1. 練りうにの味や特徴

生うには、身に含まれている酵素などが原因で、空気にふれると溶ける性質があり、日持ちがしない。そこで、生うにを塩やアルコールで加工することで保存を可能にしたのが「塩うに」だ。
塩うにに加工することで、商品によって少し差はあるものの、1ヶ月間ほど保存がきくようになった。また、生うにに満遍なく塩をふることで余分な水分が取り除かれ、臭みがなくなり旨みが凝縮するというメリットもある。
うに加工品には、「練りうに」「粒うに」「混合うに」などの種類がある。練りうにとは、塩うにの含有量が65%以上で、身をペースト状に練り潰したものをいう。一方、粒うには、塩うにの含有量が65%以上という点は練りうにと同じだが、粒が残っているのが特徴だ。また、塩うに含有率が50%以上65%未満のものを混合うにという。
うに加工品には、「練りうに」「粒うに」「混合うに」などの種類がある。練りうにとは、塩うにの含有量が65%以上で、身をペースト状に練り潰したものをいう。一方、粒うには、塩うにの含有量が65%以上という点は練りうにと同じだが、粒が残っているのが特徴だ。また、塩うに含有率が50%以上65%未満のものを混合うにという。
なめらかな舌触りとまろやかな味わいが特徴の練りうにだが、アルコール臭いという意見もあるかもしれない。アルコールは、殺菌効果が高く、うにの身崩れ防止にもつながるなど、重要な役割をもつため欠かすことができない。アルコール臭が苦手な人は、食べ方を工夫してみるとよいだろう。
2. 練りうにの美味しい食べ方

ペースト状の練りうには、食材に和えたりのせたりといった食べ方のほかに、生クリームでのばすなど、アレンジ力の高さが特徴だ。ここで、練りうにの美味しい食べ方を紹介しよう。
うにクリームパスタ
うにクリームパスタは、練りうにを使えば簡単にできる。作り方は、練りうにと生クリームを混ぜ、茹でたパスタと絡めればできあがり。練りうにのアルコール臭が気になる人におすすめのうにクリームパスタだ。
トロの練りうに和え
海産加工品である練りうには、もちろん鮮魚との相性もよい。トロの刺身の上に練りうにとかいわれ大根をのせて食べると、日本酒によく合うおつまみができあがる。トロ以外にも、白身魚と一緒に食べると、白身魚の淡白さに旨みが加わり、まろやかな味わいが楽しめる。
出汁茶漬けの練りうにのせ
練りうには、出汁茶漬けまたはお茶漬けとの相性もバツグンだ。白いごはんの上に、練りうにや山芋のすりおろし、わさびなどをのせると、ちょっと贅沢な出汁茶漬けができあがる。
3. 市販で人気の練りうに3選

最後に、スーパーなどで買える市販の練りうにやお取り寄せできる人気の練りうにを3つ紹介しよう。
かね徳「ねりうに」
かね徳の練りうには、スーパーや百貨店のほかに楽天市場などの通販でも購入可能。磯の風味と、なめらかな舌触りが特徴の練りうにが瓶詰めされている商品だ。開封後は冷蔵庫で保存しよう。パスタや和え物など幅広く使える商品だ。
丸東食品「ねりうに(練雲丹)」
たっぷり使いたいという人は、業務用の冷凍練りうにもおすすめだ。丸東食品の練りうには500g入っている業務用サイズで、解凍して使用する。大容量なので、パスタソースにたっぷり使うなど、料理にアレンジするときに便利だ。
株式会社横田屋本店「練りうに」
横田屋本店は、宝永3年創業の海苔や三陸海産品を取り扱う老舗だ。横田屋本店の練りうには、三陸産のムラサキうにに、みりんと砂糖だけを加えて練った高級品だ。アルコール臭がないので、そのまま食べたり、食材に塗ったりのせたりといった、手を加えない食べ方がおすすめだ。
結論
練りうには、もっと食卓でうにを堪能したい人にぴったりな食材だ。生うによりも長く保存でき、ペースト状なのでパスタソースや和え物にも使いやすい。練りうには、スーパーなどでも売っているので手に入りやすく、もう少し味にこだわりたいときはお取り寄せもおすすめだ。普段の食卓を簡単にワンランク上げてくれる練りうにをぜひ試してほしい。
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