1. 水出しコーヒーの豆の選び方や違い

水出しコーヒー用の豆の選び方は難しい、そう思っている人もいるだろう。ではどのように水出しコーヒーの豆を選んだらよいのか。ここでは豆の選び方や、水出しコーヒーと普通の豆との違いなどを紹介したい。
水出しコーヒーの豆の焙煎度
コーヒー豆には焙煎度がある。焙煎とはローストすることで、通常8段階ほどに分けられる。焙煎にかける時間が長いと味にコクと深み、かける時間が短いと酸味が強い。水出しコーヒーとして豆を選ぶなら時間をかけてローストされている状態の豆が好ましい。7、8段階めのものが水出しコーヒーに合うだろう。たとえばイタリアンローストなど、8段階で焙煎されているものが一番向いているのだ。もしくはその手前のフレンチローストもよいだろう。
水出しコーヒーの豆の原産地
水出しコーヒーの豆を選ぶなら原産地も確認したい。実はバランスがよいとされている豆は南米産。わからなかったらコロンビアやブラジル豆を選ぶとよいだろう。パナマなどの中米豆はフルーティーさが強く、アフリカ豆などは香りが独特である。
普通の豆と水出しアイスコーヒーの豆の違い
結論からいうと実は豆はアイスでもホットでも淹れられる。しかしホットにしたときと、アイスにしたときは同じ豆でも味わいが変わるのだ。水出しコーヒーのように水で薄めるのが前提の場合は、できるだけ深煎りの豆を選ぶ必要がある。
2. 水出しコーヒーの豆の挽き方

水出しコーヒーの豆の選び方がわかったが、豆を選んだら豆のまま購入したほうがよいのだろうか。また挽く場合、挽き方はどのようにしたらよいのか。そのようなコーヒー豆ビギナーにもわかりやすく解説をしよう。
水出しコーヒーの豆の挽き方は?
コーヒー豆はそのままでは当然淹れられず、器具を使って挽く。しかし実は挽き方にもいろいろあるのだ。一般的には豆には粗挽き、中挽き、細挽きとある。粗いほどコーヒーの味は薄め。しかし水出しコーヒー用は、粗挽きから中挽きにするのがおすすめだ。
水出しコーヒーの豆は保存期間で挽くか決める
水出しコーヒーの豆を買いに行き、豆を挽くか挽かないか悩む人もいるかもしれない。当然自宅に豆を挽く器具がなければ店で挽いてもらう必要がある。しかしもし自宅に器具があるのなら、必要量だけでその都度挽くほうがよいだろう。コーヒー豆は挽いた段階で酸素に触れ、劣化がはじまる。美味しく飲める保存期間は7~10日の間だ。粉にした状態ですぐに飲む予定がないのなら、必要な日数から逆算して購入するのがおすすめである。
3. 水出しコーヒーにおすすめの豆

水出しコーヒーの豆について基礎知識がついたところで、具体的にどんな豆が美味しいのかを紹介する。
カルディ「ウォータードリップコーヒー」
コーヒーの豆を手軽に購入できることで人気があるカルディで、アイスコーヒーの豆を水出し風にした定番の商品。イタリアンローストで深煎り具合が水出しコーヒーにぴったり。値段も手頃なので買い求めやすい。
キーコーヒー「GRAND TASTE ・香味まろやか水出し珈琲」
喫茶店などで飲む水出しコーヒーのような味を楽しめる豆で、水出しコーヒーを美味しく飲むことができる。酸味や苦みが強くないので、ビギナーでも飲みやすいのが嬉しい。
澤井珈琲「専門店BITTERなアイスブレンド(水出し珈琲用)」
クセがない澤井珈琲の人気商品。メインにブラジル産サントス豆を使い、香ばしい後味がやみつきになりそうな一品だ。
4. 豆から水出しコーヒーを淹れる方法

自分で水出しコーヒーを手軽に淹れる方法を知りたい。それさえ知っておけば、家にいながらカフェさながらの味を楽しめるのだ。それではここで水出しコーヒーの美味しい淹れ方を紹介しよう。
水出しコーヒーは豆と水の量が大事!
水出しコーヒーを淹れるには、コーヒー粉1に対し水が18。水出しコーヒー用のポットで抽出する場合は1Lサイズで豆は40gほど挽こう。水は1L用意する。12時間~1晩で大体水出しコーヒーが完成する。ウォータードリップのサーバーを使って水出しコーヒーを淹れる場合は、約1時間で抽出できるのが特徴だ。ポットのときと豆の量は同じでよいが水は750ccほどで少なめにしたい。早めに水出しコーヒーを作りたいときにはこちらのほうがおすすめである。どちらの方法で水出しコーヒーを作ったとしても豆の量は同じ、そして常温で作るのがおすすめである。
結論
ここでは水出しコーヒーにはどんな豆を選ぶべきか、また挽き方、実際に選びたいおすすめの豆、自分で淹れる際の方法などを紹介してきた。水出しコーヒーは手軽に美味しく飲むことができるので、休日などにぜひ試してほしい。
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