1. フリッタータとは?キッシュやトルティージャとの違い

フリッタータはイタリアのオムレツであり、フライパンに好みの野菜と溶き卵を注ぎ、両面加熱するだけで完成する。とても簡単に作ることができるが、野菜をたくさん食べることができ、さらに卵が入ることで格段に栄養価がアップするので、身体に嬉しい一品といえるだろう。
ほかの卵料理との違い
キッシュ
キッシュは、まず卵と具材を使ってアパレイユを作る。そして、パイ生地やタルト生地にアパレイユを流し入れて、オーブンで焼くという工程になる。生地を使用することが、フリッタータと大きく違うところである。
トルティージャ
トルティージャの作り方はフリッタータと同じ方法になるが、フリッタータはイタリア料理であることに対して、トルティージャはスペイン料理である。この部分が違いであるといえる。
スパニッシュオムレツ
スパニッシュオムレツは、じゃがいもと玉ねぎを具材にして卵と一緒に焼いた卵料理だ。フリッタータに比べて厚みがあり、ほくほくとしたジャガイモの食感が楽しめる。
2. フリッタータとは?基本の作り方

フリッタータの基本となる作り方や、美味しく作るためのコツについて紹介していくので、ぜひマスターしてもらいたい。
材料
卵、牛乳、オリーブオイル、ズッキーニ、玉ねぎ、ピーマン(赤や緑)、パルメザンチーズ、パセリ、塩コショウ
作り方
パルメザンチーズは、すりおろしておく。ズッキーニ、玉ねぎ、ピーマン(赤緑)は適当な大きさに切り、パセリはみじん切りにしておく。フライパンにオリーブオイルを入れてゆっくりと中火で加熱し、玉ねぎ、ピーマン(赤緑)を入れていく。4~5分程度じっくりと調理してから、ズッキーニを加えて柔らかくなるまで中火でしっかりと火を通す。塩コショウで味を調えたら、ボウルにあげて冷ましておく。
別のボウルに卵、牛乳、パセリ、パルメザンチーズを入れる。炒めた野菜を加えて、軽く混ぜ合わせておく。フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、合わせた卵液を入れる。そのまま4~5分程度、かき混ぜながら端が固まりはじめ真ん中がまだ柔らかい状態になるまで加熱していく。半熟状になったら、フタをして蒸し焼きにしたら完成となる。
美味しく作るためのコツ
卵液は半熟状になるまで木べらなどでかき混ぜてから、蒸し焼きにするとよいだろう。卵を混ぜずに焼いてしまうと、中にきちんと火が入る前に表面が焦げてしまうおそれがあるためだ。
3. フリッタータとは?人気のアレンジ

みんなが大好きなフリッタータのアレンジをいくつか紹介していくので、ぜひ参考にしてもらいたい。
ケールとベーコンのフリッタータ
みずみずしく鮮やかな緑色が特徴のケールは、加熱してもあまり食感が変わらないのでおすすめである。
たまねぎとシメジのフリッタータ
加熱することでたまねぎから甘みが出て、さらにシメジからは旨みがでるので、とても美味しいフリッタータが完成することだろう。
そら豆とじゃがいものフリッタータ
そら豆の鮮やかな緑色がよいアクセントになるだろう。柔らかな口あたりとほのかな甘みがとても美味しく、じゃがいもとの相性もよいのでおすすめしたい。
菜の花と海老のフリッタータ
菜の花のほろ苦さと海老の旨みがとても美味しく、まろやかな卵との相性もバツグンである。さらに、菜の花の緑色、海老のピンク色、卵の黄色で見ためにも楽しめるフリッタータを作ることができる。
ひき肉とほうれん草のフリッタータ
ひき肉が加わることで、ボリュームアップにつながり食べごたえが増すだろう。さらにほうれん草が入ることで、栄養価が高いフリッタータになることだろう。
しらすと青のりのフリッタータ
しらすの塩分がちょうどよいアクセントになり、さらに青のりの香りが加わり、美味しいフリッタータを作ることができる。
結論
本記事では、フリッタータについて詳しく紹介してきた。家でも簡単に作れることが伝われば幸いだ。ぜひ挑戦してもらい、家族みんなで美味しさを味わってもらいたい。さらにさまざまなアレンジも紹介してきたので、好みのものをみつけたら作ってみてはいかがだろうか。
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