このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
台湾唐揚げとは?普通の唐揚げとの違いや家での作り方などを解説!

台湾唐揚げとは?普通の唐揚げとの違いや家での作り方などを解説!

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年1月13日

手のひらサイズの大きな見た目が特徴的な「台湾唐揚げ(大鶏排/ダージーパイ)」。台湾の大人気屋台料理の一つであり、日本でも近年専門店が増えるなど、じわじわとブームになっている。今回はそんな台湾唐揚げについて詳しく解説する。日本の唐揚げとの違いや台湾唐揚げの基本的な作り方などを確認しよう。

  

1. 台湾唐揚げとは?

台湾唐揚げ
台湾唐揚げ(大鶏排/ダージーパイ)とは、台湾発祥の鶏ムネ肉を使った揚げ物のこと。台湾の夜市や屋台の定番グルメの一つで、外はカリカリで、中はジューシーな唐揚げとなっている。また、台湾唐揚げには五香粉などの香辛料が使われており、スパイシーな味わいも特徴の一つといえる。日本でも人気を集めており、ザージーキングといった本場の台湾唐揚げ専門店も日本へ進出している。

2. 台湾唐揚げと普通の唐揚げの違い

台湾唐揚げ
日本にも鶏肉を使った唐揚げはあるが、台湾唐揚げとはどのような違いがあるのだろうか。ここでは台湾唐揚げと普通の唐揚げの違いについて紹介する。

その1.鶏肉の大きさ

まず鶏肉の大きさが異なる。日本で食べられている唐揚げは、一口大に切った鶏肉(鶏モモ肉や鶏ムネ肉など)を使うことが多い。一方、台湾唐揚げは鶏ムネ肉を丸々1枚、3~5mm程度に薄く伸ばして使うのが一般的だ。そのため、1個のサイズが手のひらくらいの大きさとなっている。

その2.唐揚げの味付け

台湾唐揚げと普通の唐揚げは味付けも異なる。日本で食べられている普通の唐揚げは、醤油やニンニクなどを使った調味液に浸けることが多い。一方、台湾唐揚げは醤油やニンニクなどのほかに、五香粉や一味唐辛子などの香辛料を使うのが一般的だ。そのため、スパイシーな味わいが楽しめる。

その3.唐揚げの揚げ衣

台湾唐揚げと普通の唐揚げでは、揚げ衣の種類も異なる。普通の唐揚げには通常、小麦粉や片栗粉などを使うことが多くなっている。一方、台湾唐揚げでは小麦粉を使わずに、片栗粉や上新粉、コーンスターチ、タピオカ粉などを使うことが多いという。そのため、外がサクサクに仕上がる。

3. 台湾唐揚げの基本的なカロリー

台湾唐揚げ
台湾唐揚げのカロリーは使う具材などによって異なる。しかし鶏ムネ肉(150g程度)を使った台湾唐揚げの場合、揚げる前の1人前が248kcal程度。また、吸油率を10%程度と考えた場合、揚げた後の台湾唐揚げのカロリーは382kcal程度となっている。それぞれの内訳は以下のとおりである(※1)。

台湾唐揚げ(揚げる前)のカロリーの内訳

・鶏ムネ肉(150g):150kcal
・薄口醤油(9g) :5kcal
・酒(7.5g):7kcal
・砂糖(3g):12kcal
・塩(少々):0kacl
・ニンニク(2g):3kcal
・ショウガ(2g):1kcal
・五香粉(1g):-
・片栗粉(10g):34kcal
・コーンスターチ(10g):36kcal

台湾唐揚げの揚げ油のカロリーの内訳

・揚げ油(15g):134kcal

4. 台湾唐揚げの基本的な作り方

台湾唐揚げ
台湾唐揚げは、家で作ることも可能だ。材料は前述している鶏ムネ肉・醤油・ニンニク・五香粉・片栗粉などとなっている。これらの食材を用意したら、さっそく以下の手順で台湾唐揚げを作ろう。

台湾唐揚げの作り方・手順

1.鶏むね肉を観音開きにしてフォークで複数刺す
2.肉叩きを使って3~5mmの厚さになるよう伸ばす
3.醤油・ニンニク・五香粉などを合わせて調味液を作る
4.保存袋に鶏ムネ肉と調味液を入れて30分以上浸ける
5.鶏ムネ肉にまんべんなく揚げ衣をまぶしていく
6.170℃の熱した油で両面をカラッと揚げたら完成

【台湾唐揚げを美味しく作るポイント】

・味を染み込みやすくするため鶏肉にフォークなどを刺す
・調味液には30分以上浸けてしっかりと味を染み込ませる
・揚げ衣には片栗粉や上新粉などを使うと美味しくなる
・鶏ムネ肉が大きいため揚げるときには1枚ずつ丁寧に行う

5. 台湾唐揚げに関するよくある質問

台湾唐揚げ
ここまで台湾唐揚げについて詳しく解説してきた。しかし、まだ台湾唐揚げについて気になることや知りたいことなどもあるだろう。そこで最後に台湾唐揚げに関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.台湾唐揚げの保存期間はどれくらい?

一般的に、唐揚げの賞味期限は2~3日程度といわれている。しかし、あくまでも目安であるため早めに食べ切るようにしよう。また、台湾唐揚げを保存するときは常温下には置いておかず、必ず冷蔵保存・冷凍保存を行うのが重要だ。なお、唐揚げを保存するときはキッチンペーパーなどで丁寧に水分や油分を拭き取っておこう。これにより温め直したときにカリッとした食感になりやすい。

Q2.台湾唐揚げの糖質量はどれくらい?

台湾唐揚げの糖質量も使う具材や食べる量などにより異なるが、前述の台湾唐揚げの糖質量は21.6g程度となっている。鶏ムネ肉の糖質量はほぼ0となっているが、揚げ衣に片栗粉やコーンスターチなどを使っているため糖質量はやや多い。なお、余談だが揚げ物のため脂質量も多いので注意しよう。

結論

近年、日本でも注目を集めている台湾唐揚げ(大鶏排/ダージーパイ)は、日本の普通の唐揚げよりも大きいことや五香粉などを使ってスパイシーに仕上がっていることなどが特徴となっている。食材があれば家でも作れるので、もし興味があったらスーパーで鶏ムネ肉や五香粉などを買ってきて台湾唐揚げ作りに挑戦してみよう。
(参考文献)
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2021年3月20日

  • 更新日:

    2022年1月13日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧