【パセリ】を使った料理を紹介！みじん切りにすると苦みがなくなる？

付け合わせのみならずメイン料理にも使えるパセリ。最初にパセリを料理に使用する前の下処理方法を解説しよう。みじん切りにすることで独特の苦みが消えるのが、パセリの特徴のひとつだ。まず調理前にパセリを水洗いして水気をきり、葉と茎に分ける。おもに使用するのは葉の部分だ。茎と分けた葉はみじん切りに刻む。

では茎の部分はどう活用すればいいのだろう。パセリの茎の活用方法は料理用として使うより、肉や魚の臭み消しにおすすめだ。パセリの茎の部分は特有の香りが強く、太い茎の部分はかたくて食べにくい。活用方法は肉や魚と一緒に煮込んで臭みを消すか、洋風の煮物やスープの出汁にして活用するとよい。

すぐに使わないときは冷凍用の保存袋に入れ、冷凍しておくといつでも使えて便利だ。保存期間の目安は冷凍室で1ヶ月ほど。みじん切りにしたパセリはレンジで乾燥させて保存も可能だ。保存方法は保存容器に入れて冷凍室へ。

次にパセリを大量に使う料理の作り方を紹介しよう。パセリを大量に使う人気料理のひとつがパセリトーストだ。独特の苦みがあるため、大人のみならずパセリが苦手だとい子どもも多いだろう。パセリを美味しく味わう方法のひとつが、油と乳製品を使いパセリの苦みと香りをやわらげることだ。

とくに使いやすいのが、チーズとマヨネーズの組み合わせ。では実際に作っていこう。まずパセリは水洗いして水気をきり、葉と茎を切り離して葉は細かくみじん切りに刻む。ボウルに汁気を切ったツナ缶を入れ、パセリとマヨネーズ、ごま油を加えて混ぜる。食パンに混ぜたものをのばし、その上にピザ用チーズをのせてトースターに入れ、焼き色が付くまで焼けばパセリトーストの完成だ。

食感を楽しみたいときは、みじん切りに刻んだ玉ねぎを加えるとよい。ボリュームアップしたければ、茹で卵をみじん切りか輪切りにしてのせるのがおすすめだ。好みで黒こしょうやオリーブオイルをかけて食べても美味しい。

次にパスタなど、いろいろな料理に使える、パセリを使うジェノベーゼ風ソースの作り方を紹介しよう。 作り置きしておくとパスタのみならず、グラタンやチャーハン、スープ、カルパッチョなどの料理に活用できて便利だ。水洗いして水気をきったパセリは、葉の部分のみ使用するので茎は取り除く。

ピスタチオは殻と薄皮を取り除き、ローストされていなければフライパンで軽く炒る。にんにくは皮とヘタを取って、縦半分に切り中心の芽を取り除く。ミキサーかフードプロセッサーに、パセリ・ピスタチオ・にんにく・粉チーズ、オリーブオイルを入れて撹拌する。オリーブオイルは2回に分けて加えると混ざりやすい。ここではピスタチオを使用した料理を紹介したが、好みで松の実やアンチョビを加えても美味しい。

鶏肉や豚肉、牛肉のような肉料理とも相性のいいパセリ。最後にパセリを使った肉料理のおすすめの作り方を紹介しよう。おすすめの料理のひとつが、かぼちゃと豚肉のパセリ炒めだ。ビタミンとミネラルが豊富な一品で食べごたえがあり、ごはんのおかずはもちろん、冷めても美味しいので弁当に入れるのもおすすめ。

まずパセリは水洗いして水気をきり、葉のみをみじん切りに刻む。かぼちゃは7〜8mm幅のくし形に切って横半分に切り、玉ねぎは1cm幅のくし形に切る。豚肉は2〜3等分の長さに切り、酒と塩こしょうで下味を付けてほぐす。フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、玉ねぎとかぼちゃを加えて塩少々をふり炒める。

かぼちゃに火が通ったらフライパンの端に寄せ、豚肉を加えて炒める。肉に焼き色が付いたら寄せておいた野菜と一緒に炒め、塩こしょうで味を調えてパセリを加え、さっと炒め合わせる。最後に火からおろし器に盛り付ければ、かぼちゃと豚肉のパセリ炒めの完成だ。パセリは香りと色を生かすよう、仕上げに加えて手早く炒め合わせること。

ハーブの中でも栄養価が高く、みじん切りにしてトーストにしたり、ソースにしてパスタと絡めたり、スープに入れたり、フライの衣に混ぜたり、付け合わせ以外の料理にも使えるパセリ。これまでにパセリを付け合わせでしか使ったことがない人も、料理に活用してみてはいかがだろうか。