- 1. 焼豚の冷凍保存のコツ・保存期間の目安
- 2. 冷凍した焼豚の解凍方法・解凍時間
- 3. 焼豚の冷蔵保存ももちろん可能
- 4. 焼豚のタレの保存方法と解凍方法
- 5. 焼豚やタレを保存する際の注意点
- 6. 解凍した焼豚の食べ方・おすすめレシピ
1. 焼豚の冷凍保存のコツ・保存期間の目安
焼豚は冷凍保存が可能だ。手順や保存期間の目安などをまとめたので参考にしていただきたい。
スライス焼豚の冷凍保存方法
冷凍保存する場合、可能であれば食べやすい形にスライスしてからがおすすめ。切り分けておくことで、ラーメンやチャーハンなどに使いやすくなるからだ。一度に食べる量ずつ小分けにしてラップに包み、ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍保存する。金属製のバットにのせて冷凍庫に入れると冷凍時間を短縮できる。
ブロック焼豚の冷凍保存方法
焼豚を少しでも長く保存したいときは、カットせずブロックのまま冷凍するのがよい。カットすると包丁や手指の雑菌が付着したり、空気に触れる面積が大きくなって劣化が早まったりするためだ。同じようにラップに包み、可能であればジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
ブロックを生のまま冷凍保存する方法
調理する前の生の豚肉を、タレに漬け込んだ状態で冷凍保存する方法もある。豚肉とタレの両方を、ジッパー付き冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れよう。調理する際の手間を省きたい方におすすめだ。
冷凍保存のコツ・ポイント
日持ちさせたいときは味付けを濃くするとよい。醤油には殺菌効果も期待できるため、醤油を多めに使って焼豚を作ると保存期間が延ばせる。
焼豚の冷凍保存期間の目安
冷凍保存した焼豚の保存期間は、できれば2週間。長くても3週間ないし1カ月をリミットと考えておこう。緩やかではあるが冷凍していても劣化するので、できる限り早めに食べきるのが望ましい。なおブロックを生のまま冷凍した場合、保存期間は2週間程度が目安になる。
2. 冷凍した焼豚の解凍方法・解凍時間
冷凍保存した焼豚は、食べる前に解凍することになる。ラーメンやチャーハン用に細かく刻んであればそのまま使ってもよいが、そうでないときは次の手順で解凍しよう。
焼豚は自然解凍がおすすめ
冷蔵庫に移動させて自然解凍すると、風味や旨味を損ないにくいので美味しく食べられる。解凍時間は大きさや冷凍状態にもよるが、5〜6時間ほどが目安になる。ブロックの場合はそれ以上かかるため、時間には余裕を持っておこう。
ブロックを生で冷凍保存した場合の解凍方法
同じく冷蔵庫に入れて自然解凍をする。あとはお好みの調理方法で焼き上げればOKだ。
3. 焼豚の冷蔵保存ももちろん可能
先に冷凍保存からお伝えしたが、もちろん冷蔵保存も可能だ。この場合の保存期間などもお伝えしておこう。
焼豚の冷蔵保存方法
熱を持っている場合はしっかり冷まし、できるだけ空気が入らないようにラップでピタッと包む。あとは、清潔で密閉できるジッパー付き保存袋などに入れて冷蔵庫へ入れればよい。
冷蔵保存のコツ・ポイント
焼豚を少しでも長く冷蔵保存するには、殺菌作用がある黒こしょうや生姜などを調味料に使おう。また焼豚をしっかり冷ますことで、保存中に雑菌が繁殖するのを低減できる。
焼豚の冷蔵保存期間の目安
冷蔵庫での保存期間は冷凍と比べて短い。味付けの濃さや使用した調味料にもよるが、できれば2〜3日、長くても1週間を目安に食べきろう。
4. 焼豚のタレの保存方法と解凍方法
焼豚本体ではなく、タレはどのように保存すればよいのだろうか。
タレのみ冷凍または冷蔵保存
よく冷ましてからジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて、空気をできる限り抜いてから密閉する。漏れが心配なら2枚重ねにするとよいだろう。あとはそのまま冷凍庫か冷蔵庫に入れればよい。
タレごと冷蔵保存
焼豚を、タレごとジッパー付きの冷蔵用保存袋に入れる方法もある。保存中に味がしみ込むので、しっかりした(濃いめの)味付けで食べたいときはそうしよう。味を濃くしたくないときは、別途ジッパー付きの冷蔵用保存袋を用意して別々に冷蔵保存すればよい。
焼豚のタレの保存期間の目安
使用する調味料などにもよるが2〜3日、長くても5日程度が目安になる。
タレの解凍方法
タレだけを別で保存した場合は、同じように冷蔵庫で自然解凍し、さらに鍋またはフライパンで一度火を通してから使う。殺菌の狙いがあるので省かないようにしよう。
5. 焼豚やタレを保存する際の注意点
焼豚を保存するにあたって、気をつけたいのは雑菌の繁殖や劣化だ。とくに次のようなポイントには注意しよう。
粗熱はきちんと取ってから
粗熱が残った状態で密閉してしまうと、雑菌が繁殖しやすくなる。安全に食べるためにも、必ず粗熱がしっかり取れた状態でラップに包むなどしよう。
ラップや保存袋の空気はしっかり抜く
空気に触れると劣化が早まる。お伝えした保存期間の目安よりも早く傷むおそれもあるため、ラップや保存袋に入れる際は可能な限り空気を抜くようにしよう。
解凍した焼豚は再冷凍しない
焼豚に限ったことではないが、再冷凍は品質の劣化を早める。風味を損なうだけでなく、一度解凍した際に雑菌が繁殖したり付着したりすることもあるため、再冷凍は控えよう。
タレはしっかり沸騰させて作る
タレはしっかり沸騰させて作ることが重要。とくに生肉を漬けた場合、雑菌が繁殖しないように沸騰加熱が必要だ。
電子レンジ解凍は避ける
時間がない、急いでいるという場合についやりがちなのが、電子レンジ解凍だ。たしかに便利だし時短にもなる。だが急な温度変化によって焼豚が縮んだり、旨味が流出したりして風味も食感も低下するため、できれば避けたほうが無難だ。
6. 解凍した焼豚の食べ方・おすすめレシピ
最後に、解凍した焼豚を使って作るおすすめのメニュー・レシピを紹介する。
ホットケーキミックスで作る焼豚中華まん
作り方は、ホットケーキミックスに少しずつ水を加えて混ぜたら、麺棒でのばして焼豚やメンマを和えた具材を詰めて、蒸し器で15分くらい蒸したらできあがりだ。
焼豚とチーズのミルフィーユ
作り方はミニトマトを3つにスライスし、焼豚とスライスチーズを交互に重ねていく。一番上にミニトマトのスライスとチーズをトッピングし、オーブントースターで3分ほど焼き、パセリをトッピングしたら完成。
焼豚の中華おこわ
作り方は、焼豚やしめじ、人参、椎茸をみじん切りにして、ごま油で炒める。オイスターソース、醤油、酒などで味付けをしてから、炊飯器でもち米と一緒に炊いたらできあがりだ。
結論
焼豚はタレがしみ込んでいて冷蔵や冷凍保存でも日持ちがしやすいメニューだ。ラーメンやチャーハンなどの具材にはもちろんのこと、さまざまなアレンジの仕方によってバリエーションも楽しめる。炊飯器調理や、手作りのおやつとしても活用ができるのでおすすめだ。
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