉ねぎは加熱せず生で食べたいが玉ねぎ特有の辛みが苦手な人もいるだろう。ツナの油分やトマトの水分である程度緩和されるが、辛いのが嫌な場合水にさらすひと手間を行ってほしい。辛み成分の硫化アリルは新玉ねぎに含まれる貴重な栄養でもある。硫化アリルは水に溶け出してしまうため、新玉ねぎを水にさらす場合5分程度に留めておこう(※1)。
結論
生で食べても加熱しても美味しい新玉ねぎは甘みが強いのが特徴だ。食べやすくあっさりしている分、ツナのコクと旨味をプラスするだけでバリエーション豊かな食べ方が可能である。料理やシーンに合わせ、季節ものの新玉ねぎをあますことなく食べつくしてほしい。
(参考文献)
※1:農林水産省
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