日向夏が美味しい旬の時期はいつ？美味しく食べる方法を紹介！

ほんのりとした甘みがある白皮と、さわやかで酸味のある果肉を一緒に味わう日向夏。おもな産地は宮崎県や高知県だ。では旬の時期はいつなのだろうか。夏という名前が付くため、出回る季節は夏の時期と連想する人もいるだろう。

宮崎県で栽培されている日向夏の旬の時期は、春から初夏にかけてだ。ハウス栽培されるものは12月くらいから市場に出まわるが、旬の路地栽培は3月頃である。高知県の宿毛市・土佐市・黒潮町などで栽培されている日向夏の旬の時期は4～6月にかけてと、宮崎県より短めだ。ちなみに高知県で栽培されているものは小夏と呼ばれている。次に日向夏以外の柑橘の旬の時期を紹介しよう。

果肉だけを食べるのが一般的な夏みかんの出回る時期は2～6月にかけてだ。果汁が少なめでプリプリとした食感が楽しい、はっさくは2～4月にかけて出まわる。愛媛県の特産品として人気を集める、いよかんの出回る時期は1～3月にかけてだ。果肉が甘くてやわらかなポンカンは1～3月にかけて出回る。丸かじりできるキンカンの出回る時期は1～3月にかけてだ。同じ柑橘でも出回る時期が微妙に異なることがわかるだろう。

日向夏に含まれるおもな栄養素はビタミンC、食物繊維、カリウム、カルシウムなどだ。

柚子の突然変異と考えられており、ほかの柑橘と異なり白いワタもそのまま食べられる日向夏。ここでは旬の日向夏の選び方や保存方法を紹介しよう。

美味しい日向夏を選ぶポイントのひとつが、表面にキレイな光沢とハリがあることだ。手で持ちずっしりとした重みがあれば、果汁がしっかりと詰まっている。色はあざやかで明るい黄色を選ぶとよい。

日向夏の保存方法のポイントは、乾燥を避けることだ。具体的な方法は水を含ませた新聞紙で日向夏を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れればよい。この方法で1ヶ月ほど保存可能だ。ただし美味しく味わいたいなら、なるべく新鮮なうちに食べること。

白いワタを残して、りんごのように皮をむき、くし形切りにして食べても美味しい日向夏。最後に旬の日向夏のおすすめの食べ方を紹介しよう。

日向夏は白いワタを残して皮をむき、一口大に切る。さつまいもは皮付きのまま食べやすい大きさに切り、水にさらして電子レンジで加熱する。ボウルにレモン汁・酢・オリーブオイル・はちみつ・塩こしょうを入れて混ぜ、日向夏とさつまいもを加えて和える。最後に器に盛り付けて、粗く刻んだアーモンドを散らせば完成だ。さっぱりとさわやかな美味しさで、あと一品ほしいときにおすすめ。

皮をむいた日向夏を1cm角に切る。アボカドも皮をむいて1cm角に切り、ボウルに入れ、日向夏を加えて混ぜる。絹ごし豆腐は水切りしてボウルに入れ、白ごまペーストと砂糖、うす口しょうゆ、塩を加えてなめらかになるまで混ぜ、日向夏とアボカドを加えて和える。最後に器に盛り付ければ完成だ。火を使わず簡単にできるので、時間がない日の食事作りにおすすめ。

日向夏の皮・長ねぎ・にんじんはすべて千切りにする。豚バラ肉とカニカマはほぐし、やきそば麺は電子レンジで少し温める。フライパンを中火に熱しサラダ油を入れ、豚バラ肉を加えて火が通ったら、野菜とやきそば麺を入れて炒める。鶏ガラスープの素を加えて混ぜ合わせ、鍋肌からしょうゆを回し入れてごま油を加える。最後に器に盛り付ければ完成だ。日向夏の皮は料理に活用できるので、むいたあとは捨てずにとっておくとよい。

日向夏の旬の時期や選び方のポイント、正しい保存方法、美味しい食べ方を紹介した。柑橘といえば白いワタまでしっかりとむいて食べる人もいるだろう。日向夏は白いワタごと食べるのが正しい味わい方だ。購入して食べるときは白いワタは残して皮をむくこと。