1. 素材を味わう!つるむらさきのめんつゆおひたし

近年、ヘルシーな夏の野菜として注目を集めているのがつるむらさきである。葉も茎も厚みがあり、歯ごたえがよいのが特徴である。外観からホウレンソウを連想する人も多いかもしれないが、さらに野性味あふれる味わいで人気がある。その滋味を感じるために、おひたしの食べ方を見てみよう。
茹でる際には部分別に
つるむらさきの茎は太く、ほかの部分と比べると火が通るのに時間がかかる。そのため下処理として茎、葉の部分を分けておくのがコツである。葉の部分も、肉厚の部分と柔らかい部分は分けておくとベターである。沸騰した湯に塩を少々入れ、茎の部分から茹でていく。30秒ほど置いて肉厚の葉、さらに30秒後に柔らかい葉の部分を茹でる。さっと茹でたら、色が飛ばないように冷水に浸す。水気をしっかりと除去した後、茎や葉の部分を食べやすい大きさに切る。好みの醤油や市販の調味液で味付けをし、つるむらさきのおひたしが完成する。かつおぶしをまぶして食べる。
めんつゆを活用
つるむらさきのおひたしの味付けは、市販の醤油でも問題ない。醤油では味が濃すぎるという場合には、みりんや出汁で調味液を作れば好みの味わいとなる。また、めんつゆを使うとほどよい甘みを楽しむことができる。
2. レンジを使えば時短に!つるむらさきのおひたしの作り方

つるむらさきのおひたしを作る段になって、鍋を使うのが面倒な場合がある。そんなときは、電子レンジでも調理は可能である。時短かつシンプルにレンジを使ってつるむらさきのおひたしを作ってみよう。
電子レンジを活用して
電子レンジを使ってつるむらさきを調理するには、まずキレイに洗浄するところから始まる。水気をある程度切り、茎の下部、固い部分を切り落とす。耐熱の容器につるむらさきを入れ、ラップをして2分強加熱する。ただし、大きさや熱さによって時間も前後することを頭に入れておこう。このとき、塩をさっとふっておくとよいだろう。やけどに気をつけてラップをとり、つるむらさきに火が通っているか確認する。火が通ったら、おひたしにするためにちょうどよい大きさに切り、調味液を和えれば完成する。
冷水で冷やす
茹でたときと同様、電子レンジで加熱したつるむらさきを冷水に浸けてもよい。ひやっとした食感のおひたしを楽しむことができる。電子レンジでつるむらさきを調理する場合、加熱の度合いが過ぎると食感や食味が落ちることがある。ほどよい加減を習得しよう。
3. 簡単もう一品!ごま油香るつるむらさきのおひたし

出汁やめんつゆを使った純和風のおひたしに飽きたら、ごま油を使って香り高いおひたしを作ってみよう。つるむらさきの食感は、ごま油ともよい具合にマッチする。おかずとしてだけではなく、おつまみとしても嗅覚を刺激する一品となるのである。
ごま油で作るつるむらさきのおひたし
最も簡単にごま油の風味を楽しむには、茹でたつるむらさきを切ったあとにごま油を絡めてみよう。味付けは好みのめんつゆで問題ない。また、ごま油を使ってナムル風のおひたしにするのもよいだろう。この場合は、ごま油のほかに醤油、鶏ガラスープなどを混ぜて調味液を作り、炒りごまを混ぜると雰囲気が出る。
ポン酢や白だしも選択肢のうち
歯ごたえのよいつるむらさきのおひたしは、そのほかの調味料でもバリエーションを楽しめる。ポン酢や白だしも使って、夏には頻々とつるむらさきの美味を味わい尽くしたい。
結論
あまりなじみのないつるむらさきであるが、おひたしとして調理するのは非常に簡単である。全体的に肉厚の野菜であるので、火の通りをうまく調節するのが美味しく食べるコツである。時短のために電子レンジを使用したり、めんつゆや市販の調味料で味付けをするなど、気軽に楽しめるのも嬉しい。栄養価も高いというつるむらさき、ぜひ夏のスタミナ源として美味しく食べたいものである。
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