茄子の肉巻きを美味しく作るコツ&お弁当に便利な冷凍方法を紹介！

茄子は横半分にカットしてから、縦に4～6等分する。短めの茄子なら横半分にせず、そのまま縦にカットしてもOK。カットした茄子は水に数分さらし、アクを抜いておく。アクが気にならない場合は、水にさらさずに作ってもよい。茄子の水気を軽く拭き取ってから薄切りの豚バラ肉などできつめに巻く。

全体に塩コショウをしてから小麦粉をまぶし、油をひいたフライパンで焦げ目がつくまで転がしながら焼こう。茄子が硬い場合はフタをし、やわらかくなるまで蒸し焼きにする。肉と茄子に火が通ったら醤油・酒・砂糖・みりんなどで作った合わせ調味料を加える。弱火で熱しながらタレを絡めれば、茄子の肉巻きの完成だ。仕上げにゴマをふりかけると、香りも見栄えもよくなる。

肉を焼くときは、巻き終わりの部分を下にしておくとバラバラになりにくい。きつめに巻いて小麦粉をまぶせばバラバラになることはあまりないが、心配なときは巻き終わりの部分を先に焼いておくとよい。また、茄子は火が通りきっていないと硬く仕上がってしまう。ジューシーに仕上げたいのであれば茄子をやや細めにカットしておき、フタをして蒸し焼きにするのがおすすめだ。

茄子の肉巻きはシンプルな甘辛い味付けでももちろん美味しいが、ポン酢を使ったり具材をプラスしたりしても美味しい。ここでは、おすすめのアレンジをいくつか紹介しよう。

茄子を肉で巻く際に、一緒に大葉を巻くと香り豊かな肉巻きが作れる。大葉の緑が入るだけで彩りも一気によくなり、食卓が華やかになるだろう。ソースには大葉と相性のよいショウガを使い、あっさりとした味わいに仕上げよう。大葉だけでなく一緒にチーズを巻くと、よりボリュームのある仕上がりになる。

手軽に味を付けたいときは、人気の調味料であるポン酢を活用してみよう。肉巻きに火が通ったらポン酢とにんにくのすりおろしを加え、全体に絡めれば完成。にんにくの香りが食欲をそそり、ごはんがすすむ一品に仕上がる。

いつもと違う茄子の肉巻きを作りたいなら、玉ねぎとレモンを使うのがおすすめ。火を通した肉巻きにめんつゆとスライスしたレモン、玉ねぎと少量の水を加えて軽く煮詰める。塩コショウで味を調えれば完成。レモンのさっぱりとした味わいと、めんつゆのコクが相性バツグンだ。

茄子の肉巻きはボリュームがあり、お弁当のおかずにも便利。お弁当に使いたい場合は、一度にたくさん作って冷凍しておくのがおすすめ。茄子の肉巻きの冷凍方法は、加熱前と加熱後でやり方が異なる。それぞれの方法を詳しくみてみよう。

加熱前に冷凍する場合は茄子を肉で巻いた状態で1つずつラップにくるみ、ジッパー付きの袋に入れて冷凍する。使うときは電子レンジなどで解凍し、余分な水分を拭き取ってから小麦粉をまぶして焼く。粗熱をとり、お弁当箱に詰めればOKだ。

茄子の肉巻きを加熱後に冷凍する場合は、焼いた後にしっかり冷ましてから1つずつラップをする。さらにジッパー付きの袋に入れて冷凍し、使うときはラップを外して皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱する。中心まで温まったことを確認し、冷ましてからお弁当箱に詰めよう。凍ったままお弁当箱に詰めてしまうと、野菜や肉の水分で傷みやすいので注意が必要だ。

茄子の肉巻きは夕飯のおかずとしてはもちろん、お弁当のおかずにもピッタリな一品。作って冷凍しておけば温めるだけでお弁当に入れられるため、忙しい朝にも便利だ。加熱前の冷凍なら、焼いたときに味を付けられるのでその都度違う味で楽しめる。肉巻きは作るのが大変なイメージがあるが、意外と簡単なのでぜひ試してみてほしい。