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見た目とのギャップに驚き!?コウイカの刺身は美味しいって本当?

見た目とのギャップに驚き!?コウイカの刺身は美味しいって本当?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 鈴木亜子(すずきあこ)

鉛筆アイコン 2021年7月14日

弾力のあるプリプリとした食感がやみつきになるイカの刺身。イカならどれも変わらないと思っているかもしれないが、イカの種類が変われば風味や食感が異なる。ここでは、コウイカの刺身について紹介する。コウイカの刺身の特徴や捌き方、注意点などまるごと紹介するため、コウイカの刺身に挑戦したい人は必見だ。

  

1. 肉厚で甘くて美味しい:コウイカの刺身

イカを食べるときにイカの種類に注目したことはあるだろうか。イカの種類は非常に多く、同じような見た目でも味わいや食感が少しずつ異なる。まずはコウイカの刺身の特徴について紹介する。

コウイカとは?

イカと聞くと細長い姿を想像するだろう。しかし、コウイカは胴部分が横に広いため、ずんぐりとした姿をしている。胴体の中に甲が入っているため、コウイカと呼ばれる。普段食べているイカとは見た目が大きく異なるため、初めて見た人は食べられるイカかどうか不安に感じるかもしれない。だが、見た目に反してコウイカの身は非常に美味しい。身は肉厚で食べごたえがあり、噛むたびに甘みも感じられる。そのため、刺身にはぴったりだ。ちなみに、肉厚な身と聞くと噛み切りにくいと思いがちだが、コウイカの身は柔らかいため食べやすい。

コウイカとアオリイカを比較してみよう!

コウイカとアオリイカの最大の違いは見た目だ。アオリイカは細長く、コウイカはずんぐりとしている。そのため、見た目で間違えることはない。アオリイカはイカの中では最高級とされ、味わいも格別だ。歯ごたえがありつつ柔らかい身と強い甘みが特徴的で、刺身や天ぷらなどの料理で食べられる。コウイカも柔らかく、甘みがあるがアオリイカと比べると少し劣る。しかし、イカの刺身として食べるには十分だ。

2. コウイカを捌いて刺身にする

イカを捌いたことがある人なら、コウイカを捌くのはそれほど難しくない。ここでは、コウイカの捌き方とポイントを紹介する。

コウイカを捌くときのポイント

コウイカの胴の中に入っている甲は食べられない。また、捌くときに邪魔になるので必ず取り外すようにしよう。甲は特別な器具や技術がなくても取り外すことができる。もう1つのポイントが隠し包丁だ。コウイカの身は柔らかいが、新鮮な状態だと硬くて食べにくいことがある。格子状に切れ目を入れれば、噛み切りやすくなる。コウイカに限らず、イカの刺身を作るときは隠し包丁を活用しよう。

コウイカの捌き方

まず、コウイカのゲソと内臓を引っ張り出す。このとき、墨袋や内臓を傷つけないように気をつけよう。とくにコウイカは墨が多いため、細心の注意が必要だ。刺身には胴部分のみを使うため、今回はゲソや墨袋は使わない。しかし、煮物や唐揚げ、イカ墨パスタなどで使うことができるため、捨てないでおこう。胴部分に残っている甲を取り出したら、ここからはほかのイカと同様の手順で捌いていく。胴とエンペラ(イカの耳の部分)を切り分けたら、まずは胴部分の皮をキッチンペーパーを使いながらゆっくりと引きはがす。エンペラも同様に皮をむき、刺身にする。エンペラはコリコリとした食感が楽しめるのだが、軟骨が気になる場合は取り除いておこう。隠し包丁を入れ、1cm幅くらいに切り分ければコウイカの刺身の完成だ。

3. コウイカの刺身は寄生虫に要注意

コウイカの刺身を食べるときに注意しなければいけないのが寄生虫である。そのなかでもとくに気をつけたいのがアニサキスだ。アニサキスを誤って食べてしまうと激しい腹痛や嘔吐が起こるが、アニサキスは幅が0.5~1mm、長さが2~3cmと非常に小さく(※1)見落としてしまう可能性が高い。ここでは、アニサキス感染を予防しながらコウイカの刺身を楽しむ方法を紹介する。

アニサキスは死滅しにくい

アニサキスは魚介類が活きている間は内臓にいるが、魚介類が死亡すると筋肉内に移動する。そのため、刺身など魚介類の身を食べる場合は注意が必要だ。寄生虫によっては塩や酢で〆れば死滅するものもあるが、残念ながらアニサキスは死滅しない。アニサキスを死滅させたいなら70℃以上もしくは60℃1分以上の加熱、またはマイナス20℃以下で24時間冷凍するしかない。加熱すると刺身とはいえなくなってしまうので、冷凍するのがおすすめだが家庭用冷蔵庫ではマイナス20℃以下を維持するのは難しい。

刺身用の冷凍コウイカを購入しよう

アニサキスによる食中毒を完全に防ぎたいなら、生食可能な冷凍コウイカを購入しよう。業務用冷凍庫であればマイナス20℃以下で24時間冷凍することができるため、アニサキスが死滅している。冷凍コウイカを丸々1杯購入して、自身で捌けば食中毒の危険なく刺身を楽しめる。冷凍されている状態であれば、すでに刺身状になっているコウイカを購入するのもおすすめだ。解凍してから捌く手間が減り、すぐに食べることができる。

結論

コウイカは胴部分に甲と呼ばれるものが入っており、ずんぐりとした姿をしている。一般的に想像するイカの姿とは異なるが、身は肉厚で柔らかく、噛むたびに甘みを感じられる。刺身にするとコウイカの味わいや食感を最大限に楽しむことができるが、生のコウイカを自宅で捌く際にはアニサキスに注意が必要だ。アニサキスを取り除く自信がない場合は、冷凍コウイカを使って刺身を作ってみよう。
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  • 公開日:

    2021年6月10日

  • 更新日:

    2021年7月14日

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