目次
1. コールドブリューの基本

まずは、コールドブリューの基本について知っていこう。
コールドブリューとは?
コールドブリューとは、コーヒーの抽出方法のひとつである。「COLD(コールド)=低温」、「BREW(ブリュー)=抽出」という名前のとおり、お湯ではなく水で抽出する方法だ。
コールドブリューの特徴
抽出器具によって異なるが、コールドブリューは、約8~12時間かけてじっくりコーヒーのエキスを抽出するのが特徴だ。コールドブリューコーヒーは、苦みが少なく、まろやかでクリアな味わいになる。
コールドブリューコーヒーは、コーヒーが苦手な人にも人気が高い。スタバでは、コールドブリューコーヒーをアレンジした「コールド ブリュー レモネード」や「コールドブリュー コーヒー フラペチーノ®」を味わえる。ファミリーマートでは、K-POPアーティストBTS(防弾少年団)とのコラボ商品としてコールドブリューコーヒーを使ったドリンクが販売されており、近年日本でもコールドブリューの人気が高まっている。
2. ホットブリューやアイスコーヒーなどとの違い

ここでは、コールドブリューと混同しやすい「ホットブリュー」「アイスコーヒー」「ダッチコーヒー」それぞれとの違いを解説する。
ホットブリューとの違い
コーヒー豆にポットのお湯を注ぐハンドドリップ製法を、ホットブリューとも呼ぶ。ホットブリューはお湯を使い、コールドブリューは水を使うため、できあがったコーヒーは温度が異なる。
コーヒーに含まれるカフェイン量に大きな違いはないが、コーヒー豆の酸は、熱を加えるほど変化する。ホットブリューで淹れたコーヒーのほうが、苦みや酸味が強くなるとされている。
コーヒーに含まれるカフェイン量に大きな違いはないが、コーヒー豆の酸は、熱を加えるほど変化する。ホットブリューで淹れたコーヒーのほうが、苦みや酸味が強くなるとされている。
アイスコーヒーとの違い
アイスコーヒーは、コールドブリューコーヒーと並べてしまえば同じように見える。しかし両者は、根本的な作り方が異なる。アイスコーヒーは、ホットブリューで淹れたコーヒーを氷で冷やしたものだ。同じような冷たいコーヒーでも、アイスコーヒーのほうが苦みや酸味を感じやすい。
ダッチコーヒーとの違い
ダッチコーヒーとコールドブリューコーヒーは、どちらも「水出しコーヒー」と呼ばれるが、水出しの方法が異なる。コールドブリューコーヒーの水出し方法は、水出し麦茶のボトルをイメージしてほしい。水にコーヒー豆を直接浸して、エキスを抽出するのだ。一方、ダッチコーヒーは専用器具を使って点滴のように1滴ずつ抽出する。
3. コールドブリューコーヒーの基本的な作り方

コールドブリューは、豆とボトルさえあれば、家庭でも簡単に行うことができる。コールドブリューコーヒーの実際の作り方を学んでいこう。
コールドブリューコーヒーの作り方・手順
- コールドブリューに合う豆を用意する(浅煎り~中煎り、中挽きのものがおすすめ)
- ポットに豆を入れる(専用のジャグ、または麦茶ポットとお茶パックでも代用可能)
- 豆1:水10の割合で水を注ぐ(軟水のミネラルウォーター、または湯冷ましがおすすめ)
- 冷蔵庫で保管する(基本は8時間程度だが、抽出器具によっては12時間推奨の場合も)
4. 市販のおすすめコールドブリュージャグ3選

コールドブリューは、麦茶ポットのように家庭にあるものでも行えるが、せっかくなら専用のコールドブリュージャグも使ってみたい。ここでは、おすすめの市販のコールドブリュージャグを紹介する。
その1.HARIO「コールドブリュー コーヒージャグ」
シーンやインテリアを問わないシンプルなデザインと、洗いやすい構造が特徴のガラス製のコールドブリュージャグだ。冷蔵庫に入れ約8時間待つだけで、雑味や渋みのないマイルドなコーヒーが楽しめる。
その2.TAKEYA「水出し専用コーヒージャグ」
TAKEYAの「水出し専用コーヒージャグ」は、割れにくい樹脂製のコールドブリュージャグ。ネジタイプの注ぎ口は密封性が高いため、コーヒーの風味を損ないにくいのが特徴だ。広口設計で、お手入れがしやすいのも嬉しいポイント。
その3.KINTO「コールドブリューカラフェ」
コーヒーだけでなく、紅茶やハーブティーもコールドブリューで楽しみたい人におすすめなのが、KINTO「コールドブリューカラフェ」。メッシュのフィルターは、細かな茶葉やコーヒー豆が出るのを防いでくれる。自動で開閉するうえに、360度どこからでも注げる。使い勝手をとことん追求されたコールドブリュージャグだ。
5. 市販のコールドブリューコーヒー2選

最後に市販のコールドブリューコーヒーを紹介する。各メーカーのこだわりがつまったスッキリとした味わいをお試しあれ。
その1.UCC「Cold Brew」
飲んだあとの香りの広がりまで追求したUCC「Cold Brew」。味わいだけでなく、上質な香りも楽しめるコールドブリューコーヒーだ。ブラックのほか、甘酸っぱいレモンが香るレモネード味もある。
その2.ALAMEDA「SIMPLE BLACK」
ALAMEDA「SIMPLE BLACK」は、特殊な製法で、いままでにない喫茶店の淹れたての風味を再現。南米、中南米のハイグレードのコーヒー豆を使ったフレッシュな味わいが特徴のコールドブリューコーヒーだ。スタイリッシュなデザインのボトルはオシャレなだけでなく、飲み口が広くなっており芳醇なアロマを楽しみやすい。
結論
じっくり時間をかけて、コーヒー豆や茶葉の旨みを引き出すコールドブリューは、家庭でも簡単に行うことができる。コールドブリューコーヒーは、苦みや酸味が少なくすっきりとした味わいが特徴だ。コーヒー好きの人はもちろん、コーヒーが苦手な人にもぜひ楽しんでほしい。
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