1. すぐできるおつまみ!ヤングコーンのバター醤油焼き

こりこりした食感が楽しいヤングコーンは甘みも強く、グリルやソテーにすると素材の味を堪能できる。おつまみとして楽しむなら、焼きものではバター醬油焼きがとくにおすすめだ。
食欲そそるバターの芳醇なコクと焦がし醬油の香ばしさの相性はいうまでもなく、少し濃い味付けはおつまみだけに留まらず、弁当やごはんのおかずにもよいだろう。醤油はだし醤油を使うと、昆布やかつおの旨みと和のテイストが加算されるので美味しく仕上がる。
酢豚や八宝菜の具として知られるヤングコーンは、通常のコーン同様水煮で缶詰やパックで販売されている。そのため旬の5〜7月以外でも通年食材のように手に入りやすく、水気をきってすぐに使用できる手軽さも魅力だ。おつまみやあと一品ほしいとき、すぐ作れるよう日持ちする水煮を常備しておくとよいだろう。
皮付きを購入する場合は、外側の状態で鮮度のよさを判別できるので覚えておいてほしい。ひげの色が茶色くない、皮にピンとしたハリのあるヤングコーンを選ぼう。
2. お酒のおつまみに!ヤングコーンのナムル

ここではヤングコーンを使った和えものを紹介する。水煮を使用すれば茹でる工程が省略できるため、加熱をする必要がない。また、ひとくちサイズなので包丁でカットする手間もなく洗い物も最小限で料理が完成するため、手軽に作れるおつまみだ。
ナムルは味付けも作り方もシンプルで、水気をきったヤングコーンにごま油、砂糖と塩を加え混ぜ合わせる。仕上げにごまやネギを散らし、アクセントにブラックペッパーを足すとピリッとした辛みがプラスされおつまみによい。
辛いものが好きな人はブラックペッパーの代わりに一味や七味といった唐辛子、ごま油の代わりにラー油など、その日の気分や食べ合わせでアレンジすると飽きがこず、バリエーション豊かにヤングコーンを味わえる。
ちいさな子どもには、ナムルにめんつゆやツナを足すと食べやすさが増し、サラダ感覚でパクパクと食べられるだろう。和えるだけで完成するので、一度にまとめて作っておくと翌日のおつまみにも困らず、すぐに食べられるのでおすすめだ。
3. おつまみにおすすめ!ヤングコーンのフライ

ヤングコーンのフライは、今回紹介するなかで一番手をかけるレシピだが、ホクホクとした味わいは絶品で一度は食べてほしい料理だ。おつまみとしてもさることながら、ベーコンや豚バラを巻いて揚げれば主役級の一品にもなる。水煮を使用する場合、すでに加熱が済んでいるため中温でカラッと揚げよう。皮付きを使用する場合は、ひげを捨てずにフライやかき揚げにしよう。ひげもヤングコーンと同じく甘く、一本一本が細いためサクサクとした軽い食感を楽しめる。
シンプルに塩だけで食べても美味しいが、ヤングコーンのフライをおつまみとして食べるなら、中濃ソースやマヨネーズのこってりめの組み合わせで食べるのもおすすめだ。香草やスパイスとも相性がよく、バジルやカレー粉を衣に入れて揚げるとヤングコーンのもつ甘みが一層引き立つおつまみになる。ビールやワイン、日本酒など一緒に飲むアルコールの品種でフライの食べ方を変えてみよう。
結論
甘さと食感が特徴のヤングコーンは、ひとくちサイズで食べやすく、クセのない食材なのでおつまみに最適である。ひげも甘く、カラッと揚げれば美味しく食べられるので、シーズン中は生のものを手に入れてほしい。水煮を使用すれば旬の時期以外にも楽しめるだけでなく、簡単に一品作れるだろう。忙しいときやシーズン外は水煮を購入するなど、そのときに合わせて使い分け、ぜひ料理のレパートリーに加えよう。
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