1. 新玉ねぎのスライスだけで絶品サラダ

新玉ねぎのスライスだけでも、十分美味しいサラダができあがることをご存じだろうか。材料が少なく、手軽に作れるのでいくつか紹介しよう。まずひとつ目は、新玉ねぎをスライサーで薄くスライスし調味料と和え、トッピングを加えたシンプルなサラダだ。ごま油・醤油・酢さえあれば立派なドレッシングが作れる。塩こしょうがあれば、自分好みの味に調節できてなおよいだろう。白いりごま・鰹節・細ねぎなどをトッピングすれば、さらに味わい深いサラダとなるため、やってみる価値はある。ふたつ目は、たたき梅が味の決め手となる和風サラダだ。新玉ねぎのスライス、たたき梅、鰹節、醤油、オリーブオイルを混ぜ合わせる。瞬く間にさっぱりした味わいのサラダができあがる。最後はマヨネーズ好きには堪らない、新玉ねぎのマヨサラダだ。新玉ねぎ、鰹節、マヨネーズ、醤油を混ぜるだけ、と工程も少ない。食卓の一品としてぜひ作ってみてほしい。
2. 新玉ねぎを滑らず上手くスライスするコツ

冒頭で説明したように新玉ねぎはみずみずしいがゆえに、スライサーでスライスすると滑ってバラけてしまいがちだ。そこで新玉ねぎをスライスする前に、根っこの部分を残すように切っておこう。新玉ねぎの根っこの部分を残しておくことで、スライサーにかけてもバラけにくくなり、上手くスライスすることができる。
3. 新玉ねぎのスライスは水にさらす?辛みを抜く方法

より美味しく新玉ねぎをいただくため、辛みを抜く方法をいくつか紹介しよう。
新玉ねぎの辛みは切る方向によって変わる
新玉ねぎのサラダを作って、いざ食べてみると辛くて食べられなかったという経験はないだろうか。いくら甘いといわれる新玉ねぎでも、そのまま生で食べると少し辛い。実はこの辛みは、新玉ねぎを切る向きによって変わってくるのだ。新玉ねぎの繊維に沿って切ると辛みが強いが、繊維を断つように切れば辛みが軽減する。というのも新玉ねぎの辛み成分は、空気に触れると揮発しやすい性質がある。繊維を断つように切ることで空気に触れる範囲が広くなり、辛味成分が減るのだ。
新玉ねぎの辛みをしっかり抜くなら水に浸ける
より新玉ねぎの辛みを抜きたい人におすすめなのが、スライスした新玉ねぎを水に浸けるという方法だ。もっと辛みを抜きたいなら、水の代わりに酢水に10分浸ければより辛みが抜けやすい。しかし、水に浸けることで新玉ねぎの栄養と辛味成分が一緒に流れ出てしまう。そのため、新玉ねぎを水に浸ける場合は5分程度に留めておくことが重要となる。
新玉ねぎの栄養はそのままで辛みだけ抜く
スライスした新玉ねぎの辛み成分は、空気に触れると揮発しやすい性質があるということを説明した。その性質を利用して、スライスした新玉ねぎを皿の上に15分ほど広げておこう。新玉ねぎの辛みがかなり苦手だという人は、15分とはいわず、1〜2時間ほど冷蔵庫に寝かすとよい。長く空気に触れることで、新玉ねぎの辛みがしっかり抜け、苦手な人でも生のまま食べやすくなるだろう。15分も待っていられないという人は、水の代わりに酢をかけるとよい。酢の風味は残るが、辛みは抜けやすいので試してみてほしい。
4. スライスした新玉ねぎの傷みにくい保存方法

新玉ねぎは水分が多く含まれているため、早めに食べてしまったほうがよい。だが、どうしてもすぐに食べきることができない場合は、正しい方法で保存しておこう。スライスした新玉ねぎはキッチンペーパーを使ってできる限り水分をとり、なるべく空気が触れないようにフリーザーバッグや保存容器に入れることが重要だ。しっかり密封できたら冷蔵庫で保管しておこう。また、新玉ねぎのスライスを水に浸けて密封したまま、冷蔵庫に入れておくという方法もあるが、先に述べたように栄養が流れ出てしまうというデメリットがある。いずれにしても新玉ねぎは傷みやすいので、2~3日中になるべく早く食べきることをおすすめする。難しい場合は、スライスした新玉ねぎを冷凍してしまうのもひとつの手だ。新玉ねぎのスライスを冷凍保存した場合は少し水分が出るため、炒め物やスープに使うとよいだろう。
結論
新玉ねぎのスライスは、コツさえおさえれば上手くできることが分かった。新玉ねぎが傷んでしまう前に、今回紹介したサラダをいくつか作ってみてはいかがだろうか。なお、新玉ねぎのスライスが余った場合は、冷凍保存して加熱調理に使うことをおすすめする。
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