1. ビーフンのカロリーと糖質量

「日本食品標準成分表」によると、ビーフンの100gあたりのカロリーは360kcal、糖質量は79.0gとなっている。ビーフンはうるち米(米粉)を主原料とする麺製品のことであるため、糖質量が多くてカロリーは高くなっている。なお、ビーフンは乾物であるため、通常は水で戻してから使う。戻し率は3倍程度となっているため(※2)、ビーフンを100g分戻すと300g程度までボリュームアップする。
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2. ビーフンのそのほかの栄養価

「日本食品標準成分表」にはカロリーや糖質量以外にも、たんぱく質・脂質・ビタミン類・ミネラル類の栄養価が収録されている。そこで以下にビーフンのこれらの栄養価をまとめておく。
ビーフンの100gあたりの栄養価
・たんぱく質:7.0g
・脂質:1.6g
・炭水化物:79.9g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:0.51g
・一価不飽和脂肪酸:0.37g
・多価不飽和脂肪酸:0.55g
・ビタミン
・ビタミンA:-
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0mg
・ビタミンK:0μg
・ビタミンB1:0.06mg
・ビタミンB2:0.02mg
・ナイアシン:0.6mg
・ビタミンB6:0mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:4μg
・パントテン酸:0.09mg
・ビオチン:0.6μg
・ビタミンC:0mg
・ミネラル
・ナトリウム:2mg
・カリウム:33mg
・カルシウム:14mg
・マグネシウム:13mg
・リン:59mg
・鉄:0.7mg
・亜鉛:0.6mg
・銅:0.06mg
・マンガン:0.33mg
・ヨウ素:5μg
・セレン:3μg
・クロム:4μg
・モリブデン:25μg
・食物繊維:0.9g
(・水溶性食物繊維:0g)
(・不溶性食物繊維:0.9g)
・脂質:1.6g
・炭水化物:79.9g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:0.51g
・一価不飽和脂肪酸:0.37g
・多価不飽和脂肪酸:0.55g
・ビタミン
・ビタミンA:-
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0mg
・ビタミンK:0μg
・ビタミンB1:0.06mg
・ビタミンB2:0.02mg
・ナイアシン:0.6mg
・ビタミンB6:0mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:4μg
・パントテン酸:0.09mg
・ビオチン:0.6μg
・ビタミンC:0mg
・ミネラル
・ナトリウム:2mg
・カリウム:33mg
・カルシウム:14mg
・マグネシウム:13mg
・リン:59mg
・鉄:0.7mg
・亜鉛:0.6mg
・銅:0.06mg
・マンガン:0.33mg
・ヨウ素:5μg
・セレン:3μg
・クロム:4μg
・モリブデン:25μg
・食物繊維:0.9g
(・水溶性食物繊維:0g)
(・不溶性食物繊維:0.9g)
3. ほかの麺類のカロリー・糖質量と比較

ビーフンは一般的に麺類に分類されることが多い。そこでうどんや中華麺、スパゲッティなど、ほかの麺類とビーフンのカロリーと糖質量を比べてみよう。なお、以下はカロリー、糖質量の順番で記載している。
ほかの麺類100gあたりとの比較
・干しそば(乾):344kcal、64.5g
・干しうどん(乾):333kcal、69.5g
・手延そうめん(乾):333kcal、70.2g
・干し中華麺(乾):337kcal、64.2g
・スパゲッティ(乾):347kcal、67.7g
・(参考)ビーフン:360kcal、79.0g
・干しうどん(乾):333kcal、69.5g
・手延そうめん(乾):333kcal、70.2g
・干し中華麺(乾):337kcal、64.2g
・スパゲッティ(乾):347kcal、67.7g
・(参考)ビーフン:360kcal、79.0g
4. ビーフンが注目を集めている理由とは?

ビーフンはほかの麺料理よりもカロリーや糖質量は多いものの、グルテンが含まれていないことやGI値が低いことなどから注目を集めている。そこでビーフンの特徴についても確認しておこう。
その1.グルテンが含まれない
ビーフンは、うるち米から作られているためグルテンを含んでいない。グルテンとは主に小麦に含まれるたんぱく質のことで、パンやパスタ、ケーキなどを作るのに欠かせない成分のことである。しかし、近年はこのグルテンを含まない「グルテンフリー食品」に注目が集まっている。ビーフンもグルテンを含まないため、グルテンフリーを心がけている人にとっておすすめの食品といえる。
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その2. GI値が低い食品である
ビーフンは、GI値が低い食品としても知られている。GI値とは食後血糖値の上がりやすさを表す指標のことで、数値が大きいほど上がりやすいことを意味する。商品によってGI値は異なるが、たとえば、ケンミン食品のビーフンのGI値は52であり「低GI食品」に分類される(※3)。一般的に主食にはGI値が高いものが多いため、GI値が低いビーフンに注目が集まっているようだ。
結論
ビーフンの100gあたりのカロリーは360kcal程度、糖質量は79.0gとなっている。ほかの麺類と同様にカロリーが高く糖質量も多い食品ではあるが、グルテンを含んでいないこととGI値が低いことが優れている点でもある。そんなビーフンを使って、焼きビーフンや汁ビーフンなどを楽しんでみるのもよいだろう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:古賀市「乾物の戻し率| 料理のいろは」
https://www.city.koga.fukuoka.jp/recipe/iroha/010.php - ※3:ビーフンのケンミン食品「なぜビーフンがアスリート食なのか」
https://www.kenmin.co.jp/community/athlete/disc_run.html
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