1. ベビーリーフとはどんな野菜?

ベビーリーフとは、野菜が発芽したあと、成長途中の幼葉を収穫したもののことを指す。スーパーなどで通年販売されており、一般的にはさまざまな野菜がミックスされている商品が多い。
ベビーリーフの特徴とは
ミックスパックとして販売されているベビーリーフには、数種類の野菜やハーブが入っている。そのため、一度に複数の野菜を効率よく食べることができる。また、成長途中の葉を摘み取っているため葉がとても柔らかく、生のままでも食べやすい。大きなものでも10cm程度で収穫されるため、切ったりちぎったりする必要がなく、洗ってそのまま盛り付けて食べられる手軽さも魅力の一つだ。
ベビーリーフの味
さまざまな野菜やハーブが混ざっているため、香りや味も複雑で料理の風味に深みを出してくれる。幼葉のため成長した野菜とは異なり苦みやえぐみがほとんどなく、ハーブ特有の香りや野菜そのものの風味をそのまま味わうことができる。
栄養を効率よく摂れる
幼葉であるベビーリーフには、成長に必要な栄養が多く含まれている。柔らかく生のままで美味しく食べられるため、加熱によりその栄養が流出・損失してしまうこともなく、まるごと摂取できる。複数の種類を一度に食べられるベビーリーフは、さまざまな栄養を効率よく摂ることができるのだ。
2. ベビーリーフの種類とは

ベビーリーフとは、一般的にはさまざまな野菜の幼葉がミックスされたものを指すことがわかった。では、どのような野菜が含まれているのだろうか。商品によっても含まれる野菜は異なるが、一般的にベビーリーフとして販売されている代表的な野菜を見ていこう。
ベビーリーフの代表的な野菜とは
- スピナッチ:ほうれん草の幼葉で、濃い緑色をしている。
- ピノグリーン:小松菜の幼葉で、濃い緑色をしておりシャキシャキとした食感の茎をもつ。
- レッドケール:ケールの幼葉で、葉軸が紫色をしている。ビート:ビーツ(ビート)の幼葉で、緑色の葉と赤色の茎をもち彩りがよい。
- レッドロメイン:キク科の葉野菜の幼葉で、赤色の葉をもち少し苦みがある。
- ルッコラ:アブラナ科の葉野菜の幼葉で、緑色の葉をもち、ゴマのような香りとほのかな苦みがある。
- マスタードリーフ:縮れた葉が特徴で、ピリッとした辛みがある。
- スイスチャード:赤、黄、白、紫などカラフルな茎が特徴で、料理の彩りに使われる。
- オーク:キク科の葉野菜の幼葉(レタスの仲間)で、ナッツのような風味がある。
- グリーンハリヤー:リーフレタスの幼葉で、先が尖っている。
- グリーンロメイン:ロメインレタスの幼葉で、サクッとした食感で柔らかい。
- ミズナ:水菜の幼葉で、みずみずしくシャキシャキとした食感がある。
ベビーリーフの種類の選び方とは
ベビーリーフとして販売される野菜は、緑黄色野菜やレタスなど、味や色などが異なるものを組み合わせてミックスパックにされることが多い。アメリカやイタリア、フランスでは古くからベビーリーフが食べられてきたが、国や地域によっても野菜の種類が異なる。さまざまなベビーリーフを食べ比べてみるのも楽しそうだ。
3. ベビーリーフの美味しい食べ方とは

柔らかくてクセも少なく食べやすいベビーリーフは、生のままで食べるのが一番だ。サッと洗って、肉・魚料理の付け合わせにするという食べ方が定番である。また、一度にさまざまな種類の野菜を食べられるベビーリーフサラダもおすすめだ。ちぎったり切ったりする必要がないため、気軽に作ってみよう。
美味しいベビーリーフサラダの作り方とは
ベビーリーフをサッと洗い、トマトやミニトマト、千切りにしたニンジンやスライスオニオンなどと混ぜ合わせるのがポイントだ。グリーン系の色しかない場合、トマトやニンジンなどの赤系の野菜を組み合わせることで簡単に彩りをよくすることができる。砕いたナッツやフライドオニオン、シュレッドチーズなどをかけるのもおすすめだ。
ベビーリーフに合う味付けとは
和・洋・中とどの味付けとも相性がよいため、ドレッシングなどは組み合わせる食材に合わせて選ぶとよい。
パスタやピザの具材にも
さっぱりとしたベビーリーフは、味の濃い食材とはとくに相性がよい。塩気の強い具材を使ったパスタやピザに使うのもおすすめだ。オイルサーディンを使ったバスタの仕上げに加えたり、生ハムのピザにトッピングしたりすると、味のバランスや彩りがよくなりとても食べやすい。
結論
ベビーリーフとは、さまざまな野菜の幼葉の総称である。使い切りパックで販売されていることが多いため、気軽に購入してサラダや付け合わせ、パスタの具材などにして美味しく食べよう。一度にさまざまな野菜を食べたい、効率よく栄養を摂りたいというときにもぜひ活用してほしい。
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