1. シラチャーチリソースとはどんなソース?

シラチャーチリソースは、シラチャーソースとも呼ばれる調味料。タイ南部、海に面したシラチャー郡で親しまれてきたもので、ニンニクを効かせたチリソースのことを指している。現地からアメリカに渡り、大ブレークしたソースでもある。
Huy Fong Foodsのシラチャーチリソース
シラチャーチリソースを一躍、世界で人気のソースに押し上げた立役者こそ、Huy Fong Foodsである。創業者のデビット氏がこのソースを作り始めたのは、ベトナム。その後、渡米したロスで、本格的にアジアン調味料製造に着手。その美味しさから、売り上げはどんどん上がり、いまやアメリカではとてもポピュラーな存在になった。スーパーにはもちろん、ハンバーガーショップやタコスショップ、さまざまなレストランにも置かれるほどの人気。そんな全米で愛されているソースが、また海を渡り、日本に上陸し、いま話題を集めているのだ。
酸味と辛味
シラチャーチリソースは、酸味と辛味、そして旨みのバランスが絶妙。イメージとしては、タバスコに旨みを加えたような味わい。独特の発酵したような香りが、アジア料理気分を盛り上げてくれるゆえんだ。しかし、癖が強すぎないので、アジア料理だけでなくパンやパスタ、チャーハン、肉料理や魚料理など、とにかく幅広い料理に活用できるところが自慢。テクスチャーは、トマトケチャップに似ている。
2. オムライスにも!シラチャーチリソースの使い方

では一体、シラチャーチリソースはどのように使うのだろうか。その例を見てみよう。
シラチャーチリソースでオムライス
シラチャーチリソースの使い方は、とにかく無限大。使い方のひとつが「かける」。たとえば、オムライスのケチャップ代わりにシラチャーチリソースをかけると、いつもとは違ったスパイシーな味わいを楽しむことができる。大人のオムライスに早変わり、といった具合だ。料理の仕上げや味変にも最適で、同様にナポリタンや海南チキンライス、グラタンやドリア、ホットドッグ、ピザなどにもぴったり。
シラチャーチリソースでエビチリ
エビチリのように、ソースに「まぜる」のもひとつの手。豆板醤とケチャップの役割をシラチャーチリソースが一手に引き受けてくれる。より甘めに仕上げたいという人は、ケチャップをプラスするといいだろう。エビ以外にもイカやチキンで作っても旨い。マヨネーズを合わせてエビマヨにするのもあり。
シラチャーチリソースでフライ料理
シラチャーチリソースは、「つける」にも対応可能。フライドポテトやフライドオニオン、フライドチキンはもちろん、春巻きや揚げ餃子、コロッケや唐揚げ、エビフライなどにつけても旨い。
3. どれがおすすめ?シラチャーチリソースの種類

日本でも人気を集めつつあるシラチャーチリソース。さまざまなブランドが登場している。
Huy Fong Foods「シラチャーホットチリソース」
本家本元、アメリカでシラチャーチリソースといえば、こちらのブランドを指すといっても過言ではない。ほかにはない美味しさで、一度ハマると癖になる。キッチュなプラスチック容器も雰囲気があっていい。やや口が閉まりにくいので、その点は注意が必要だ。
ナンファー「シラチャーチリソース」
こちらは人気輸入食材店カルディで買うことのできるシラチャーチリソース。200gサイズと小ぶりなので、まずは試してみたいという人にもおすすめだ。
S&B「菜館Asia シラチャーソース」
国産ブランドからもシラチャーチリソースが登場。比較的食べやすい味わいなので、初心者にもおすすめ。国産ブランドの安心感も見逃せない。
結論
シラチャーチリソースは、タイ生まれの調味料。アメリカをはじめ、世界中で愛されているニンニクが香るチリソースのことである。かけても、まぜても、つけても旨い、その味わいは一度ハマると癖になる。まずは小さめサイズをセレクトして、その美味しさを体感してみてほしい。外食がなかなか難しい昨今の食事のカンフル剤にもなってくれるはず。
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