【チキンスパイスカレー】の作り方３選！簡単、本格で美味しい！

スパイスを使用したチキンカレーにはさまざまな作り方があるが、まずは基本的なチキンスパイスカレーの作り方を紹介しよう。

鶏肉（もも肉かむね肉、好みのもの）、玉ねぎ、トマトピューレ（もしくはホールトマトや生トマト）、にんにく、生姜、塩、サラダ油、水

パウダースパイス（クミン、コリアンダー、ターメリック、チリペッパーもしくはカイエンペッパーをベースに、好みのものを配合）

薄切りかみじん切りにした玉ねぎを、油をひいた鍋で炒める。飴色になるまで弱火～中火でじっくりと炒めたら、すりおろしたにんにくと生姜を加える。さらにトマトピューレを加えて炒め合わせよう。ホールトマトや生トマトの場合は水分をしっかり飛ばしながら炒める。

あらかじめ合わせておいたスパイスと塩を加え、油となじませながら弱火で2分ほど炒めペースト状にする。

好みの大きさに切った鶏肉を加え、スパイスカレーペーストを絡めながら炒める。鶏肉の色が変わったら、水を加え一度沸騰させてから中火にして15分ほど煮込む。ごはんにかけるか、パン、ナンなど好みのものを添えて食べよう。

スパイスは香りを引き出すために、油を含ませながらしっかりと炒めよう。また、玉ねぎをじっくり炒めてから煮込むことで、スパイスカレーにコクや深みが出る。煮込む際は鍋のふたをしないで煮詰めるようにすると、ほどよく水分が飛んで美味しくなる。鶏肉は大きめにカットすると食べごたえのあるチキンスパイスカレーに仕上がる。

鶏肉をそのまま炒めて煮込むチキンスパイスカレーも美味しいが、ひと手間加えることでより柔らかくジューシーなチキンに仕上げることができる。とくに鶏むね肉を使う場合におすすめなのが、チキンティッカマサラだ。

チキンティッカとは、ヨーグルトとスパイスを混ぜ合わせたマリネ液に鶏肉を漬け込んで焼いた、タンドリーチキンの一種である。骨なしのチキンを一口大に切り、串に刺してから焼いている点が特徴的だ。マサラはカレーを指すため、チキンティッカ入りのカレーという意味の料理である。

一口大に切った鶏肉を、ヨーグルトとスパイス（カレー粉でもよい）、塩を合わせたマリネ液に漬けてもみ込み、冷蔵庫に1時間以上置く。油をひいたフライパンにマリネ液ごと鶏肉を入れ、焼き色が付くまで炒める。さらにふたをして強火で中心部まで火を通しながら水分を飛ばす。

チキンティッカマサラは、基本のスパイスカレーに生クリームを加えてまろやかに仕上げるのが一般的だ。またカシューナッツペーストやパプリカを加えると、より美味しい。カレーができたらチキンティッカを加えて弱火で5分ほど煮込もう。

スリランカのチキンスパイスカレーは、ココナッツミルクを使用しマイルドに仕上げられているため、辛いのが苦手な場合でも比較的食べやすい。また、ごはんとカレー、数種類の副菜をワンプレートに盛り付けるスタイルが特徴的だ。

スリランカのチキンスパイスカレーには、スパイスとともにカレー粉を使用する。基本のチキンスパイスカレーと同様に、玉ねぎ、トマト、にんにく、生姜を炒めたところに、チリペッパー、ターメリックとカレー粉を混ぜ合わせたものを加え、カレーペーストを作ろう。最初にカルダモンの粒やカレーリーフなどを炒めて香りを出しておくと、さらに本格的な味になる。また、炒め油にはココナッツオイルを使用するとより現地の味に近付く。

カレーペーストができたら、好みの大きさに切った鶏肉を加えて炒め、水、塩を加え弱火で煮込む。20分ほど煮たらココナッツミルクを加え、さらに10分ほど煮よう。皿にごはんと好みの副菜を盛り付け、カレーをかけたら完成だ。

チキンスパイスカレーは、炒め玉ねぎのコクや鶏肉の旨味がスパイスと調和し、食欲をそそる。基本の作り方を覚えておけば、チキンティッカマサラやスリランカカレーへのアレンジも決して難しくない。スパイスの調合を変えて風味の違いを楽しむのもおすすめだ。