めざしの食べ方を解説！気になる調理方法やアレンジレシピも紹介！

小いわしを丸干しにしためざし。酒の肴や朝食の一品としてもおなじみの食材だ。めざしのような干物を食べるとき、骨や頭も食べていいのかと考える人もいるのでは？干物にすることで旨みが凝縮し、生とは違う美味しさを堪能できるめざしは、骨までやわらかで頭から食べることができる。

干物なので買ったあとの処理は必要ない。選ぶときのポイントは、胴が太くて丸々としているものが脂がのっており、身が詰まっている証拠だ。食べ方はフライパンやトースターで焼いたり、グリルであぶったりなど簡単な調理で味わえるのも特徴のひとつ。小さなめざしは衣を付け、油で揚げて天ぷらにしたり、大きなものは焼いて大根おろしを添えたりして味わうと美味しい。

ここでは基本的なめざしの食べ方を紹介しよう。

食べ方のひとつがフライパンで焼く方法だ。めざしは小さいため火が通りやすく、焼き過ぎてかたくなったり、逆に焼きが足りなかったりしないように、注意して見ながら焼くことが大切なポイント。ただし、ひっくり返すタイミングは、めざしが教えてくれるため、注意して見ていれば失敗せずに上手に焼けるはずだ。

具体的な焼き方を解説する。火加減は最初から最後まで中火だ。ポイントはフライパンに手をかざし、熱いかなと思う程度に予熱してから焼くこと。フライパンにめざしを入れ2分ほど焼くとめざしが反ってくるので、このときにひっくり返せばよい。続けて反対面を2分ほど焼く。反っためざしが真っすぐになれば焼き上がりだ。

次に焼き網で焼く方法を紹介しよう。火加減はフライパンと同じ中火だ。焼き網にめざしをおき2分ほど焼けば反ってくるので、ひっくり返してさらに反対面を2分ほど焼き、真っすぐになれば焼き上がりだ。念のため火が通っているかを確かめる方法を紹介しよう。めざしを手に取り親指と人差し指で曲げてみる。火が通っためざしは、あまり力を入れなくてもぐっと曲がる。焼き時間が足りないめざしは、腹のところがかたく途中で止まる。かたければ再びフライパンや焼き網で焼けばよい。

ここでは、めざしをそのほかの料理にアレンジする食べ方を紹介しよう。

食べ方のひとつが、めざしの甘酢漬けだ。作り方は簡単で、焼いためざしを熱いまま甘酢に漬ける。一晩冷蔵庫で寝かせれば完成だ。甘酢の割合は酢3：砂糖1を目安にするとよい。好みで玉ねぎを一緒に漬けても美味しい。

次に洋風にアレンジする方法を紹介しよう。おすすめの食べ方のひとつが、アルコールのおともにぴったりなガーリック焼きだ。まずにんにくを縦半分に切り、芯を取り除いてみじん切りにする。耐熱容器にめざしを入れ、にんにくを全体にのせて黒こしょうをふり、オリーブオイルをかけてトースターでこんがりと焼き色が付くまで10分ほど焼く。最後にパセリを散らせば完成だ。ガーリックの風味が食欲をそそり、いつもの食べ方と違う味を楽しみたいときにおすすめ。

焼いて食べることの多いめざしだが、出汁がよく出るので煮物で食べるのもありだ。めざしと大根の煮物の作り方を紹介しよう。めざしを半分に切り酒をふる。にんじんと大根は一口大の乱切りにする。鍋に、めざし・にんじん・大根・しょうが・しょうゆ・砂糖・出汁を入れ、強火にかけて煮立ったら中火にする。味がしみるまで煮れば完成だ。さっぱりとした甘辛味で、ごはんはもちろん日本酒との相性もばっちり。

シンプルに焼くだけでも美味しいめざしだが、紹介したようにガーリック焼きや煮物にして食べるのもありだ。調理する時間がないときは焼いて食べ、時間に余裕があるときはアレンジして味わってみてはいかがだろうか。