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豚ももブロック肉とは?栄養面の特徴や美味しい食べ方などを紹介!

豚ももブロック肉とは?栄養面の特徴や美味しい食べ方などを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年9月16日

脂肪が少なくあっさりとした味わいが特徴の「豚ももブロック肉」。そんな豚ももブロック肉はたんぱく質が多いだけでなく、ビタミンB1などの栄養素も多く含んでいる。また、食材としてはローストポーク、チャーシュー・煮豚、角煮などさまざまな料理に使うことが可能だ。今回はそんな豚ももブロック肉について解説する。豚ももブロック肉を上手に使いこなせるようになろう。

  

1. 豚ももブロック肉とは?

豚ももブロック肉とは、豚の尻部分から取れるブロック肉(かたまり肉)のこと。もも肉はよく使われる筋肉(部位)であるため、脂肪が少なく赤身が多いのが特徴。また、たんぱく質・ビタミンB1が多く含まれることも特徴である。ブロック肉はローストポーク、チャーシュー・煮豚、角煮、ハムなどに使われることが多い。ちなみに、豚もも肉を使ったハムは「ボンレスハム」と呼ばれている。

2. 豚ももブロック肉の基本的な栄養価

文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」には(※1)、種類や部位、状態別に豚肉の栄養価が細かく収録されている。ここでは豚ももブロック肉の基本となる「大型種肉/もも/皮下脂肪なし/生」の100gあたりの栄養価をまとめておく。

豚もも肉100gあたりの栄養価

  • エネルギー:138kcal
  • たんぱく質:21.5g
  • 脂質:6.0g
  • 炭水化物:0.2g
  • 脂肪酸
     ・飽和脂肪酸:2.01g
     ・一価不飽和脂肪酸:2.48g
     ・多価不飽和脂肪酸:0.69g
  • ビタミン
     ・ビタミンA(レチノール):3μg
     ・ビタミンD:0.1μg
     ・ビタミンE:0.3mg
     ・ビタミンK:2μg
     ・ビタミンB1:0.94mg
     ・ビタミンB2:0.22mg
     ・ナイアシン:6.5mg
     ・ビタミンB6:0.32mg
     ・ビタミンB12:0.3μg
     ・葉酸:2μg
     ・パントテン酸:0.87mg
     ・ビオチン:2.7μg
     ・ビタミンC:1mg
  • ミネラル
     ・ナトリウム:49mg
     ・カリウム:360mg
     ・カルシウム:4mg
     ・マグネシウム:25mg
     ・リン:210mg
     ・鉄:0.7mg
     ・亜鉛:2.1mg
     ・銅:0.08mg
     ・マンガン:0.01mg
     ・ヨウ素:0μg
     ・セレン:23μg
     ・クロム:0μg
     ・モリブデン:1μg
  • 食物繊維:0g

豚ももブロック肉はビタミンB1が多い

豚肉はビタミンB1が豊富な食材として知られているが、特に豚もも肉はビタミンB1を多く含んでいる。その100gあたりの含有量は、部位別に見るとヒレ(赤肉)の1.32mgに次いで多く0.94mgとなっている。成人男性(18~64歳)の1日あたりのビタミンB1の摂取推奨量は1.3~1.4gmであるため、豚もも肉を140~150g程度食べれば1日の摂取推奨量を補うことが可能となっている(※2)。

3. 美味しい豚ももブロック肉の選び方

豚ももブロック肉は、精肉店だけでなく一般的なスーパーなどでも売られていることが多い。そのようなお店で豚ももブロック肉を選ぶ場合は、以下のようなポイントを参考にしてみよう。

豚ももブロック肉を選ぶポイント

  • 色:全体的にピンク色で脂肪部分は白色のもの
  • 形:しっかりと形があり、角張っているもの
  • 水分:パック内にドリップが出ていないもの

4. 豚ももブロック肉の美味しい食べ方

豚ももブロック肉は焼き物、揚げ物、蒸し料理、煮込み料理など、さまざまな料理に使うことが可能だ。ここでは豚ももブロック肉のメジャーな食べ方であるローストポーク、チャーシュー、角煮の3種類について紹介する。

食べ方1.ローストポーク

豚ももブロック肉を豪快に使って、ジューシーなローストポークを作ってみよう。ローストポークを作るときは、まず醤油・酒・はちみつなどを合わせた漬け汁に豚ももブロック肉を冷蔵庫で1晩漬けておく。漬けたらサラダ油を引いたフライパンで豚ももブロック肉の表面全体に焼き色を付ける。それからオーブンで30分加熱し、その後アルミホイルに包み余熱で20分程度温めれば完成となる。

食べ方2.チャーシュー

豚ももブロック肉を使って、ラーメンやチャーハンなどの具材に使えるチャーシューを作るのもおすすめ。作り方はサラダ油を引いたフライパンで表面全体に焼き色を付ける。それからフライパンに醤油・酒・砂糖・みりん・薄切り生姜を加え、フライパンに蓋をして蒸し焼きにする。上下をひっくり返してから、さらに蒸し焼きにする。中まで完全に火が通ったら自家製チャーシューの完成だ。

食べ方3.煮豚

脂肪の少ない豚ももブロック肉を使って、ヘルシーな煮豚を作るのよい。作り方は、ひと口大に切ったブロック肉を下茹でしておこう。それから鍋に生姜・みりん・水を入れて沸騰したら、豚ももブロック肉を加えて落し蓋をして弱火で30分程度煮込む。煮込んだら火を止めて20分程度置いておき、味を染み込ませたら完成だ。茹で卵や下茹でした大根などを加えても美味しくなる。

5. 豚ももブロック肉の正しい保存方法

薄切り肉やひき肉などに比べるとブロック肉は日持ちするが、それでもできる限り早く食べるのが重要になる。また、保存するときは、酸化や乾燥などに気を付けるのがポイントだ。以下に紹介している正しい冷蔵保存と冷凍保存のやり方を参考に、豚ももブロック肉の美味しさをキープしよう。

豚ももブロック肉を冷蔵保存するやり方・手順

  • キッチンペーパーで豚ももブロック肉の水気を拭き取る
  • 食品用ラップで豚ももブロック肉をピッタリと包む
  • 冷蔵庫のチルド室に豚ももブロック肉を入れて保管する

豚ももブロック肉を冷凍保存するやり方・手順

  • キッチンペーパーで豚ももブロック肉の水気を拭き取る
  • 食品用ラップで豚ももブロック肉をピッタリと包む
  • アルミトレイの上に乗せてから冷凍庫に入れて凍らせる
  • 完全に凍ったら冷凍用保存袋に移して冷凍庫で保管する

結論

脂肪が少なくてあっさりとした味わいが特徴の豚ももブロック肉は、焼き物、揚げ物、蒸し料理、煮込み料理などの料理に使うことができる。精肉店だけでなく、一般的なスーパーでも手に入りやすいので使い方を覚えて美味しい料理を作ってみよう。また、ほかの精肉に比べると日持ちするものの、酸化や乾燥を起こしやすいので保存する際はラップに包むなどするとよい。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2021年5月12日

  • 更新日:

    2021年9月16日

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