1. ホタルイカが破裂しない茹で方のコツ

ホタルイカを茹でる際の失敗の原因の多くは、破裂してしまうことにある。破裂させないようにするには、どのようなコツがあるのだろうか?
破裂する理由は温度にあり
ホタルイカを茹でて破裂したような状態になるのは、茹でるお湯の温度が原因だ。ホタルイカを茹でる際は、70℃くらいのお湯で茹でるのがよい。沸騰したお湯で茹でると内臓が爆発してしまうおそれがあるので、煮立てたお湯で茹でるよりも70℃くらいをキープして茹でるのがおすすめだ。また、ホタルイカは食中毒などを起こすおそれのある旋尾線虫対策として中心温度が60℃以上になるよう茹でることで、食中毒を防ぐことができる。
ホタルイカが茹で上がった合図は?
ホタルイカを70℃ほどのお湯で茹でて、ホタルイカが膨らんできたら茹で上がった合図だ。湯からあげて、冷水に取って粗熱を取るといいだろう。
2. ホタルイカの茹で方

ホタルイカは茹でる温度のほかにもコツをおさえておくと、美味しくてプリプリのホタルイカが茹で上がる。おさえておきたいホタルイカの茹で方のポイントを紹介しよう。
下処理は必要?
ホタルイカは茹でる前に一度洗っておくのがおすすめだ。この際、軽く洗うだけで茹でることも可能だが、ホタルイカの目玉や口が気になる人は、事前に取っておくことも可能だ。この作業は、茹で上がってから行うこともできるので、好みに合わせて行うといいだろう。
茹で方
ホタルイカを茹でる際は、まず大きめの鍋にお湯を沸かす。そこに塩を溶かして、茹でていく。お湯の温度は70℃くらいを目安に行おう。あとは、ホタルイカが膨らんできたら取り上げて冷ましたら完成だ。あまり長時間茹でてしまうと破裂するおそれが出てくるので注意したい。
3. 茹で方をマスターしてホタルイカを美味しく味わう

美味しく茹で上がったホタルイカはどのようにして食べるのがよいのだろうか。おすすめの食べ方をいくつか紹介する。
和え物
茹でたホタルイカの定番の食べ方といえば、和え物だ。その中でも酢味噌和えは有名で、酢味噌の味わいが茹でたホタルイカをより美味しくしてくれる。酢味噌和え以外にも白和えやわさび醤油和え、マヨネーズで和えるのもいいだろう。ホタルイカは、どんな味付けでも美味しく食べられるのが魅力だ。
炒め物
茹でたホタルイカは、炒め物にも使うことができる。じゃがいもとともにバター醤油で炒めたり、野菜と一緒にガーリックバターで炒めたりするのもいいだろう。ホタルイカはパスタの具材としても相性がいい。ペペロンチーノなどシンプルなパスタの具材として使用すれば、ホタルイカの旨みがパスタのアクセントになってくれる。
煮物
ホタルイカは煮物にしても美味しい。甘辛く煮たり、洋風にトマトで煮込むのもいいだろう。和風でも洋風でも美味しく味わえるのもホタルイカの魅力だ。ホタルイカは調理法によってメインのおかずにもなる万能な食材だといえるだろう。
4. 生食はNG!寄生虫に注意
ホタルイカには、旋尾線虫(せんびせんちゅう)が寄生しているおそれがある。食中毒など思わぬ症状を招くおそれがあるため、生食は原則NGと覚えておこう。なお旋尾線虫は糸くずのような見た目の、体長5〜10mmほどの寄生虫である。「100℃以上のお湯で30秒以上」また「中心温度が60度以上になるまで」加熱することを心がけよう。加熱処理さえきちんとすれば、安心して食べられる。
結論
ホタルイカを茹でる際は、お湯の温度を70℃くらいに保つことで破裂することを防ぐことができる。また、茹ですぎてしまっても破裂することがあるので注意したい。茹でたホタルイカはさまざまな料理に活用できるので、生のホタルイカがたくさん手に入ったら、とりあえず茹でてみるのがおすすめだ。茹でたホタルイカは、目や口が気になる場合は、取り除くことでより食感よく味わうことができるだろう。
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