1. きびなごの天ぷらの作り方とプロのコツ
鹿児島県では古くから親しまれており、郷土料理として欠かせない魚のきびなご。刺身や南蛮漬け、唐揚げで味わうことが多いようだが、天ぷらにしても美味しい。ではプロが作るようにきびなごの天ぷらを美味しく仕上げるには、どう調理すればいいのだろうか。
きびなごの内臓は取るべきか
きびなごのみならず魚を下処理するときに、内臓は取るべきか取らないべきかと悩むこともあるだろう。きびなごの場合は内臓や頭は取らずに、そのまま食べて構わない。どうしても取りたい人のために、下処理の仕方を解説しておこう。まず指で頭を上から下へ引きちぎるように折り、エラの下に人差し指を入れて尾に向かう。あとは指を動かしながら頭と一緒に内臓を取りのぞけばよい。
きびなごの天ぷらの作り方や美味しくするコツ
下処理はほとんど必要なく、魚料理の中でも手軽に調理できるきびなご。せっかく天ぷらにするなら、美味しく仕上げたいものだ。ではプロの味のようにするために注意すべきこととは?作り方はきびなごを水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き、塩で下味を付ける。ボウルに冷蔵庫で冷やしておいた水と小麦粉・片栗粉・卵を入れ、混ぜて衣を作る。きびなごを衣にくぐらせ、170℃の温度に熱した油で揚げる。浮いてくればきびなごの天ぷらの完成だ。衣は小麦粉だけでも構わないが、よりカラリと揚げたいなら片栗粉を加えるとよい。冷水を使うのもカラリと揚げるためだ。
2. きびなごの天ぷらのおすすめアレンジ
ここではきびなごの天ぷらのアレンジ方法を紹介しよう。
きびなごの天ぷらをアレンジして楽しむ方法
きびなごの天ぷらをアレンジして味わう方法のひとつが、衣にカレー粉を混ぜることだ。カレーの香りが食欲をそそり、ごはんはもちろん、アルコールのおともにもぴったり。また揚げたきびなごの天ぷらに山椒塩やスパイス塩をふったり、衣に粉チーズを加えたりしても美味しい。
きびなごの天ぷらをリメイクする方法
きびなごの天ぷらをリメイクする方法のひとつが、南蛮漬けにすること。作り方は揚げたきびなごの天ぷらを砂糖やしょうゆなどで作る南蛮ダレに漬けるだけでよい。きびなごだけでは物足りないときは玉ねぎやにんじんをカットして一緒に漬けること。10分ほどおけば食べられるが、冷蔵庫で保存して翌日に食べるほうが、味がなじんで美味しい。
3. きびなごの天ぷらの献立アイデア
ここではきびなごの天ぷらに合う献立アイデアを紹介しよう。
きびなごの天ぷらにおすすめの副菜
きびなごのみならず天ぷらは揚げたてのアツアツを食べるのが醍醐味のひとつだ。熱いものを食べたら冷たいものがほしくなるだろう。副菜として合わせるのにおすすめの一品が、さっぱりとした野菜サラダだ。きびなごの天ぷらは見ためが地味なので、レタスの緑色やパプリカの黄色、トマトの赤がカラフルで食卓のテーブルが華やかになるだろう。
きびなごの天ぷらにおすすめの汁物
きびなごの天ぷらに限らず献立を合わせるときに考えたいポイントのひとつが、足りない栄養を補えるかだ。きびなごに含まれない栄養は、ビタミンAや食物繊維など。その栄養を含む、かぼちゃやにんじん、ごぼうを入れる具だくさんの豚汁がおすすめの献立のひとつだ。
きびなごの天ぷらにおすすめのごはん
きびなごの天ぷらに合わせるのにおすすめのごはんのひとつが、さつまいもごはんや栗ごはんだ。きびなごとは違う食感を楽しめるうえ、彩りもよく和食気分のときにおすすめ。
結論
きびなごの天ぷらの作り方や下処理は必要か、アレンジレシピ、おすすめの献立を紹介した。頭や内臓を取る必要はなく衣にくぐらせて揚げるだけと、簡単に調理できるきびなごの天ぷら。これまで刺身や南蛮漬けでしか味わったことがない人も、ぜひ天ぷらにしてアツアツのきびなごを味わってみてはいかがだろうか。
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