1. 赤肉メロンの特徴は?青肉との違いは?
冒頭でもお伝えしたように、日本の市場に流通しているメロンは、主に青肉メロンと赤肉メロンに大別することができる。赤肉メロンの特徴は、厳密には、それぞれの品種によって多少の違いがあるものの、果肉が赤味を帯びたオレンジ色をしていること、青肉メロンよりも甘みも香りも強く濃厚であること、などを挙げることができる。そして、これらの赤肉メロンの特徴は、そのまま青肉メロンとの違いということができるだろう。
ちなみに赤肉メロンの果肉の色は、緑黄色野菜などに含まれているβ-カロテンの色になる。β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換される。ビタミンAは、皮膚や粘膜を強化し、視力の健康維持に重要な役割を果たすビタミンでもある。
青肉メロンは、果肉が黄緑色をしていて、さわやかな香りが特徴でもあり魅力でもある。ただ、赤肉メロンも青肉メロンも、種は同じであるようだ。
2. 赤肉メロンの品種と値段の相場
赤肉メロンには、たくさんの品種があるが、主な品種は以下のようになる。
夕張メロン
赤肉メロンの高級品種で青肉系の高級品種であるマスクメロンと双璧をなしている。大玉で、果皮にはびっしりと美しい網目が入っている。果肉は、赤みがかったオレンジ色。とてもジューシーで、口の中でとろけるようにやわらかい。値段の相場はサイズや等級によって異なり、1玉3,000円~20,000円となっている。
ルピアレッド
夕張メロンよりも果肉がしっかりしていて、日持ちする。糖度も高くジューシーな甘みが特徴。値段の相場は、1玉3,000円~12,000円となっている。
クインシーメロン
さまざまな品種の組み合わせによって生まれた品種。果肉が、美しいサーモンピンク色をしている。甘みが強く、ジューシーなメロン。値段の相場は、1玉3,000円前後が一応の目安となる。
R-113
果肉が厚く、強い甘みと独特の香りが特徴。値段の相場は、1玉3,000円前後が一応の目安となる。
マリアージュ
ナント種苗によって育成された品種。果肉がオレンジ色で、ジューシーでやわらかい。日持ちがし、値段も比較的の手頃であることから人気のある品種。値段の相場は、1玉3,000円前後。
レノンメロン
タキイ種苗によって育成され、赤肉メロンの中では比較的新しい品種になる。果肉は、カボチャのような濃いオレンジ色をしている。果肉はしっかりとしていて、甘くてジューシー。値段の相場は、1玉3,000円前後。
3. 赤肉メロンのカロリーや糖質を比較
赤肉メロンの100g当たりのカロリーは45kcal で、糖質量は9.9gになる。この数値は、青肉メロンと同じである。
ちなみにほかの主な果物の100g当たりのカロリーと糖質量は、以下のようになる。
バナナ 93kcal 21.4g
りんご 53kcal 14.1g
ぶどう 58kcal 15.2g
スイカ 41kcal 9.2g
いちご 31kcal 7.1g
桃 38kcal 8.9g
みかん 49kcal 11g
パイナップル 54kcal 12.5g
りんご 53kcal 14.1g
ぶどう 58kcal 15.2g
スイカ 41kcal 9.2g
いちご 31kcal 7.1g
桃 38kcal 8.9g
みかん 49kcal 11g
パイナップル 54kcal 12.5g
こうやってほかの果物と比較してもメロンのカロリーは、特別に高くはなく、同じく糖質も特別に多いとはいえないようだ。
結論
赤肉のメロンの特徴や青肉メロンとの違い、主な品種や値段の相場、および気になるカロリーや糖質についてお伝えした。品種によって手頃な価格で手に入るメロンもあるが、それでもほかの果物と比較すれば、やはり高価になる。そう頻繁に食べることができない分、食べるときには格別な美味しさを感じることができるのかもしれない。
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