1. 鶏皮の唐揚げの作り方とおすすめアレンジ

まずは、鶏皮の唐揚げの基本作り方と美味しくするコツ、味付けアレンジについて見ていこう。
鶏皮の唐揚げの基本の作り方
鶏皮を食べやすい大きさにカットし、塩少々と小麦粉(片栗粉でも可)をまぶす。小鍋に油を1cm程度入れて弱~中火(温度160~170℃)で熱し、鶏皮を入れて10分程度きつね色になるまでじっくり揚げていく。油からあげて余分な油を切って完成だ。
美味しくするコツ
鶏皮の唐揚げを美味しく作るコツは、低温でじっくり揚げること。鶏皮がパリッとしてきたら、最後に強火で仕上げるのがポイント。最初から強火にすると、油がはねやすくなるので注意しよう。
味付けアレンジ
旨みを出すために下味にガーリックパウダーやブラックペッパーを使うのもおすすめだ。簡単に作りたい場合は、市販の唐揚げ粉を使うと下味を付ける手間が省ける。また、揚げた鶏皮唐揚げに、酒とみりん、砂糖、醤油を煮絡め甘辛く味付けし仕上げに白ごまをふるアレンジは、酒のアテにもぴったりだ。ほかにも、下味にナンプラーと砂糖、ブラックペッパーを使って、チリソースを添えればエスニック風にもアレンジできる。
2. 鶏皮の唐揚げのリメイク料理

鶏皮の唐揚げが余ってしまったときに、ほかの料理にリメイクするアイデアを紹介する。
チャーハンにリメイク
余った鶏皮の唐揚げを、チャーハンの具にしてみよう。鶏皮の唐揚げに含まれる脂分が、ごはんをほどよくコーティングし、チャーハンにコクがプラスされるだろう。ほかの具材はシンプルにネギだけでも、鶏皮の唐揚げの旨みで美味しく仕上がる。
鶏皮唐揚げ丼にリメイク
余った鶏皮の唐揚げをごはんにのせて、鶏皮の唐揚げ丼にしてみるのもよいだろう。鶏の唐揚げに、カレー粉やコンソメパウダーなどをふって味を変えてみたり、小ねぎやマヨネーズをトッピングして味にアクセントを付けてみるのもおすすめだ。
3. 鶏皮の唐揚げは冷凍できる?

鶏皮の唐揚げが余ってしまったとき、冷凍保存できるのだろうか。また、冷凍しない場合の保存期間はどのくらいだろうか。ここでは、鶏皮の唐揚げの冷凍方法や保存期間について説明していこう。
鶏皮の唐揚げは、揚げてから冷凍できる?冷凍保存方法は?
揚げた鶏皮の唐揚げは冷凍できる。冷凍保存する際は、油の酸化を防ぐために油をしっかりと切り、なるべく空気に触れないようフリーザーバッグなどの密封容器に入れて冷凍しよう。長期の冷凍保存は、冷凍焼けなど食材の劣化を招くため、長くても1ヶ月以内には食べるのがおすすめだ。
冷凍しない場合の保存方法と保存期間
鶏皮の唐揚げを冷凍しない場合、冷蔵で3日ほどが保存期間となる。しかし、揚げてから時間が経てば経つほど味が落ちるため、早めに食べるのが好ましいだろう。
冷凍した鶏皮を唐揚げにする方法とコツ
鶏皮を平たく伸ばした状態で冷凍しておけば、冷凍庫から出してすぐにカットすることができる。生の状態だとカットしにくい鶏皮だが、冷凍した状態だとカットしやすいのもメリットだ。冷凍のままフライパンに油をひかずに焼けば、鶏皮から出た脂で揚げ焼きとなり、カリカリの鶏皮揚げが完成する。小麦粉や片栗粉を付ける場合は、カットし解凍した鶏皮に衣をまぶし揚げよう。カラッと仕上げるコツは、衣をつけてすぐに揚げること。水分が回りべちゃっとなる前に揚げてしまおう。
4. 鶏皮の唐揚げのカロリーや糖質

最後に、鶏皮の唐揚げのカロリーと糖質、体重管理中に食べる際の注意点などを紹介しよう。
鶏皮の唐揚げのカロリーや糖質・栄養
日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参考に、鶏皮の栄養を見ていこう(※)。数値は、すべて100g当たりだ。
- 鶏皮(生):474kcal 糖質量0g
- 鶏もも肉(皮付き・生):190kcal 糖質量0g
- 鶏皮の唐揚げ:476kcal 糖質量22.6g
- 鶏もも肉(皮付き)の唐揚げ:302kcal 糖質量12.5g
鶏もも肉と比較すると、脂質を多く含む鶏皮はかなり高カロリーな食材であることが分かるだろう。衣を付けて揚げる唐揚げにすることで、さらにカロリーがUP。生の状態では0gだった糖質量も、衣を付けることで上がってしまう。
体重管理中に食べる場合の注意点
これらのことを踏まえ、糖質制限中やカロリー制限中に食べる場合は、衣を薄く付けるか、衣を付けずに揚げ焼きにするのがおすすめ。衣に油が吸収されないし、鶏皮に含まれる油分も溶け出しやすくなるだろう。
結論
鶏皮の唐揚げの作り方とリメイク、冷凍保存方法、カロリーまでを見てきた。酒のアテにぴったりの鶏皮の唐揚げは、高脂質・高カロリーな食材。食べ過ぎに注意しながら、味付けアレンジやリメイク料理を楽しんでもらいたい。