1. 汁ビーフンの味付けの人気は台湾風や給食風!

ビーフンとは
そもそもビーフンの正体を皆さんはご存知であろうか?ビーフンは、米粉を使った麺のことで、フォーやブンの兄弟とも呼べる存在。生まれは秦時代と非常に古く、アジアをはじめ、日本、いまではヨーロッパやアメリカでも食べることができる。なかでも台湾のビーフンは、品質がよく、美味しいことから人気が高い。台湾では屋台フードとしても愛されている存在だ。ビーフンには、米粉100%のものとコーンスターチが入っているものがあり、前者が本物。圧倒的に美味しいので、ビーフンを作る場合は、ぜひ米粉100%のタイプを探してみてほしい。
台湾風汁ビーフンとは
日本ではビーフンというと焼きビーフンを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、台湾では汁ビーフンもポピュラーな存在。屋台で朝食や夜食に食べることも多く、さっぱりとした味わいで、具材は魚のすり身を使った団子とネギ、もやしなど、シンプルな組み合わせが鉄板。出汁は豚骨や魚、野菜など、店によってさまざまだ。基本的に薄味で、卓上の調味料で好きな味に整えて食べるというパターンも多い。日本でもじわじわと人気が高まっているようで、汁ビーフン専用のビーフンも販売されている。自宅で作る場合は、鶏ガラスープの素などを活用すると簡単に作ることができる。
給食風ビーフンも美味しい
じつは給食にもビーフンは広く登場している。ビーフンはグルテンフリーなので、小麦粉アレルギーの子どもにも優しい食材なのだ。給食の汁ビーフンは、鶏ガラスープで作っているものが多いよう。醤油や塩胡椒で調味し、野菜もたっぷりと入れて、スープ感覚で食べる印象だ。人参やもやし、きくらげ、キャベツ、ニラ、ネギなど、どれも千切りにするとスープ、ビーフンとの絡みもよく、食べやすい。
2. 汁ビーフンにおすすめの献立

汁ビーフンが主食の献立
ビーフンは、炭水化物なので、主食として献立の中心に用いることができる。汁ビーフンは、具材も少なめ、シンプルな味わいなので、その分、主菜でしっかりとタンパク質、副菜でビタミンやミネラルを補填したい。おすすめは、青椒肉絲や油淋鶏など、中華風の主菜ときのこや海藻、緑黄色野菜をたっぷりと使った副菜だ。副菜は油を使わず、ポン酢やレモン醤油などで和えるのがおすすめ。さっぱりとした中華風の漬物なども最適だ。
汁ビーフンが汁物の献立
給食風ビーフンのようにスープ感覚で汁ビーフンを献立にプラスする場合は、タンパク質とミネラルを意識した献立にするといい。タンパク質は、魚や大豆加工品がおすすめ。これからの季節は、さっぱりとした鮭や鯵の南蛮漬けもいい。魚嫌いの人は、食べやすいカジキマグロを選ぶのもいいだろう。大豆食品のなかでもボリュームがあるのは厚揚げ。ピリ辛の韓国風煮物や麻婆豆腐にしても、いつもと違った味わいを楽しむことができる。わかめやもずく、めかぶなどの海藻ときゅうりを合わせて酢の物にして副菜として添えよう。
3. 汁ビーフンにおすすめの市販のビーフン

ケンミン「スープ専用ビーフン」
昨年、ビーフンの老舗ケンミンから発売された「スープ専用ビーフン」は、汁ビーフンに最適な食材。本格的な味わいで、つるっとした食感、喉越しは一度食べると癖になる。こちらはスープがついていないタイプなので、自宅で出汁から作りたい!という本格派の人向け。
ケンミン「汁ビーフン」
こちらは即席麺タイプの汁ビーフン。液体スープがついているので、思い立ったらすぐに作ることができて非常に便利。素材のアレンジ次第で、さまざまな味わいを楽しむことができるところもうれしい。こちらはチキンがベース。野菜やごま油を効かせた中華風旨塩味。
ケンミン「米粉専家 台湾風白湯ビーフン」
こちらも即席麺タイプの汁ビーフン。隠し味にカツオを使っているところが、本場を感じさせるポイント。ひき肉そぼろやエビや魚のすり身団子を加えれば、まるで気分は台湾の屋台。本格派の味を手軽に楽しみたい人におすすめ。
結論
汁ビーフンは、台湾をはじめとする東南アジアではポピュラーなメニュー。さっぱりとしたスープと、つるっと喉越しのいいビーフンとの相性がバツグンで、朝食に屋台で食べることも多い。日本でも汁ビーフン専用のビーフンが発売されるなど、これから注目度が上がりそうな予感。身体に優しいグルテンフリー食材、ビーフンをぜひ汁麺で楽しんでみてほしい。
この記事もCheck!