1. 前菜はフレンチでは「オードブル 」や「アントレ」と呼ばれる

フレンチを食べに行くと前菜のことをオードブル、またはアントレと呼んだりする。しかし、オードブルとアントレの意味を知らない人も多いだろう。この2つの言葉にはどんな意味があり、どう違うのか。ここではフレンチで使われるオードブル、アントレについて説明していこう。
オードブルとアントレの違いは?
フレンチに詳しい人なら知っているオードブルとアントレ。オードブルとはもちろん、フレンチメニューに使われているだけあり、フランス語だ。実はオードブルというフランス語は料理の種類ではない、メニュー以外の料理という意味なのだ。つまり提供される予定のコース料理以外のものをオードブルと呼ぶのである。実は昔のフランス料理は一番最初に出される料理はスープだった。そのスープよりも先に出される、コース以外の料理がオードブルなのだ。しかし、いま日本語で前菜と呼ばれる料理はオードブルとは呼ばず、アントレと呼ぶことが多い。入口という意味があるフランス語のアントレは、一般的には前菜のことである。しかし気を付けなければいけないのが、北米での意味合い。フレンチでは前菜でも北米ではメインディッシュの意味があるのだ。
2. 簡単に作れる前菜:自宅でフレンチ

自宅でフレンチの前菜が作れたら、休日に豪華な食卓を飾ることができる。また、ゲストも呼ぶことができ、料理上手だと思われることも。そこでここでは、手軽に作れるフレンチの前菜をいくつか紹介していこう。
サーモンタルタルのフレンチ前菜
フレンチの前菜でおすすめなのが、サーモンと野菜を細かく切ってドレッシングで和えたもの。きゅうりや玉ねぎとサーモンをフレンチドレッシングで和えれば見ためにも美味しい前菜のできあがりだ。
タコのマリネのフレンチ前菜
フレンチの前菜といえばマリネ。タコなどの食感がある海鮮を使えば、作りやすく食べごたえのある前菜を楽しむことができるのだ。マスタードソースで絡めたタコとフレッシュなグレープフルーツを合わせれば、とにかくオシャレな一品に仕上がる。
エビのカクテルソースのフレンチ前菜
彩りにもこだわりたいが、料理初心者という人におすすめなのがこちら。エビとアボカドなどを混ぜ、作ったソースをかけて食べるだけ。エビの赤みとアボカドのグリーンのコントラストが見た目もキレイだ。
3. 前菜の美しい盛り付け方:自宅でフレンチ

フレンチを自宅でふるまう際、せっかく作った前菜を活かすのが盛り付けだ。盛り付け次第で前菜の見え方も変わるフレンチは、できるだけ美味しく見えるように完成させたい。そこでここでは、フレンチの前菜を手作りする場合に、プロ級の盛り付けができるコツをお伝えしよう。
前菜3つのルール「彩り」
フレンチの前菜の盛り付けには3つのルールがある。そこに気を付ければ誰でも美味しく作ることができるのだ。まずは彩り。フレンチに限らず前菜には彩りを意識するとキレイに仕上がる。黄、白、黒、そして赤や緑の5色入れると鮮やかになる。もしも食材で黒がない場合は、器に使うのもOK。緑は野菜の色で出し、上手く補色を使うなどしてコントラストを出すことに力を入れよう。
前菜3つのルール「高さ」
フレンチの前菜を盛り付ける際、大事なのが高さだ。これは立体感を出すため。たとえば、和食で食べる刺身にはつまがあるが、まさにあの例が立体感である。料理に動きを出すと見栄えがよくなるので、高さが必要なのだ。
前菜3つのルール「バランス」
最後に必要なのがバランスだ。フレンチの前菜を盛り付けるのなら、このバランスも大事である。テリーヌなどはカットした1枚を皿の中央に盛り付け、周りに野菜やソースなどを盛り付ける。このように並べ方や左右対称になっているかなどに気を使うとよいだろう。
結論
ここではフレンチの前菜について、オードブルやアントレの意味合いを解説するとともに、自宅で作るレシピや盛り付けの3つのルールなどをお伝えしてきた。フレンチは実は手軽に作れ、家族にふるまうこともできる。ゲストが来た際にはオシャレな食卓を目指してみてはいかがだろうか。
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