1. 生春巻きに合うチリソースの作り方

ピリっとした辛みと甘みを同時に楽しむことができるスイートチリソースは、辛いものが苦手な人でも比較的挑戦しやすいタレといえるだろう。必要な材料は、塩、酢、ハチミツ、水、すりおろしたニンニク、茹でて輪切りにした鷹の爪(赤唐辛子)である。
定番のチリソースの作り方・手順
- 材料をすべて鍋に入れ、加熱する
- アクを取り除きながら、全体的にとろみが出てくるまで煮込み続ける
- 完成したスイートチリソースは、空いたジャムの瓶などに入れて保管しておく
鷹の爪の代わりに豆板醤を使う方法もある。また、電子レンジで加熱して作ることもできる。その場合はとろみがつきにくいため、30秒ほど加熱したあと水溶き片栗粉を加えて再加熱するのがポイントだ。
2. 生春巻きに合うこってりタレ3選!

生春巻き自体はさっぱりとしているため、食べごたえを出したいなら濃厚なタレを組み合わせるとよい。作りやすく合わせやすい、おすすめのこってりタレを紹介しよう。
1.オーロラソース
和風、洋風などさまざまな生春巻きに合わせられるタレとしておすすめなのが、オーロラソースだ。酸味とコクが感じられ、とくに魚介と相性がバツグンである。日本のオーロラソースの作り方は非常に簡単で、ケチャップとマヨネーズを1:1の割合で混ぜるだけで完成だ。辛い味が好みならラー油を混ぜても美味しい。
2.ピーナッツソース
ピーナッツバターをベースに、ナンプラーや酢、味噌、砂糖などを加えた濃厚なタレは、生野菜とよく合う。豆板醤を加えて辛みをつけても美味しい。加糖のピーナッツバターで作る場合は、砂糖の量を控えめにするとよい。また、砕いたピーナッツを加えると食感も楽しめる。ナッツの香ばしさと甘み、ナンプラー特有の風味がマッチしたベトナムの屋台の味だ。
3.ごまソース・ごまドレッシング
練り白ごまに、砂糖、醤油、酢などを加えたごまソースは、日本人好みの和風でクリーミーなタレだ。とくに、鶏ささみや豚しゃぶ、エビなどを使った生春巻きに合う。ごまの濃厚な風味に酸味や甘みが加わったタレにより、生野菜が食べやすくなる。手作りしてもよいが、市販のごまドレッシングをタレとして使用するのもおすすめだ。
3. 生春巻きに合うサッパリタレ3選!

あっさりとしたさわやかな風味のタレにも、さまざまな種類がある。日本人にもなじみのある調味料や食材を使用した、クセがなく食べやすいおすすめのサッパリタレを紹介しよう。
1.和風タレ
醤油、砂糖、酢、ごま油にたっぷりの白すりごま、おろし生姜、青ねぎのみじん切りを加えて混ぜ合わせれば完成だ。好みでおろしニンニクやラー油を加えるのもおすすめだ。食欲をそそる甘酸っぱい風味や、身近な調味料や食材で作れる点が魅力的なタレである。
2.レモンソース
オリーブオイルとレモン汁、醤油、塩こしょうを混ぜ合わせる。すりおろしたニンニクなどを加えてもよい。甘みがほしい場合は砂糖を少量加えよう。レモンのさわやかな風味は、アボカド、エビ、サーモン、パクチーといった洋風の具材に合いやすい。また、豚しゃぶや鶏ささみ肉などの肉を使った生春巻きとも相性がよい。
3.青じそドレッシング
タレを毎度作るのが面倒な場合は、市販のドレッシングを生春巻きのタレとして活用するのもよい。青じそドレッシングをかけて生春巻きを食べれば、サラダ感覚で味わうことができる。青じそのほかにも、玉ねぎや和風などサッパリとした風味のドレッシングは生春巻きによく合う。さまざまなドレッシングを使って、気軽に生春巻きを楽しもう。
4. 生春巻きに合う本格タレ3選!

本格的な味を楽しみたい場合は、エスニックなタレの手作りに挑戦しよう。生春巻きの本場ベトナムやタイで使われている調味料をベースとした、簡単に作れる本格タレを紹介する。
1.ナンプラーソース
ベトナムやタイでは定番の調味料ナンプラーをベースに、レモン汁、すりおろしニンニク、赤唐辛子を混ぜ合わせる。ナンプラーの風味が強くスパイシーだが、レモン汁が含まれているためさわやかで食べやすい。さらに砂糖を少量加えるとマイルドになる。余ったスイートチリソースと混ぜ合わせても美味しい。
2.濃厚甜面醤ソース
中国の料理、北京ダックのタレも生春巻きによく合う。甜面醤をベースに、ハチミツ、醤油、ごま油を加えて混ぜ合わせれば完成だ。鶏肉やキュウリを具材にすれば、薄餅の代わりにライスペーパーで食べる北京ダック風生春巻きを楽しめる。濃厚で甘いタレはキュウリやレタスなどの野菜とよく合う。
3.ヌクチャム
ヌクチャムとは、ベトナムでさまざまな料理に添えられる万能タレである。ヌクマムという魚醤と、レモン汁、砂糖、湯を同量ずつ混ぜ、ニンニクのみじん切りと赤唐辛子を加えて作る。ヌクマムは、タイのナンプラーより発酵期間が短く塩分が弱めで、魚の香りが強いのが特徴だ。甘み、辛み、酸味と塩気のバランスがよいヌクチャムは、生春巻き以外の料理にも使いやすい。
結論
生春巻きはタレによって味が変わるため、さまざまなタイプのタレを用意することで楽しみ方もより広がる。身近な調味料で簡単に作れるものから、ベトナムやタイの調味料を使用した本格的なものまで、タレの種類は幅広い。また、市販のドレッシングをタレとして使うこともできる。さまざまなタレで生春巻きを味わってみてはいかがだろう。
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