目次
1. 初心者向けスパイスカレーのコツとは

スパイスカレーに使用されるスパイスの種類は非常に多く、何十種類も組み合わせて作られるものもある。しかし、最初から大量のスパイスを揃える必要はない。
スパイスカレーは4つのスパイスで作れる
スパイスの組み合わせ方や配合の仕方が幾通りもあるのが、スパイスカレーの奥深さだ。しかし、基本的には次の4種類のスパイスを用意すれば美味しく作れる。
- コリアンダー:パクチーの種を乾燥させたもの
- ターメリック:黄色い色素が特徴的なスパイス
- クミン:カレーの香りや風味の中核となるスパイス
- チリペッパー(レッドチリ)もしくはカイエンペッパー:唐辛子の粉末
いずれもスーパーの香辛料コーナーに陳列されており、気軽に購入できる。まずはこの4種類を使った作り方を覚え、慣れてきたら好みでほかのスパイスを加えるとよいだろう。
作り方のコツはスパイスを炒めること
美味しいスパイスカレーの作り方のコツは、最初の段階でスパイスや食材を炒めておくことだ。スパイスに油を吸わせながら炒め合わせることで、香りが引き出され風味のよいカレーになる。
2. 4つのスパイスで簡単!スパイスカレーの基本の作り方

では、4種類のスパイスを使用した基本のスパイスカレーの作り方を見ていこう。
材料
鶏もも肉、玉ねぎ、トマトピューレ(ホールトマトや生トマトでもよい)、にんにく、生姜、塩
パウダースパイス(コリアンダー、ターメリック、クミン、チリペッパー)、油、水
スパイスカレーペーストの作り方
玉ねぎを薄切りかみじん切りにし、油をひいた鍋で飴色になるまでじっくりと炒める。すりおろしたにんにくと生姜、トマトピューレを加えて炒め合わせ、スパイスと塩を加え、弱火で2分ほど炒めよう。スパイスの香りが立ちまとまりが出てきたら、カレーペーストの完成だ。ホールトマトや生トマトを使用する場合は、スパイスを炒めたあとに加えるとよい。
スパイスカレーの仕上げ
カレーペーストができたところに、一口大に切った鶏肉を入れる。カレーを鶏肉に絡めながら、弱火~中火で鶏肉の色が白っぽく変わるまで炒めよう。水を加えて強火で沸騰させ、中火に切り替えてふたをせずに15分ほど煮込む。好みで香草を加えてさらに煮込んだり、仕上げに少量の砂糖や黒こしょうを加えたりと、作り方をアレンジしても美味しい。
3. ヨーグルトでお肉柔らか!バターチキンスパイスカレーの作り方

基本の作り方をおさえたら、少し手間をかけたスパイスカレーに挑戦してみよう。鶏肉をヨーグルトに漬けて作るバターチキンスパイスカレーの作り方を紹介する。
ヨーグルトとスパイスに鶏肉を漬ける
無糖ヨーグルトに塩とターメリックを加えたものに一口大に切った鶏肉を漬け込み、30分~1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。
おすすめのスパイス
基本の4種類のスパイスに加え、好みでガラムマサラ、パプリカ、カルダモン、クローブなどを使用すると美味しい。スパイスカレーペーストは、バターを溶かした鍋で玉ねぎを炒めたら、基本の作り方と同様の手順で作ろう。
ヨーグルトごと鶏肉を煮込む
スパイスカレーペーストができたら、鶏肉を漬けダレごと加えてよく混ぜ合わせる。塩と砂糖で調味し、弱火~中火で煮込もう。生クリームとバターを加えてさらに煮込んだら完成だ。
4. 本格派!キーマのスパイスカレーの作り方

切る手間のないひき肉を使ったキーマカレーも、スパイスカレー初心者におすすめだ。本格的な味でありながら簡単に作れる、キーマスパイスカレーの作り方を紹介しよう。
玉ねぎと合いびき肉を炒める
油をひいた鍋にみじん切りにした玉ねぎ、にんにく、生姜を入れて炒める。玉ねぎに火が通ったら牛豚合いびき肉を加えてさらに炒める。好みでなすや人参、セロリなどを刻んで加えてもよい。
スパイスカレーペーストを作る
基本のスパイスをベースに好みのスパイスを配合したものを加え、炒め合わせながらスパイスカレーペーストを作る。
トマトと水を加えて煮込む
生トマトかホールトマトを潰しながら加え、水を注ぎ煮込む。塩や醤油、またはコンソメで味を調える。また、ヨーグルトを少量加えるとまろやかになる。
作り方のポイント
煮込み時間は10分ほどが目安だが、水分がなくなるまで煮詰めるのが美味しい作り方のポイントだ。また、ひき肉を粗めにほぐし、野菜に火を通し過ぎないようにすると、食べごたえのあるスパイスカレーになる。
結論
スパイスカレーを初めて作るときは、まずは4種類のスパイスから始めるのがおすすめだ。チキンカレーもキーマカレーも、作り方は意外と難しくない。スパイスをしっかりと炒めて香りを引き出し、美味しいスパイスカレーを作ろう。
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