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どじょう豆腐の気になる歴史!発祥の地や由来を掘り下げる

どじょう豆腐の気になる歴史!発祥の地や由来を掘り下げる

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年6月28日

どじょうは、うなぎと同等の栄養があり江戸時代には庶民の夏バテ対策として親しまれてきた歴史をもっている。どじょう鍋や柳川鍋のほかにから揚げや甘露煮といった食べ方があるが、そのなかで諸説あるどじょう豆腐という料理について、その歴史や由来などを掘り下げていきたい。

  

1. どじょう豆腐はどんな鍋?地獄鍋と呼ばれる由来

どじょう料理は東京下町の郷土料理として「どじょう鍋」や「柳川鍋」が有名である。そのなかで、どじょう豆腐という料理はご存知だろうか。どじょう豆腐は別名地獄鍋とも呼ばれているものである。
どじょう豆腐とはどのような料理か説明しよう。これは、豆腐と一緒に生きたどじょうを鍋に入れ火にかけるという少々残酷に思える料理である。しかし、どじょう鍋も生きたどじょうを酒に漬けて酔わせて動きが鈍くなったところをそのまま煮るため、それとさほど変わらない料理ともいえる。
どじょう豆腐の場合は、徐々にお湯が沸いて熱くなってくると、どじょうが熱さから逃れるために、まだ冷たい豆腐の中に入り込むのであるが、次第に豆腐も熱くなってしまうため、そのまま豆腐と一緒に煮あがってしまうということなのである。
このようにどじょうが逃げ惑う姿が、まるで地獄のようだということで地獄鍋とも呼ばれているのだ。そして、豆腐の中にどじょうが入り込むことから、見ためはただの湯豆腐にしか見えないという料理である。

2. どじょう豆腐の話は都市伝説?

ところが、どじょう豆腐は都市伝説ともいわれているメニューなのである。その理由は、実際にどじょう豆腐を作ってみるとわかる。鍋に豆腐と生きたどじょうを入れて火にかけると、どじょうは豆腐に入るどころかお湯の中で逃げ惑い、やがてそのまま死んでしまうのだ。
では、なぜこのような料理が広まったのだろうか。中国の紅河県民族文化叢書のなかに民族飲食という飲食文化について書かれている叢書があるが、このなかに「泥鰍鑚豆腐=どじょう豆腐」が記されているのである。
また、日本でも大分県の中南部で伝承されている民話で吉四六という主人公のとんち話があるが、この中にもどじょう豆腐が登場するのだ。
このような料理が生まれることになったきっかけは、その昔、中国では僧侶は肉を食べてはいけないという戒律があった。当然、魚肉も禁止されていたために、どうしても魚が食べたい思いから、見ためが湯豆腐であるどじょうが入り込んだ、どじょう豆腐を考案したといわれているのである。

3. どじょう豆腐はどこで食べられる?

さすがに都市伝説といわれているメニューであるため、どうやら日本の老舗どじょう料理専門店や、中国でもどじょう豆腐を食べることができる店はないようである。
前述したように、実際に作ってみてもどじょうは豆腐に入り込むことはない。あらかじめ豆腐にストローなどを使って穴を開けておくと入り込むこともあるようだが、そうすると逆に火が通りにくくなってしまう。そのため、むしろ美味しくないというのだ。
残念ながらどじょう豆腐を提供している店はないが、東京下町の郷土料理であるどじょう鍋は、生きたどじょうをまるごと煮るため、豆腐が入っていないだけで同じような料理である。
ほかにどじょうがメインの鍋料理として挙げられるのは、柳川鍋だ。こちらは基本的に開いたどじょうを使用するが、どじょうとささがきごぼうを煮て卵でとじたものである。これらの鍋料理に豆腐を入れても相性としては何ら問題ないため、どじょうと一緒に豆腐を食べたい人は、このようにして作ってみるのがおすすめだ。
どうしても、どじょう豆腐にして食べたければ、あらかじめどじょうを煮て豆腐に突き刺す以外に方法はない。

結論

どじょう豆腐は日本だけでなく、中国でも古くからいい伝えられている料理である。そのため、このような料理が存在しそうではあるが、どじょう豆腐というメニューを掲げている店はない。さらに、実際に作っても豆腐にどじょうが潜り込むことはないので、都市伝説として面白く捉えておくのがよいだろう。
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  • 更新日:

    2021年6月28日

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