1. 低糖質チョコレートが低糖質である理由

低糖質チョコレートが低糖質である理由をひとことでいえば、砂糖や水あめなど糖質の高いものを使っていないから、ということになるだろう。原料として、砂糖や水あめが使われている低糖質チョコレートがあったとしても、その量は、通常のチョコレートよりも少量に抑えられていると考えられる。
通常のチョコレートには、砂糖や水あめ、乳製品などが大量に使用されている。チョコレートのメインの原料であるカカオは、苦みが強いため、砂糖や水あめを大量に使用しなければ、甘みよりも苦みが勝って、美味しくなくなってしまうからだ。
カカオそのものの糖質はそれほど高くないので、砂糖や水あめの使用を極力抑えれば、低糖質チョコレートを作ることができる。しかし、砂糖や水あめの量を減らせば減らすほど、苦いだけで甘さをまったく感じられないチョコレートになってしまう。
低糖質チョコレートは、メーカーによって原料が異なるが、砂糖や水あめを使用する代わりに、甘味料や糖アルコール(キシリトール、マルチトール)、オリゴ糖などが使用されている。低糖質でありながら、甘さをしっかりと感じ、美味しく食べることができるように工夫して作られている。
2. 低糖質チョコレートの選び方

市販の低糖質チョコレートは、その種類がとても多く、どれを選ぶか迷いやすいことも確かだ。そんな低糖質チョコレートの選び方については、以下のポイントをおさえておこう。
糖質量をチェック
低糖質チョコレートは通常のチョコレートよりも糖質が少ないとはいえ、糖質量は商品によってかなりバラツキがある。どの商品にもパッケージに、糖質量が表示されているので、それらをチェックして選ぶようにしよう。
原料をチェック
人工甘味料、糖アルコール、オリゴ糖など、商品によって、砂糖や水あめの代わりに使用されているものが異なるので、チェックしておこう。
味をチェック
砂糖や水あめの代わりに何が使用されているかによって、チョコレートの風味や味わいが異なってくる。可能であれば、試食して実際に味わってみるのが一番だが、それが難しい場合は、口コミなどの評価をチェックしてみるのも一案だ。
3. 低糖質チョコレートのおすすめ

市販の低糖質チョコレートの中でおすすめをいくつか紹介する。こちらも参考にしていただければ幸いだ。
明治「チョコレート効果カカオ72%」
個包装になっていて、1枚当たりの糖質量は1.6g。緩やかな糖質制限である「ロカボ」では、間食で摂取する糖質量は、10gを上限としている。その場合、間食として6枚は食べられる計算になる。
甘さは控えめだが、チョコレートとして美味しく食べることができる。
甘さは控えめだが、チョコレートとして美味しく食べることができる。
ロッテ「ZERO まろやかなコク」
砂糖ゼロ、糖類ゼロのミルクチョコレート。ただ、糖類ゼロだが糖質ゼロではないので、その点は注意が必要だ。ちなみに1本当たりの糖質量は3.9g。砂糖の代わりにマルチトールなどが使用されていて、甘みをしっかりと感じることができる。マルチトールは、糖として吸収されにくいという特徴がある。
結論
低糖質チョコレートがどのようにして低糖質を実現しているのか?低糖質チョコレートの選び方、およびおすすめの商品をいくつか紹介した。低糖質チョコレートは、いま、ちょっとしたブームになっているので、最寄りのスーパーやコンビニでも手軽に入手することができる。選び方のポイントをおさえたうえで、これはと思えるものを、ひと通り食べてみて、好みの味を見つけてみてはいかがだろう。
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