1. とろみを付けるときに片栗粉の代わりになるものは?

まずは、とろみづけで片栗粉の代わりになるものと、その使い方を紹介しよう。
片栗粉の代わりに米粉を使う
米粉とは、文字通り米を粉にしたものだ。米には約77%デンプンが含まれており、片栗粉の代用としてとろみを付けることができる。片栗粉と同様、水と1:1の割合で溶かして使おう。
しかし、米粉でとろみを付けると、片栗粉よりも白っぽくなってしまうため、素材の色を活かした料理などでは気になってしまうかもしれない。汁物や煮物などの色が濃い料理などであれば、違和感なく使うことができるだろう。また、米粉でとろみ付けるとダマになりやすいため注意が必要だ。直接鍋などに投入すると、固まりができてしまう可能性があるので、別の容器でしっかりと水に溶かしてから使うことがポイントだ。
しかし、米粉でとろみを付けると、片栗粉よりも白っぽくなってしまうため、素材の色を活かした料理などでは気になってしまうかもしれない。汁物や煮物などの色が濃い料理などであれば、違和感なく使うことができるだろう。また、米粉でとろみ付けるとダマになりやすいため注意が必要だ。直接鍋などに投入すると、固まりができてしまう可能性があるので、別の容器でしっかりと水に溶かしてから使うことがポイントだ。
片栗粉の代わりにコーンスターチを使う
コーンスターチとは、とうもろこしのデンプンから作られたもので、見た目も片栗粉とよく似ている。歯切れがよく、冷めても粘度が持続しやすいのが特徴だ。ブラマンジェやプリンなどのお菓子に使われることが多い。代用方法は、片栗粉と同じように1:1の水で溶かし、料理の仕上げに加えてとろみを付けていく。片栗粉に比べて白く濁ることがあり、少し粘度が低いということを頭に入れておいてほしい。
片栗粉の代わりに白玉粉を使う
甘いお菓子に使われるイメージが強い白玉粉だが、料理にとろみを付けるのにも最適だ。もち米が原料である白玉粉でとろみを付けると、片栗粉にはない甘さや旨みが加わる。さらに、片栗粉のように分離することなく、ダマになりにくいのも特徴だ。水と1:1の割合で溶いて使おう。見た目は白く濁った感じに仕上がるが、料理に濃厚なとろみがでるので試してみてほしい。
2. 揚げ物の衣付けで片栗粉の代わりになるものは?

ここでは揚げ物の代表として、唐揚げを作るときの衣付けの際に、片栗粉の代わりとなるものとその使い方をみていく。
片栗粉の代わりに小麦粉を使う
揚げ物の衣付けに小麦粉を使うと、揚げたてはサクサクとしているが冷めるとしっとりとした食感になる。使い方は、味付けをして水気をきった鶏肉に、小麦粉を全体的にまぶしつけ、油で揚げていくとできあがる。
片栗粉の代わりに天ぷら粉を使う
天ぷら粉で代用するときは、しっかりと衣付けをするとサクサクに仕上がる。天ぷら粉に水と醤油、コンソメを入れて混ぜ、衣を作ろう。下味を付けた鶏肉に、衣をしっかりと付け、揚げると完成だ。
片栗粉の代わりにもち粉を使う
もち粉で作った唐揚げは、「モチコチキン」と呼ばれ、ハワイでB級グルメとして人気を集めている。もち粉の唐揚げは、竜田揚げのようにサクサクとした食感に仕上がるのが特徴。時間が経ってもサクサク感が続くので、弁当にもぴったりだ。使い方は、バットに下味を付けた鶏肉を並べ、全体にまんべんなくもち粉をまぶしていく。揚げ油でこんがりときつね色になるまで揚げると、モチコチキンのできあがりだ。
片栗粉の代わりにコーンスターチを使う
コーンスターチは、片栗粉よりも粒子が細かいため衣が薄付きになり、油切れがよい。カラッと軽い食感に仕上がるのが特徴だ。下味を付けた鶏肉に、コーンスターチをまぶして油でカラッと揚げよう。
3. 糖質制限中に片栗粉の代わりに使えるものは?

片栗粉の特徴のひとつとして、糖質が高いことが挙げられる。一般的に糖質が高いといわれている小麦粉よりも、片栗粉のほうが高糖質だ。つまり、糖質制限をしている人は、片栗粉を使用することはおすすめできない。そこで、糖質制限中の人に向いている、片栗粉の代わりに使えるものを紹介していく。
片栗粉の代わりにサイリウムを使う
サイリウムとは、オオバコから取れる天然の水溶性食物繊維のことだ。天然植物であることから、糖質が低く糖質制限に向いている。少量でとろみがつくので、様子を見ながら少しずつ加えるのがポイントだ。入れすぎに注意しよう。
片栗粉の代わりにおからパウダーを使う
片栗粉の代わりとして、おからパウダーをとろみ付けや唐揚げの衣などに使うことができる。おからパウダーの糖質は、片栗粉と比べものにならないくらい低いため、糖質制限にとてもおすすめだ。
おからは、豆腐を作る工程で豆乳をしぼった際に出るカスのことをいう。そして、そのおからを乾燥させたものがおからパウダーだ。大豆の栄養成分が凝縮されており、食物繊維が豊富なのが特徴。また、腹の中で膨らむ性質なので、少量で満腹感を得られるのだ。
唐揚げで片栗粉の代用として使う方法は、味付けした鶏肉の汁気を切り、おからパウダーをまんべんなくまぶして油で揚げるだけ。サクサクでいつもとは違った食感が楽しめるだろう。
おからは、豆腐を作る工程で豆乳をしぼった際に出るカスのことをいう。そして、そのおからを乾燥させたものがおからパウダーだ。大豆の栄養成分が凝縮されており、食物繊維が豊富なのが特徴。また、腹の中で膨らむ性質なので、少量で満腹感を得られるのだ。
唐揚げで片栗粉の代用として使う方法は、味付けした鶏肉の汁気を切り、おからパウダーをまんべんなくまぶして油で揚げるだけ。サクサクでいつもとは違った食感が楽しめるだろう。
片栗粉の代わりにとろみのある食材を使う
なめこやおくらなどのとろみのある食材でも、片栗粉の代用ができる。たとえば、なめこを細かく刻み、食材に加えることでとろみが付く。このとき、なめこを強く洗いすぎるとぬめりが落ちてしまうので、洗いすぎに注意しよう。おくらは、切ってマーボー豆腐やスープに入れることでとろみが付く。種のつぶつぶとした食感を楽しむことができるので、試してみてほしい。
結論
片栗粉の代わりとして使えるものは、意外とたくさんある。片栗粉がなかったり足りなかったりしても、もしかすると自宅に代用できるものがあるかもしれない。また、この記事を読んで、気になるものや自宅で余っているものなどがあれば、ぜひ一度試してみてほしい。
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