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イワナとヤマメとニジマス!そっくりさんの川魚の見分け方をマスター

イワナとヤマメとニジマス!そっくりさんの川魚の見分け方をマスター

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年5月26日

イワナやヤマメ、ニジマスは、多くの人が思い浮かべる「川魚」の代表格ともいえる存在。そんなイワナとヤマメとニジマス、みなさんは、見分けることができるだろうか?今回は、上手な見分け方と同時に、釣り方についても詳しくリサーチしていこう。

  

1. ヤマメとイワナの見分け方

代表的な川魚

川魚は、海の魚に比べて日常的に食べることが少ない。そのため、種類を区別するのがなかなか難しい。ここではまず、代表的な川魚についてその特徴を覚えていこう。
  • ヤマメ/別名「渓流の女王」。美しい姿からこの名が付けられた。楕円形のパーマークと呼ばれる模様が大きな特徴。背中は黄褐色で腹は白く、エラから尾びれにかけてほんのり赤みを帯びたラインがある。漢字では山女。
  • イワナ/体の側面に白い斑点が浮かぶのが特徴。背中は灰色。斑点の色によって種類を見分けることもできる。漢字では岩魚。
  • ニジマス/エラから尾びれに朱色のラインが入っているのが特徴的。全身に黒っぽい斑点がある。幼魚の頃はイワナと似ている。アメリカから輸入された比較的新しい魚だ。
  • アマゴ/鮮やかな朱色の斑点=朱点があるのが特徴。ヤマメにそっくりで間違われることも多い。

ヤマメとイワナの見分け方

ヤマメとイワナは、楕円形のパーマークが表面に強く出ているかが焦点。これがはっきりと見えているほうがヤマメ。さらにほんのりと赤いラインが見えれば、まず間違いない。イワナは全体に白い斑点があるだけなので、どちらかといえば地味目な印象だ。

陸封型と降海型

ヤマメやイワナ、ニジマス、アマゴなどは、我々がよく知るサケの仲間。ご存知の通り、サケは川で生まれて一度海に出たのち、ふたたび川に戻り産卵する。これらの川魚も同じ過程を辿っていたと考えられるが、ある時点でライフサイクルが変わり、川にとどまり続けることになり、渓流魚となっていった。いまでも海に降りる種がおり、ヤマメはサクラマス、イワナはアメマスなど、別名で呼ばれる。体も大きくなり、体が銀色になるため、陸封型とは風貌が異なる。

2. ヤマメやイワナの生息地と時期

川は、最上流域に近いほうから、源流、渓流、本流と呼び名が変わる。本流というのは、いわゆる暮らしの近くに流れている川で、川幅が10mを超えるものを指すことが多い。ヤマメやイワナが生息するのは、渓流〜源流。イワナのほうが、より冷たい水を好むので、渓流や源流近くで多くみることができる。その下流にヤマメやアマゴが生息している。

ヤマメとイワナの旬

ヤマメやイワナを釣る、いわゆる渓流釣りは、時期が限られている。というのも河川ごとに禁漁時期が設定されているのだ。禁漁は10〜2月頃で、この時期は産卵と稚魚の成長時期に当たる。地域によって、前後差があるものの3月1日〜9月いっぱいというところが多いようで、5〜6月が最旬とされている。

3. ヤマメやイワナの釣り方

渓流釣りの基本ルール

最大の注意点は、禁漁時に釣りをしないこと。また漁業組合が管理している河川が多く、遊漁券の購入が一般的なので、必ず購入すること。また、小さな魚はリリースするのがマナーというのも忘れてはいけない。渓流釣りは、先行者よりも前に進まないのもルール。雄大な自然のなかで釣りができるのは、渓流釣りの醍醐味だが、その分危険も多い。事前に下調べをしっかりと行ったうえで、釣りに行くことをおすすめする。

イワナの釣り方

イワナは、源流に近い上流に生息しているので、しっかりとした装備をして行くのが正解。春先は、上流は雪が残っていることもあるので、その点にも注意が必要だ。岩に隠れていることからイワナという名前がついたといわれるほど、臆病者のイワナ。そのうえ、ヤマメやアマゴに比べると泳ぎが下手。さらに春先は、より動きが鈍い。流れが緩やかなポイントでエサがしっかりと沈むよう、大きめの重りをつけてスタンバイしよう。夏になるにつれ、流れの中心にも出てくるようになる。

ヤマメの釣り方

ヤマメは、イワナに比べると下流に生息している。こちらも落ち込みの横や淵の中、淵尻、反転流のなかなど、流れが緩やかなところがポイント。水が青く見える水深の深いところも狙い目だ。

結論

ヤマメやイワナ、ニジマスなどの川魚は、禁漁時期があることに注意をして釣りをするのが鉄則。見た目が似ているヤマメ、イワナ、ニジマス、アマゴもよくみると表面の模様やカラートーンに違いがある。淡白で柔らかな味わいの川魚は、余分な水分が抜けてより旨味が凝縮するので、塩焼きにして食べるのがおすすめだ。
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  • 更新日:

    2021年5月26日

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