1. トマトとナスのおすすめ煮込み料理

形も食感も異なるトマトとナスであるが、トマトはナス科の植物である。淡白な味わいのナスも、トマトと組み合わせることで双方のよい点を引き出して美味しい料理を作ることができる。まずは煮込み料理の例から見てみよう。
ナスをトマトで煮込む
ナスは縦に4等分にしてオリーブオイルで炒め、火が通ったらトマトを加えて煮込む。ナスだけではボリュームに欠けるので、パプリカや玉ねぎなどの野菜を加えるとコクも出るのである。塩こしょうだけではなく白ワインも加えて仕上げる。
肉類を加えて
トマトとナスをベースに、合い挽き肉や玉ねぎ、にんじんやセロリも加えて煮込むと丼ものにしても美味しい一品となる。おかずとして楽しみたい場合には、鶏のもも肉やきのこ類を足す。翌日の弁当にももってこいである。また、炒めたナスの旨みを利用してハンバーグのソースとすることも可能である。
2. さっぱり食べられるトマトとナスのマリネ

夏に美味しくなるナスとトマトを、さっぱりとマリネにすれば夏のメニューらしくなる。洋風和風、いずれでも美味しく食べることができるレシピを紹介する。
ナスの下処理
ナスには独特のえぐみがあり食べにくいという人もいるかもしれない。気になる場合には、ナスを切ってすぐに水に浸けてあく抜きをしてみよう。料理に用いる際には、水分をしっかりと除去するのがポイントである。
洋風マリネの作り方
ナスは一口大にしてあく抜きをする。トマトも適当な大きさに切っておく。フライパンにオリーブオイルを入れてナスに火を通す。マリネのための液は、オリーブオイル、酢で作る。好みで砂糖も加えて味の調整をしてもよい。容器にナス、切ったトマト、マリネ液を加えてよく混ぜれば完成する。ニンニクや玉ねぎのみじん切りなどを加えても美味しい。
和風マリネの作り方
マリネを和風に仕上げたい場合には、マリネ液に醤油を加えるだけでそれらしくなる。根本から和風にしたい場合には、ごま油、白出汁、レモンをベースにしてマリネ液を作る。白出汁の代わりにポン酢を使ってもさっぱりする。これにしそをトッピングすると見た目も和を演出できる。
3. たっぷりチーズがとろけるトマトとナスのグラタン

ナスとトマトを使ってボリュームのある料理にするのならばグラタンが一番である。チーズをたっぷりとのせて豪快に食べたいものである。
ナスとトマトのグラタン
ナスもトマトもそれぞれ薄く切っておく。ナスはあく抜きをして水気をしっかりと切る。フライパンにオリーブオイルを入れ、ナスを焼く。グラタン用の皿にオリーブオイルを塗って、ナスとトマトを重ねて入れていく。たっぷりのチーズを上からかけてオーブンで焼けばできあがる。
ひき肉やベーコンを加えて
子どもたちを喜ばせるためには、ベーコンやひき肉を加えるとよい。また炒めた玉ねぎを足しても、グラタンの味わいがさらに深くなるだろう。
4. 野菜たっぷりで温まるトマトとナスのスープ

ナスとトマトを使って心も身体も温まるスープを作ることもできる。ナスとトマト以外の具材も活用して、ヘルシーなスープを楽しもう。
ミネストローネ風に
ナスやトマトを細かく切って、ズッキーニや玉ねぎも加えてミネストローネのように食べればパンによく合うスープになる。冷蔵庫にある野菜を加えるだけではなく、ベーコンで旨みを出したりミックスビーンズも加えて腹持ちをよくする方法もある。
中華風の味付けで
ナスとトマトを具材に、鶏ガラスープで味付けをすれば中華風となる。香りづけにごま油を垂らし、青ネギをトッピングしてあっさりと食べることができるのである。
結論
トマトとナスの組み合わせは、あっさりからボリュームのある料理まで幅広く応用できる。冷蔵庫や食品庫にある食材次第では、かなり豪華な一皿ができあがる。ナスだけでは地味になりがちなレシピも、トマトやその他の食材と調理することで栄養面も見た目もレベルアップする。ぜひナスを主役にした料理の数々を堪能してほしい。
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