1. 軟骨の唐揚げのカロリーの目安

軟骨の唐揚げのカロリーは、食べる量や使う調味料などによって異なる。しかし、軟骨を100g使って作る場合は、揚げる前のカロリーは115kcal程度となる。また、揚げたあとのカロリーは181~204kcal程度(吸油率6~8%)になると考えられる。(※2)以下にカロリーの内訳をまとめておく。
軟骨の唐揚げ(1人前)のカロリーの内訳
・軟骨(100g):54kcal
・片栗粉(15g):51kcal
・各種調味料:10kcal
・片栗粉(15g):51kcal
・各種調味料:10kcal
2. 軟骨の唐揚げで摂れる主な栄養素

軟骨の唐揚げのメイン食材は「鶏軟骨」である。コリコリとした食感が特徴的な食材ではあるが、軟骨にはたんぱく質、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ナイアシンやパントテン酸などのビタミンB群が含まれる。ここでは、そんな軟骨の唐揚げで摂れる主な栄養素を確認しておこう。
1.たんぱく質
鶏の軟骨は、たんぱく質を100gあたり12.5g含んでいる。たんぱく質は筋肉・臓器などを構成する栄養素であり、体調を整えたり、身体を動かしたりするのにも欠かすことができない。(※3)成人男性(18~64歳)の場合、推奨量は65g、目標量は1日のエネルギーの13~20%である。(※4)
2.ミネラル類
鶏の軟骨は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラル類も含んでいる。例えば、カリウムは100gあたり170mg、カルシウムは47mgとなっている。これらのミネラル類は体内では合成できないため、食品からバランスよく摂取するのが望ましい。(※3)
3.ビタミンB群
鶏の軟骨は、少量ではあるがビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンK、ビタミンCなどのビタミン類も含んでいる。特に多いのはビタミンB群であるナイアシン(3.6mg/100g)とパントテン酸(0.64mg/100g)である。ビタミン類も基本的には体内で合成できないため食品から摂る必要がある。(※3)
3. ほかの唐揚げの部位とのカロリー

一般的に軟骨の唐揚げのカロリーは低いように思えるが、他の部位に比べるとどれくらい違うのだろうか。ここでは、唐揚げに使われることが多い部位別の100gあたりのカロリーをまとめておく。
唐揚げに使われる部位のカロリー比較
・もも肉:190kcal
・むね肉:133kcal
・手羽:189kcal
・ささみ:98kcal
・砂ぎも:86kcal
・むね肉:133kcal
・手羽:189kcal
・ささみ:98kcal
・砂ぎも:86kcal
4. 市販の軟骨の唐揚げのカロリー

軟骨の唐揚げは一般的なスーパーやコンビニエンスストアなどでも売られている。さまざまな種類があるため、ここでは代表的な軟骨の唐揚げのカロリーをまとめておく。
食品メーカーの軟骨の唐揚げのカロリー
・ニチレイフーズ(今日は家飲み なんこつ唐揚げ):142kcal/60g
・味のちぬや(レンジで簡単!!とりなんこつから揚げ):342kcal/90g
・イオン(トップバリュ スパイシー鶏なんこつの唐揚げ):204kcal/60g
・味のちぬや(レンジで簡単!!とりなんこつから揚げ):342kcal/90g
・イオン(トップバリュ スパイシー鶏なんこつの唐揚げ):204kcal/60g
コンビニエンスストアの軟骨の唐揚げのカロリー
・セブンイレブン(鶏のなんこつ揚げ):175kcal/1商品
・ファミリーマート(鶏軟骨から揚げ(塩レモン)):264kcal/1袋
・ローソン(鶏軟骨の唐揚げ):283kcal/1パック(70g)
・ファミリーマート(鶏軟骨から揚げ(塩レモン)):264kcal/1袋
・ローソン(鶏軟骨の唐揚げ):283kcal/1パック(70g)
5. ヘルシーな軟骨の唐揚げの作り方

軟骨の唐揚げはほかの唐揚げに比べるとヘルシーといえる。しかし、ダイエットやカロリー制限などをしている人にとっては、揚げ物であるためカロリーが気になるだろう。そこで少しでもカロリーを抑えるために、「揚げない軟骨の唐揚げ」の作り方を紹介しておこう。
揚げない軟骨の唐揚げの作り方・手順
1.醤油やすりおろしニンニクなどを混ぜ合わせる
2.(1)の調味料に軟骨を入れてよく揉み揉む
3.下味をつけた軟骨に片栗粉をまぶす
4.テフロン加工のフライパンに入れて炒める
5.全体がきつね色になったら唐揚げの出来上がり
2.(1)の調味料に軟骨を入れてよく揉み揉む
3.下味をつけた軟骨に片栗粉をまぶす
4.テフロン加工のフライパンに入れて炒める
5.全体がきつね色になったら唐揚げの出来上がり
結論
軟骨の唐揚げは、鶏肉の唐揚げのなかでも比較的ヘルシーといえる。しかし、揚げ物であるため脂質や塩分を多く含むため、食べ過ぎには注意したほうが良いだろう。もし軟骨の唐揚げをヘルシーに食べたいなら、ここで紹介したような「揚げない軟骨の唐揚げ」を作ってみてはいかがだろうか。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:京丹後市「揚げ物の種類によって違う吸油量」
https://www.city.kyotango.lg.jp/material/files/group/25/oil.pdf - ※3:e-ヘルスネット「トップページ」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/ - ※4:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
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